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2007/07/24

「うん」である

気になる言葉がある。
「うん」である。

            ◆

先日車を調整してもらった時の整備士さんとの会話。

『ですから、ここのところにちょっと違和感を感じるんですが』
「うん」
『エンジンを始動したときには、さほど気にならないのですが、少し走ると」
「う〜ん」

悩むような言い方ではなくて、積極的に聞くような姿勢の「う〜ん」である。

            ◆

いや、他にもこの手の「うん」と「う〜ん」は多い。
なんでだ? なんで気になるんだろうか。「大辞林 第二版」を確認してみる。

引用開始 ーーーーーーーーーー

(1)肯定・承諾の意を表す語。「はい」「ええ」よりぞんざいな言い方。打ち解けた間柄で用いられる。

引用終了 ーーーーーーーーーー

やはり。

            ◆

「ホットドックプレス」なんて雑誌があったが、ここに使われるコピーには「僕らの〜は、〜だ」(「僕らのマスとアイテムは、Gショックだ」のような使い方)があった。

私は幸いにして、「ホットドックプレス」の世代よりも少し上なので助かったが、それにしても「僕らの〜は、〜だ」という言い方を見る度に、
(勝手にくくるなよ。お前はお前で、オレはオレ)
とゾワゾワ、イライラしながら思っていたものだ。

            ◆

服を買いにいくと、いきなりため口で話しかけてくる販売員がいる。そうして、いきなり客との距離を縮めて親しげに振る舞う。
「だから、これがいいよね」
とか。

もちろん、私はそういう店には二度と行かない。

            ◆

なんていうのか、勝手に世界を押し付けてくると言うか、乗り越えてくると言うか、そういうのは私は苦手だ。

で、この「うん」である。勝手に打ち解けた感を押し付けてくることに抵抗があるのかもしれない。しかし、どっかでバカにされている感もあるのだ。

「うん」という言葉は、幼い子どもが使う言葉である。

『僕は一人でもできるかな?』
「うん」

という言い方である。
この「うん」は、相手に伝えると言うよりは、自分に納得させる時の言葉、決意としての言葉という感覚が強い。

相手に自分の意志を伝える時は、自分が納得をする時に使う「うん」ではなく、「はい」である。

「はい」は、自分が理解したことを相手に伝える言葉である。件の整備士さんは、親近感を伝えようとしつつ、私に(勝手に入ってくるな)と思われ、さらに自分が理解したことを伝えようとして、(勝手に自分だけで納得するなよな)と思われているのである。

            ◆

もちろん、私の考えとは違う人もいるだろう。
んが、私は気になっている。

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