教材研究の仕方
ボクシングの問題に関わって、思いついた。
教師を目指す学生を鍛えるいいレッスンの方法である。
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先日
「池田先生は、どうやって教材研究をするのですか? いつするのですか?」
と質問されたのだが、
『うーん、まあ、特にしないなあ』
と答えた。
学生はびっくりしていたが、特にしないというのは、特別に時間を設定してすることはあまりないということであって、逆に言えばいつでもしているということでもある。
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子どもたちの文化は、多岐にわたる。だから、子どもたちを指導する教師はほんとうに幅広くさまざまなことをカバーしていなければならない。そして、そこをきっかけとして授業のレベルに引き上げることが大事になる。
雑談をするのだって、生徒の方から見れば雑談かもしれないが、私は「雑談」は、本時のテーマに関わる重要な話としていろいろ考えて話している。
テーマそのものを説明することも大事だが、テーマを理解させるためにその周辺情報を伝えることで、子どもたちはストーリーとして記憶をするようになる。こうすると忘れにくくなる。だからするのだ。だから、「雑談」ができないとダメだと思うし、「雑談」を支える雑学が必要になるのだ。
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雑学の中にいることで、授業の流れを浮かび上がらせることが出来るというのが、私の教材研究かなあ。指導方法の開発の仕方かなあ。
さ、ボクシング問題からの新しい指導方法は、後期の授業で随所に使っていこう。
楽しみ楽しみ。
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