実に不思議な感覚
東京での用事を済ませ、京都へ。
こんなに新幹線に乗る人生になるとは思わなかった。
名古屋駅を出発した。あと、35分もすれば京都駅である。
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人間は自分を中心に考えるのが普通だと思うが、実にそうだなあと思う。
京都府はまだしも、滋賀県や福井県が自分の人生に関係するというのは、考えても見なかったことだ。
さらに、ディベート関係者でもY君が大阪の大学院で講義を持つことになったかと思えば、Tさんが京都大学の准教授になることもわかり、
(を、時代は京都じゃん)
と勝手に思うのだ。
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東京にはディベート甲子園のジャッジがメインの用事でいたわけだが、非常に面白い感覚にとらわれた。
それは、東京のある街にいて、ふと京都や滋賀の街を思い浮かべるのである。そして、そのふと思い浮かべた街は、まるで隣町にあるような感覚なのである。
一日の仕事を終えて、帰る時に
(さて、家に帰るか)
と思うとき、店から家に帰る時のルートは京都の道が思い浮かぶのである。それも違和感なく。
自分の世界が広がったと言うのはこういうことなのか、とも思った。単に酔っぱらっていたということでもないような気がする。
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そして、京都ではすぐ隣町に聖蹟桜ヶ丘があるような気もするのである。一つの街にずっと住むことのなかった私ならではの感覚なのだろうか。
実に不思議な感覚である。
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