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2007/08/08

『野洲スタイル』

『野洲スタイル』(山本佳司 角川書店)を読む。
滋賀県立野洲高校といえば、今までの高校サッカーのスタイルとは違うスタイルで日本一位に輝いた高校である。ここのサッカー部の監督である山本先生の書かれた本である。

ディベート甲子園のお供にと鞄に入れた数冊のうちの一冊だが、これは良かった。

・ 学校のクラブの指導者というのはどうあるべきなのか。
・ ビジョンを持つ、具体化するというのはどういうことなのか。
・ 世界で活躍させるとはどういうことなのか。

これらのことについて述べられている。

            ◆

山本先生は、サッカーとしての選手経験はない。さらに野洲高校は就任当時サッカーの強い学校ではなかった。その学校に二校目として赴任して自暴自棄になったこともあったとのこと。ゼロからのスタートで日本一を獲得するそのプロセスがいい。

ちょっと私にも共通することがあり、私は実感を伴って読むことができた。

「ゼロからスタートすることのできる幸せ」

これは、そのゼロの地点にいる時には分からない。不幸にしか思えないのだが、そのゼロに立つことが大きな可能性そのものであり、自分の成長の土台なのだ。が、これがなかなか分からないのだ。

            ◆

今、もしそのゼロの地点にいるとしたら、そこからどのように戦略的に動いていくのかということを具体的に書かれている本である。サッカーの指導者にならなくとも、ディベートの指導者であっても、他のクラブの指導者、はまたま学級担任等にもヒントを与えてくれる刺激的な本である。

私は、今日礼儀として、この本の最後の最後の部分を新幹線で野洲川を渡る時に、感動とともに読み終えた。

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