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2007/07/09

「手なんか洗えば落ちる」

万年筆のインクを急いでつめようとして、こぼしてしまった。
手に汚れがついた。
急いで流しに向かって洗う。
洗えば落ちる。
当たり前である。

こうして何回ぐらい手を洗ってきているのだろうと思う。

            ◆

子どもの頃、片付けをする時や掃除をする時に、汚いものを適当に処理しようとすると、母親に良く怒られた。

「ちゃんとやりなさい」
『でも、手が汚れてしまうよ』
「何言っているの。手なんか洗えば落ちる」

洗ってしまって、手が落ちてしまったら大変だが、そんなことを言い返したらどんな雷が落ちるか分からないので、
『はい』
と良い子の返事をする私であった。
もちろんん、
「手の汚れなんか洗えば奇麗になる」
である。

            ◆

いまいつの間にか、この「手なんか洗えば落ちる」というのは、私にとっては「虎穴に入らずんば虎児を得ず」のようなことわざとしてかなり定着している。

何かをしようとしたら、多少汚れる。汚いものもたくさん触る。そりゃあ、片付いていないんだから汚いのは当然。これを整えるから一つの発見があったり、アイディアが生まれたりするわけである。

私は今まで何をどれぐらい触ってきたのか分からない。が、その都度、奇麗になっている手。
いや、細菌レベルで言えば汚い手かもしれないが。でも、見た目には全然オッケーな手である。
使い込んでいる手である。

「手なんか洗えば落ちる」

のである。
使わない方が余程もったいないのである。

Hanataba

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