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2007/05/02

学生たちはぐんぐん力を

うう。歯が痛い。
もう、絶望的に歯が痛い。
根本治療をどの歯医者でするか決めるために三つぐらい回っている。その間に限界が来ているのが分かる。根っこがヒビいってしまっているようだ。

なんかGWになると歯の調子が悪くなる気がする。じっくりとGWを楽しむことはできないなあ。今年はじっくりと根本治療をするつもりだが、スタートから難儀しているなあ。

            ◆

そんな私ではあるが、学生たちはぐんぐん力を付けているので嬉しく思う。

その1

先日、句会のDVDを収録したが、その時に俳句の指導を受けた学生の一人。
「先生、俳句が分かった気がします」
と言っていた。NHKの俳句王国に応募しては落選していたそうだが、その学生が昨日研究室にやってきて
「先生、やりました」
という。
『ん? 笑いながら怒るというあの技を習得したか?』
竹中直人の初期の芸を、授業の小技として指導していたのだが、それに真剣に取り組んでいた彼女だったので、そう聞いた。そしたら、
「違いますよ。NHKで紹介されたんです」
とのこと。

なんのことかと思ったら、NHKの俳句王国であの金子兜太さんに作品を選んでもらったというのだ。しかも、彼女は金子兜太さんが何もの課を知らない。ひえ〜、若いって良いねえ。怖いもの知らずだねえ。

一つの授業だけで変わるとは思わないが、何かのきっかけになったようである。
うれしい。

            ◆

その2

『チャンスなのにピンチヒッターって変じゃない?』
と私が顧問をする軟式野球サークルの学生に話をしたことがある。
『ここで一発打てば、勝つというチャンスの時に、なんでピンチヒッターなの?』
と話していた。

そしたら、
「池田先生!」
とグラウンドの遠くから走ってくる男子学生。
『なに?』
「先生、こないだ先生がピンチヒッターのことを話しているときに、近くで聞いていたんです。それで、(確かにおかしいなあ)と思ってあれこれ考えたんですけど、それって・・・」
と説明を始めた。そして、私が思っている仮説のことを話し始めた。それを受けてしばし野球に関する用語を通して文化論を交わした。
疑問をそのままにせず、考え続ける学生が教職を目指す学生にいることを嬉しく思う。

            ◆

その3

板書特訓を行った。国語科教育法の課題で毎週板書をさせているのだが、これが書けない。普段机に文字を書いているのとは、全く違う世界なのであるにもかかわらず、
(ま、ノートに文字が書けるのであれば、書けるだろう)
ぐらいに思っていて、板書の練習をしない学生たちが多い。というか、ほとんどだろう。

だが、教育実習前に黒板に書くのは難しいと分かっても、その時点では教育実習には間に合わない。これでは、生徒も学生も不幸なだけである。だから、せめて実習に行く一年前から板書の指導をしたいと考えていた。そして、毎週課題を出して書かせている。

ところが、この板書が根本的に厳しいと思われる学生が数人いる。そこで、
「板書の特訓をする。都合のつく人で興味ある学生は授業後参加するように」
と告知したところ、数人が申し込んできた。90分、自分の名前の漢字とふりがなについて特訓した。

分かったことが急にできるようになるということは、あまりない。人間は習慣の動物である。一つの動きを90分程度で根本的に変えることが出来るのであれば、おそらく人間は絶滅していたであろう。少しずつトレーニングを重ね

だが、指導した学生たちは、グンと上手くなった。素直って大事だなあと思う。また特別に指導してあげようと思う。

            ◆

歯医者の帰りにちょっと遠回りをして今宮神社に向かう。
歯と耳とその他諸々のことを祈る。

そして、例の岩を持ち上げる。
(あれ? 軽い)
初めて軽かった。
なんか良いことあるかも。

            ◆

満月。
琵琶湖にのぼる満月を見ながら、一日を振り返るのであった。

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