« 予行演習が出来ないのだから | トップページ | コムスン問題を見ていながら思った »

2007/06/07

そのためのガイダンス

クラスごとに行っている研究入門ゼミは、昨日合同で行われた。本学の児童教育学科は、大学に入学後に、児童教育コースと幼児教育コースに分かれる。そのためのガイダンスを行ったのである。

私が児童教育コース(小学校の先生を主に目指す)のガイダンスを30分。同僚の先生が幼児教育コース(保育士を主に目指す)も30分。学生たちに自分の進む方向と学ぶ目的を考えさせるような内容を話したつもりだ。

            ◆

学生諸君の感想を読むと、私が『あなたはなぜ教師になりたいのですか。その理由を1分で述べてください』というものに答えられなかったというものが多くあった。

『「親が教師だから」というのは、理由ではなく、きっかけである。ここを混乱しているものが多い』
と話したとこともきっかけになったか。

「なんで結婚したのですか?」という問いに、「コンパの席でたまたま隣に座ったので」というのは「きっかけ」である。そんなことが結婚の理由になってしまうのであれば、何人とも結婚しなければならない。何人もの人がコンパの時に隣に座ったのにも関わらず、あなたはただ一人の人と結婚した。それは、なぜか? それが理由である。

ま、結婚のことは二人のことだからどうでもいいのだが、「あなたはなぜ教師になりたいのですか?」という問いは、社会との関わりをも含む問いなので、「まあ、それはわざわざ人様に伝えるような理由でもありません」ということにもならんのだ。

            ◆

他人の理由を類推するのではない。あなたの理由を話すのである。ところが話せない。理由は二つあるだろう。

1)話す内容がない。
2)話し方がわからない。

2)は技術、スキルと言われるものである。もちろん、これも大事である。何かを説明する時の話で、ナンバリングやラベリングが分かっていて、出来ている話を聞くのと、そうではない話を聞くのでは雲泥の差がある。

ではあるが、今回の学生諸君の感想を読みながら思ったのは、1)の方が不足しているのではないかと言う思いである。

            ◆

学生諸君は、まだ一年である。1)がなくても当然と言う思いもある。いや、今回は1)がないということを自覚してほしいという思いもあって、あの問いを発した。

採用試験まであと1100日。そし、合格後に、自らが出した「なぜ教師を目指したのか」という答えを基に、自らの実践を展開して行く。

おそらくその答えは、学びとともに変化して行くだろう。それでいいと思う。大事なのは、「今の私は、○○のように考えています。なぜならば〜」と答えられることである。

期待している。

            ◆

その後、学科の児童教育コースのプロジェクト会議。ではあったのだが、その前に児童教育学科の学生くんが、質問があるという。自分の読んだ教育実践書について、自分の考えと違うことが書かれてあり、それについてなぜなのかということを聞きたいと言う。

そういう質問であれば、答えましょう。会議が始まりそうであったが、結局1時間近く議論を重ねてしまった。こういうものの延長でゼミが出来るといいなあと思う。

            ◆

そして、延々と4時間近く会議。
しかし、この会議が飽きないんだな。夢を目標に、目標を計画に変えて行く会議。真面目な話、ここに学生を入れて聞かせてあげたいくらいだ。そして一緒に作って行きたいなあと思うのであった。

« 予行演習が出来ないのだから | トップページ | コムスン問題を見ていながら思った »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 予行演習が出来ないのだから | トップページ | コムスン問題を見ていながら思った »