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2007/09/26

名前の規準

娘が生まれて20日が過ぎた。
ちょっとした心配があったが、大丈夫そうだ。
良かった。本当に良かった。

この繰り返しをしながら子どもは育っていくのだろう。いや、私の子どもだけではなく、ほとんどすべての子どもにこういう思いを親が注ぐのだろう。そして、注げる社会でありたいと思う。

            ◆

子どもの名前をどうするか。これは、親になるときに考えなければならない大きな課題だ。学生たちは、
「先生、娘さんのお名前はなんて言うのですか?」
と聞いてくる。
私は
『ひみつ』
と答えるf(^^;。
そして、
『君たちだったら、どんな名前をつける? それを聞いてみたい』
と言ったら
「すだち!」
と訳の分からんものが出た。
聞いた私がおろかであった。

            ◆

私達は、子どもが男か女か予め聞くのは止めていた。なんというか、人類が誕生して1万年として、生まれる前に男か女か分かるなんてのは、この2、30年のことだと思う。立ち会い出産も同じようにここ2、30年のことではないだろうか。

人類が今までやってきたことには、何らかの理由があると思い、男か女かは事前に聞かなかったし、生まれる時は人類の男として「正しく」、産室の前でうろうろした。

            ◆

で、名前である。
男か女か分からないと言うことは、どちらも考えると言うことである。これは悩んだ、考えた。あちらこちらから、国語科の教師の付ける名前だからねえ、というプレッシャーも受けたf(^^;。

私が考えるために名前の規準としたものは、以下の4点である。

1)男か女かすぐ分かる名前
2)読み間違えのない名前
3)過去の教え子にいない名前
4)親の願いが込められる名前

である。

さらに言えば、赤ちゃんでも、子どもでも、大人になってもかわいい名前、おばあさんになっても可愛い名前であるのが良いなあ。外国のニックネームにも使えるのが良いなあ。

なんてとっても欲張りでした。

            ◆

1)と2)は、教員を経験すると良くわかる。例えば、(関係者には申し訳ないが)「池田学」という名前を付けたとする。これは、男だと分かるが、「まなぶ」か「ガク」かちょっと分かりにくい。
「いけだまなぶ君」
と読んだら
「ガクです!」
なんて嫌な顔をする子どもを何回も見てきた。
(確かに事前に読んでおくことはするが、そもそも読み間違いの可能性のある名前なんだから、そんなににらむなよ。親に文句言えよ)
と心の中で少し思っていた。

もし私が親なら、
『いいか、お前の名前は読み間違いがされやすい。だから、「まなぶが正しいです。ガクっていうと勉強させるためにまなぶってつけたのに、成績がガクって下がる感じがするので、父はまなぶと付けたと言っていました」と言うんだよ』
と覚えてもらえるような小話を子どもに伝えるだろう。

実際、私の母親は
「いいかい、おさむ。お前のおさむはどういう字ですか?と聞かれたら、「修身の修です」と答えるのですよ」
と私に教えてくれた。ま、実際は『修身の修です』と言っても分からない人が増えてきているので、『修学旅行の修です』と私は答えているけど、そこまでやるべきだろう。

そして、それをしないのであれば、どう読んでも読み間違いのないものにすべきだと思う。読み間違いは一生のことを考えれば、もの凄い無駄な労力を子どもに課すことになると思う。

だから、1)と2)は、大切にした。

            ◆

3)も、教師なら分かってくれると思う。実際、「そうそう!」と言ってくれる教員仲間は多い。どうしても過去の教え子とイメージが被ってしまうのだ、悪いイメージは良くないし、さらに良いイメージであっても自分の子どもに競わせてもなあと思ってしまうので、なにがなんでも過去の教え子にいないものにしてあげたかった。

教師を目指すのであれば早めに結婚して、教え子の少ないうちに名前をつけるのが良いと思う。

            ◆

4)これは、まあ、そうだろう。いろいろな思いを込めて、名付けた。

            ◆

娘の場合は、すぐに決まった。息子の場合は、これは大変だった。最終的に二つが残って、生まれたとき、息子だったら顔を見て決めようと思った。

ああ、姫で良かった。

で、名前?
そんなネットには書けませんよ。
本人の許可も得ていませんしf(^^;。

お会いしたら、具体的に延々と話しますので付き合ってやってください。

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コメント

池田先生、
遅ればせながらおめでとうございます。
お子さんの名前のことが出てきたので、先月知人からいただいた本のことを思い出しました。ブログにも引用したんですが、このことです。
-----------
 昭和26年国語学者の吉田澄夫氏は『名前とその文字』で、良い名前の条件として次の三つを挙げたという。
 ①よい意味を持っていること
 ②やさしい文字を選ぶこと
 ③やさしい読み方を持っていること
-----------
池田先生が名づけたお名前も、これにぴったりあてはまりそうですか。

ここまでくると、ぜひ娘さんのお名前を聞きたい!
今日会った時に聞けると思ったのに残念です。

ところで、この文章も池田さんの味が良く出ていていいですね。会って、お名前のことで延々と聞きたくなりましたよ。

では、今後の機会に。

 
お話、伺いたくなりました。
ぜひ近いうちに御一緒させて下さい。
 
私も名前は(読まれないので)けっこう苦労しました・・・。
親に聞いたところ大した意味もなかったようなのですが、
自分でいろいろ調べて、名前の由来を創作したりもしました。
 
その分、思いいれも生まれたりしたのが、妙なところですが。
 

お久しぶりでございます┏○ ペコ  
娘さんのお誕生 おめでとうございます!!
吹上中学校を卒業し 20歳で結婚し 翌年生まれた娘が もう
小学校5年生になりました^^ 次女・三女も 小学校4年生と1年生になり PTAに奮闘している 母親になっているんですよ^^
そうそう・・保健の養護教諭でいらした 田村孝枝先生が 今
娘の小学校で養護教諭されているんです^^ 
こちら 青梅は みんな元気にしています^^
また ご一緒にお酒でも行きたいですね^^
親業では 先輩ですので 何でも聞いてください(笑)

池田先生が お子様にどんなお名前をつけられるのか・・・
すごく 気になるところです^^
長々と 書かせていただいて 大変恐縮ですが・・
最後に 池田家のお姫様が 健やかやに成長されること
遠くから 楽しみにしております。

願わくば・・・・・・・・奥様に似ていることを祈ります(笑)

青梅市市立吹上中学校 卒業生  (旧姓)長野 元恵

springさん、御祝いありがとうございます。

>池田先生が名づけたお名前も、これにぴったりあてはまりそうですか。

御陰さまで、当てはまっています。名付けると言うのは大変ではありますが、このことによって愛しさが増すというのを実感しております。中学で名前の授業と言うのをやりましたが、今ならまた違ったものが出来るだろうなあと思います。

ガハハさん、今日はすみませんでした。ちょっと秘密の会議で重要な会議なもので、欠席することが出来ませんでした。今度、じっくり聞いてくださいf(^^;。

山中くん、允は、私も読めなかったなあf(^^;。ただ、もう一つ考えれば、允という文字を見れば誰もが山中というのを思い出すというようになれば良いという考え方もあるわけで、ここまできたらそれで行くのが良いのではないでしょうか(^^)。

をを、元恵(^^)。
はいはい、先輩の言うことを聞きますよ。それにしてももうあの子が小学校5年生か。もうすぐ、元恵の年齢になるんだなあ。遠くを見つめてしまうよ(^^)。確か、静香もお母さんになったんじゃないかな。また皆で飲みたいねえ。たまには子どもを旦那に預けて、みんなで京都にいらっしゃいな。ガイドしまっせ。

ちなみに、娘は私にも似ていますf(^^;。

すごーくビックリです。久しぶりに先生のブログを見ると、こども?産まれた??女の子???  あっ!失礼しました。
「お嬢さまのご誕生おめでとうございます」
池田先生のデレデレに垂れ下がっている顔が思い浮かびます。
挨拶がおくれましたが、ご無沙汰しております。
名前が「しずか」なのにうるさい「静香」です。親が悪いわけではありませんが、こういうのもつらいものです(笑)
私も、先生より一足先に親になりました。今は、育児奮闘中の毎日です。(6ヶ月です) 先生、子どもの成長って本当に早いですよ!目が離せません。
池田家の姫のお名前、とーーーっても気になります。親から子へ、初めてのプレゼント。素敵なプレゼントなんだろうな~。こっそり教えてくださいね>^_^<
文章が下手っぴなので、コメントは控えていたのですが、うれしくって・・・
おめでとうございます。


をを、五月蝿さ、ではなく、静香(^^)。元気にお母さんしているかね。静香のところは姫か? 若か? ご両親も喜んでいるだろうなあ。

なんか、こうして東京と京都で離れているのに、あの吹上の景色が見えてくるなあ。実に不思議な感覚だよ。

正月には、戻ると思うのだがみんなで会うか(^^)。ヨットも結婚したと連絡あったし、良いんじゃないか?早めにスケジュールを立てれば、旦那に子どもを預けて、って預けなくても良いんだが、会えるだろうし、早めに言えば勝っちゃんもなんとかなるかな? でも、あいつはいつも冬はスキー教室だからなあf(^^;。

兎に角、コメントありがとう。

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