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2007/05/19

隔世の感

児童教育学科は一年目である。だからもってして、一年目にやらねばならないことや、一年目にしか出来ないことをどんどんやる。学科の会議ではこの二つのことを精力的に話し合い、計画を立てて実行に移して行く。それぞれの先生のカラーを活かしつつ分担が決められて、前に進んで行く。こういうのが大人の会議だよなあと思う。

            ◆

で、その一年目にしか出来ないことの一つとして、記念樹がある。これからどんどん成長していく児童教育学科を見守るように成長していく木を植えたいと思った。学科の会議で話し合い、購入を決定。これを昨日私が買ってきた。

どこに植えようか、どのように植えようか。

そんなことをまだ丁寧には考えていない。が、昨日まで三井寺でお祭りが行われていて、植木市が同じ期間に開かれていたので、まずは買ってきた。来週以降植えましょう。

            ◆

ちょっと乱れてきた研究室の片付けをしていたら、学生がやってくる。私がアドヴァイザーをするクラスの学生だ。
『どうしました?』
と聞くと、
「名刺が完成しました」
とのこと。ああそうか。

先週の授業で、
『君たちは、学生である。学生であるということは、大学の中だけで満足するのではなく、外との繋がりをたくさん持つべきである。そのためには、名刺を持ちなさい。ワードや筆まめで簡単に作れます』
と言って、渡し方や受け取り方。さらには、戴いた後のメールの書き方まで教えた。
これを受けて作ってきたというのだ。最初の名刺は私にくれるというのだ。この辺りがうちの学生の良いところである。

さっそくその名刺を使って具体的に指導する。よしよし、いいぞ。

しかし、私が最初に名刺を手にしたのはいつだったろうか。Macを手に入れてからだ。ということは、教師になって数年経っているな。学校の外で人と会うことが多くなり、自分で作ったのである。学校の教員は、当時名刺等持っている人はいなかった。校長は経費で学校が名刺を用意してくれていたが、ヒラ教員はなし。自分で作るしかなかった。ま、多くの教員は、持つ必要がないというのが実際だったと思うが。

全国教室ディベート連盟が出来てから、自作ではなく印刷所が作った名刺を手にしたことになる。そして、今は大学の名刺。去年まで助教授だったが今年から准教授になり研究室も変わったので、去年までの名刺はなしにして、新しい名刺だ。

そう思うと名刺一つでも隔世の感があるな。今の学生は良いなあ。
もちろん、今の学生は良いなあと思えることが、社会が進歩したと言う一つの証拠である枯らして、それはそれでいいのだが。

まだ作っていない学生諸君、作るんだよ。

            ◆

夕方、文化政策学部の木下先生が学生と一緒に研究室にいらっしゃる。滋賀県の文化施設と学校教育との繋がりをボランティアを中心に回しているらしいのだが、そこにうちの学生を中心として関わるお仕事をされている。そこに児童教育学科の学生の参加を紹介してもらえないかとのことであった。

最初は関心を示さなかった学校も、今ではもの凄い数の学校がこの取り組みに参加しているそうで、文化庁長官も視察に来るぐらいだそうだ。この取り組みはまだ全国的には滋賀県だけでしか行われていないが、やがて全国的な広がりを目指したいとのことであった。

滋賀県の美しさを愛する私は、なんとか協力できないかなと思うものである。

            ◆

で、8時過ぎまで明日の「第二回 明日の教師」の事務方の仕事をして帰宅。窓の外、琵琶湖上空では雷が光っていた。明日の天気が安定することを願って、おやすみなさい。

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コメント

大学生の2回生の頃からもっていました。
いやはや、初めてわたした人が大物ばかりでした。
今なら躊躇するのに、学生だからできることだったのかな
と思いました。

そうそう。学生だから許されるという部分をもっともっと活用すれば良いんですよね。一歩踏み出すこと。これが人生を切り開くためにどれだけ大事か。振り返ってみるとよーく分かるんですけどね。

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