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2007/10/22

『寝ながら学べる構造主義』

学研の「NEW 教育とコンピュータ」では、私が提唱する大人論の連載が続いている。詳しくはそれを読んで頂くことにして、大人とは何かを考えることは教師であるためにはとても大事だと考えている。

私達教師は、子どもを大人にすることを仕事としている。親も、子どもを大人にすることを担っている。社会もそうである。それなのに、「大人ってなに?」と聞かれて、これに明確に答えることの出来る人は少ないのではないだろうか。

辿り着かせるゴール、目指すゴールがなんだか分からないままに指導をするというのは、これは無謀だ。決定的な答えを手に入れることが出来ればそれはいいが、そうでなくても仮説でも良いから自分の指導の指針として「大人とは〜である」というのを、少なくと教師は持つべきであると私は考えている。

            ◆

『寝ながら学べる構造主義』(内田樹 文春新書)を読んだ。このなかに、ラカンの主張としての大人になるとはどういうことなのかの記述がある。これに関連して、人間とはどういうものなのかの記述もある。面白いなあ。

非常に偉そうなことを言うと、私の考えている大人のフレームの中の一つを丁寧に、すっごく深く考察しているなあと思う部分があって勉強になった。でも、新しいフレームはなかった。半分悲しくて、半分嬉しい。

            ◆

ポストマルクス主義として現れ、また、サルトルの実存主義を批判したものしての構造主義の考え方を丁寧に説明していて、分かりやすい。この構造主義の向こう側に何があるのか、これを考えるのもまた面白い。

私は
(あれかなあ・・・)
と思いながら読んでいましたが。読んだ皆さん、どこかでこっそり話し合いませんかf(^^;。

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コメント

私も読みましたよ。
もうすっかり内容は忘れてしまいましたが・・・・。
私が実践している「寺崎型分析批評」の授業は、言い換えれば構造主義の授業です。
もう一回読み直してみようと思います。日々の仕事に追われて全然本を読んでいません。大学院生活が懐かしく感じる今日この頃です。

ほんに、あの学問だけの生活、あ、お酒もありましたが、はなんとも良いものでした。大学も思っていたより仕事量があり、研究にどっぷりということはなりませんが、本を読む量が増えただけ、いいのかな。

構造主義の向こう側の授業って、作ってみたいですよね。

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