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2007/11/01

小さな勇気

諸君には、学ぶと言うことにもっと貪欲になってほしい。君たちが身につけなければならないことは、もの凄くある。本当に、もの凄くある。大学の四年間で間に合うのかと、思うほどある。

生きていく上で考えておくことはいくつかあると思うが、私はまずは次のことを考えると良いのではないかと思っている。

1)やりたいこと
2)やったほうがいいこと
3)やらねばならないこと
4)やってはいけないこと

嘗て中学生ぐらいの私は、「やりたいことだけをやるのが人生だ」と思っていた。しかし、それは違うということが分かった。人間は学ぶことで成長する者である。他の観点も理解したのだ。

さらに、上記の4つは、主語が「私」である。しかし、これは「私達」と考えることもできる。また、上記の4つではない観点もある。ではあるが、私が言うのではなく、自分で考え見るのも大事だ。考えてみるが宜しい。

ちょこっと努力すれば出来ることをやらないでいる諸君に、私は厳しく注意をした。諸君は指導をする者、守る者として子どもたちの前に立つ。

子どもたちは、大人のずるはさっと見抜く。そして、そんな人の注意や意見など聞かないものだ。諸君が嘗てそうであっただろう。

悪い癖はすぐに身に付くが、良い癖はすぐには身に付かない。悪い癖のまま子どもたちの前に立つことは、諸君にとっても子どもたちにとっても何も良いことはない。時間をかけて治すべきである。

治すためには、小さな勇気を持つことだ。

引用開始 ーーーーーーーーーー

小さな勇気をこそ  東井義雄

人生の大嵐がやってきたとき
それがへっちゃらで乗りこえられるような
大きい勇気もほしいにはほしいが、
わたしは
小さい勇気こそほしい。

わたしの大切な仕事をあとまわしにさせ、
忘れさせようとする小さい悪魔が
テレビのドラマやマンガに化けて
わたしを誘惑するとき、
すぐそれをやっつけられるくらいの
小さな勇気でいいから
わたしはそれがほしい。

もう五分くらい寝ていたっていいじゃないか、
今朝は寒いんだよと、
あたたかい寝床の中にひそみこんで
わたしにささやきかける小さい悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそほしい。

明日があるじゃないか、
明日やればいいではないか、
今夜は もう寝ろよと、
机の下からささやきかける小さい悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそほしい。

紙くずが落ちているのを見つけたときには、
気がつかなかったというふりをして、
さっさといっちまえよ。
かぜひきの鼻紙かもしれないよ。
不潔じゃないかと呼びかける 小さい悪魔を
すぐやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそ わたしはほしい。

どんな苦難も乗りきれる
大きい勇気もほしいにはほしいが、
毎日 小出しにして使える
小さい勇気でいいから
それが わたしは たくさんほしい。
それに そういう小さい勇気を軽蔑していては
いざというときの大きい勇気も
つかめないのではないだろうか。

引用終了 ーーーーーーーーーー

諸君の大先輩の東井先生の言葉だ。

後期研究入門ゼミ通信「運筆」NO4

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