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2007/05/12

車の中で吠える私

大学へは、昨日大学に残して行った車を拾うためだけに向かったつもりだった。そうしたら、私の研究室の前の教室で、教育実習に向かう四回生が自主的に「模擬授業」をするという。これは通り過ぎるわけにはいかない。二人の導入の10分を見る。そして、指導。まだ実習には時間があるので、大きな課題を与える内容で行う。しっかりな。

            ◆

窓を閉めて研究室を出ようと思ったら、中庭の禁煙場所で煙草を吸っているのを目撃。
(ったくもう、ここから注意か?)
とも思ったが、目撃しておいてスルーすのはいかん。五階から下に向かって
「そこは煙草を吸うところではないぞ」
と指導。あわてて消す学生。
指導への返事が適当な感じもしたが、あれだけ大勢の前で怒られているのだから、ま、今回は許す。

            ◆

午後から、樟葉西中学校の校内研修会に参加させて頂く。西川純先生が、講師をされる。無理を言って参加させて頂いた。研究授業を受けて校内研修会。いろいろな感想が出て、それを西川先生がバッサリと切りながら、学び合いの理論と実践について語られる。

おそらく、その場にいた先生方は目から鱗が何枚も落ちたことだろう。だって、今までの学習指導を根底から覆すわけだから。

樟葉西中学校の校長先生は若い。46歳で校長になられて今年50歳だとか。私も今までに敬愛できる校長に何人も出会っているが、初対面にしてそのオーラを感じさせてもらう校長先生であった。

校長になったらあがりで、その後自分が校長会でどのぐらいのポジションになれるかを考えるだけの校長もいるという噂を聞いたことがあるが、この校長先生は違った。前に進むことを求めている。それが分かる。

職員集団は、良い意味で
(この校長が言うなら、まあ、仕方がない、進むか)
という感じ。
それが研修会での質問の数の多さに現れていた。半分けんか腰の若手教員もいれば、熟慮の上言葉を選びつつ自分の今までの実践に寄り添いながら発言する先生もいた。そんな発言を引き出している西川先生、校長先生、そして職員集団。その瞬間にいる喜びをビシビシ感じていた。

その校長先生と西川先生が、研修会の最後でシンポジュームのように、または一対一でぶつかるように意見を交換し、授業というものの可能性を探っていた。とてもスリリングであった。

             ◆

校内研究会が終わってから校長室で歓談していたところ、その後の飲み会にもお誘いを受けた。
(いいんだろうか?)
と思いながら
(ありがたい)
と思って、喜んで参加させてもらった。

ウーロン茶5杯で楽しく食事。
お酒飲まなくても飲み屋で大丈夫なんだと初めて知った夜。

             ◆

そしてこの飲み屋で、歴史が動く瞬間に立会った。
こんなことなかなかないよなあと思いながら、
(うっしゃあ。授業だ授業。研究だ研究)
と一人盛り上がっていた。

             ◆

京都のホテルに宿を取った西川先生を車で送る。
全然アルコールは飲んでいないのに、ちょっと上気した私は何かに酔って感じであった。

勢いで、琵琶湖を見て頂こうと思った。
高速を降りて161号を走り、西大津まで足を伸ばした。
そして、人生初の琵琶湖に触って頂いた。
私の感謝の気持ちである。

            ◆

その後、駅前のホテルまで再び車を走らせ、お別れする。
なんとも充実した一泊二日であった。
「うっしゃあ。授業だ授業。研究だ研究」
と自宅に向かう車の中で吠える私であった。

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コメント

樟葉西中学校のHP拝見しました。HPから素晴らしい実践をしている学校であることがビシバシ伝わってきます。何より昨日の研修会が既にUPされているのがすごい!!

西川先生は板橋区出身ですね。卒業された高校は私の前任校から目と鼻の先。これも何かの縁かも。卒業生が何人も進学している学校です。私めも「学び愛」の授業を目指して頑張らねば。

それがですね、あのHPは校長先生が自ら作られているのですよ。写真も文章も。凄いですよ。

西川先生とここでも繋がりがありましたか。嬉しいなあ。研修会で呼ばれると良いですよ。とにかく、凄いです。

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