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2007/11/27

嫌われても言うってのが

またもや朝から仕事開始。5時台だとまだ真っ暗だ。一人ワープロに向かう。
ちょっとお腹が痛いのが気になる。今日は珈琲を飲まないでおこう。

            ◆

昼に会議をひとつ終わらせて、溜まっていた事務仕事をどんどん行う。4限の授業前には終了。さて、4限は模擬授業の3回目である。国語科教育法2もすでに10回。あと5回だ。

三回目の模擬授業は、古典。「枕草子」である。さまざまな箇所に工夫をこらし、なかなか授業らしくなってきてはいる。清少納言を登場させたり、板書に工夫を凝らしたりと面白い部分もある。

ではあるが、改めて日頃が大事だと感じた。
今日、授業を行った学生は声も良く通るし、板書の文字もなかなか良い。しかし、残念ながら歩き方がダメであった。古典の世界を作り出してほしいのだが、歩き方がドタバタでヒールの音がかなり目立っていたのだ。

最後のまとめで私が言おうと思ったら、学生の講評の中から出てきた。そこで、
『気になった人いる?』
と聞いたら、ほとんど全員が手を挙げた。

            ◆

授業をした学生は緊張していたのだろう。
しかし、緊張すると恐ろしいことに日頃が出る。または、日頃は隠している本質が出る。これが怖い。だから、日頃が大事なのだ。

日頃がきちんとできていれば、緊張した時にそのきちんとした日頃の姿が出るのであるから、問題はない。

スポーツでも、練習をきちんとするのは、練習の姿が本願で出てくれれば良いがためである。

            ◆

なんか、小言ばかり言っているようだが、こんな私でも教師をやれてきたのは、小言を言ってくださった先生方の御陰だからなあ。
あの時は、
(まったく、五月蝿いなあ)
と思っていたが、実に小言の御陰なんだなあ。

嫌われても言うってのが教師の仕事ね。
ああ、なんでこんな仕事を選んだのだろうと、この時ばかりは一瞬は思う私であった。

            ◆

ああ、週末の講座の準備が終わらない。
うーん。
帰って娘をお風呂に入れよっと。

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コメント

ご無沙汰しています。
 小言。ほんとにそうですね。毎日、学級で言う小言は良くないと想いつつ、でも来年や卒業後のことを考えるとどうしても言ってしまう。廊下を走るなとかハンカチちり紙はもって歩けとか。
 
 教師の性分なのでしょうね、きっと。

たくさん、小言をいってもらえて、
今日、よい研究授業ができました。
明日の教室でもしたいぐらいです。

cogitoさん、小言を言ってくれる人のありがたさは、その人から離れたころに理解できるんだと思っています。だから、教師は小言を言い続けなきゃなあと思うわけです。

ながたくさん、研究授業お疲れさんでした。落込んで復活してを繰り返してこその人生だと思いますが、落込んでいる時はまあ、嫌ですよね。でも、これがあるから良い時があるわけで。いずれ、明日の教室で模擬授業大会というのもありかもしれませんね。

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