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2007/08/13

無精髭に引っかかって

帰省の準備をするために早起きしたのだが、どうも顔の腫れが引かない。そりゃあ、口の中を切ってあれこれしてとしているわけだから、かなりのダメージがあるはずだ。言ってみれば口の中から殴られているようなもんだ。

ということで大事を取って、旅立ちを遅らせることにした。部屋の片付けをしながら帰省先でやろうと思っていた仕事をこちらでやっている。休まなきゃなあと思いながら、結局やっている。まあ、それが私なんだろう。

            ◆

NHKの朝のニュースを見ながらいろいろとやっていたら、高校野球が始まった。京都の代表と言うことでなんとなしに見る。夏の高校野球は恐ろしい。ああ、もうベスト4かと思った時には、夏休みも終盤。そんなあという思いで見ていた子ども時代を思い出す。だから恐ろしい。

延長戦に入ってから得点が入り始めた試合であった。二回追いつかれて、三回目に突き放して京都の勝利。なかなか見応えがあったなあ。

            ◆

風が心地よくレースカーテンを泳がせている。それを見ていたら大きな波。顔にレースカーテンが触れる。すると、離れない。引っかかる。あごに生えてきた無精髭に引っかかって止まっている。ああ、夏だ。

            ◆

気がつけばもうお昼。窓の外を見ると圧倒的な青。空の色が湖に映って、青なのだ。対岸から吹いてくる風は部屋の中を抜けて比叡山に向かっていく。

これだけ風が吹いているのに、体がべたつかないのは不思議な気持ちである。琵琶湖が淡水であると言うことを改めてこんなことで思うのである。これが海だったら、体中べたべただろうなあ。

            ◆

術後の体のためには寝るのが一番。ゴロゴロと寝て過ごす。

そして、帰省の準備。
さ、準備もできた。
明日は早起きして東京に向かうぞ。

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