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2007/12/12

学ばねば子どもの前に立てない

研究入門ゼミは、合同でコース別に行われた。私は児童教育コースに参加した。

現在、児童教育コースの一回生は、近くの小学校でボランティアをさせて頂いている。まさに、「させて頂いている」のである。

本学には、付属小学校はない。それをメリットとして考える。

国立や私立の付属小学校ではなく、通常の地域にある小学校でボランティアをさせて頂いて、教育の現場では何が起きているのか、教師になった時に自分は何をすれば良いのか、そして、今の自分には何が足りないのかを、このボランティア活動を通して学ばせたいというのが、ねらいである。

なんとなれば、諸君のほとんどは地域の普通の公立小学校に就職するからである。

            ◆

ここで数回のボランティア活動が終わった。このタイミングで、月に一回提出が義務づけられているレポートをもとに、合同ゼミでボランティアの振り返りを行った。

まずボランティアの意義、ルール、合同ゼミの意味を確認した。その後、諸君のレポートから学科通信を作成したものをベースにして、インタビューをし、グループに分かれてディスカッションをし、まとめのコメントを与え、事務連絡をしてで90分の授業が終了。

これらを学科の教員が分担して、担当して授業を「作って」いるのである。ある意味、理想のチームティーチングである。

君等もやがて授業は作るものであることを理解するようになるであろう。そして、どのように作ったら良いのかという課題に、直面するであろう。

            ◆

学校教育現場で起きていることは、学校教育現場に行かないと見ることが出来ない。当たり前である。諸君は、足を運び自分が頭の中に描いていた、子どもの姿、教師の指導、学校の現実を見て愕然としたであろう。

自らの勉強不足を猛烈に感じたであろう。

なかには、自分に出来るのであろうかと落込むものもいた。

しかし、一回生だからいいのだ。
二回生の観察実習、三回生の本実習に向けての第一歩を、自分の力不足と感じられれば良いのである。

最初から上手く行く人は、偶然か自分の力でなかったか、勘違いかのどれかと思って良いだろう。そんなに教育は簡単ではない。

だから、ボランティアを受け入れてくださっている学校には、感謝をしなければならない。

はっきり言って、大学生なんて受け入れるのは面倒くさいと思っている先生も珍しくないだろう。子どもの面倒だけで精一杯なのに、なんで大学生の面倒まで見なければならないのだと思っている先生は、私が中学校の現場にいた時も珍しくはなかった。

そんな中で

(よし、私達の後輩になろうとする大学生の面倒を見てやろう。鍛えてやろう)

と思って指導してくださる先生方がいることに、感謝して、残りのボランティアを続けてほしい。そして、学ばせてもらいなさい。自分には何が足りないのか、自分の何を活かせば良いのか。

            ◆

しばらくすると、大学生協には諸君が来年度のゼミで使用するであろう「教科書」や「参考書」が並びます。今回の授業で参考書として提示した本も並びます。通常10%オフのところ、15%オフで並ぶはずです。

頑張って1万円ぐらい貯めておくといいだろう。そのお金で買う。本は買っておくもの。その内、読むようになる。学ばねば子どもの前に立てないことを諸君は理解したはずだ。

研究入門ゼミ通信「運筆」NO.9 より

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