研究入門ゼミの年内の授業も
研究入門ゼミの年内の授業も終える。
この授業では古典を読むということを各クラス共通で行っている。共通のテキストは、『エミール』である。この古典を、私は作家論的に読むアプローチと、テキスト論的に読むアプローチの入り口を指導している。
とてもじゃないが、全部を扱うことは出来ない。ただ、これから彼ら彼女らが挑んで行く、学問への道のりを考えると、本文を好きなように読むということだけは止めさせなければならない。少し伝わったかな?
授業中に、関連事項として娘の成長についてちょこっと話したら
「先生は、娘さんのことを話す時は顔が全然違います」
と感想。
当たり前だ。授業の顔で娘に接するわけないだろう(^^)。
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午後は、会議が二発。
年内にあと二つはあるな。
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中学校の教員をしているころは、そろそろ来年度の人事が気になり出すころだったな。どの学年を担当するのかは大体分かるが、誰と組むのか、または、どの分掌に入るのかによって随分と一年間の過ごし方が違ってくるのであれこれ心配する。
が、心配してもあんまり意味がないと分かってくるようになる。仕方がないのさ、宮仕え。振ってくる仕事をこなして行くしかないんだよなあ。
にしても、仲間たちは長期研究生として来年一年間は現場を離れるとか、教職大学院を目指すとかいろいろだ。世界が変わると見えるものも変わるから、楽しみですねえ。
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大学では学内の行政に関わる委員会は、通常2〜3年は続けることになっているようであり、来年担当する授業も、急にこれやってというのはほとんどないので(少しはある)、この人事については、まあ大学では平穏だな。
この方が安定した授業や指導が出来る。システムがいじられるとそのシステムを身につけるのに時間がかかる。エネルギーが割かれる。新しいシステムを吸収して自分の役に立てるように整著させるには、ちょっと時間がかかるからね。ま、ヴァージョンアップなら歓迎なんだけど。
大学は、立ち上げなのでヴァージョンアップの連続。面白いなあ。
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金曜日に二つの授業をして、年内はお仕舞いである。
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