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2007/04/14

池田先生、どうぞ

今年度の目標の一つに、体のメインテナンスがある。治しながら使うという考え方をリアルにしなければならない私の体である。その中でも一番が、歯である。親は私が母親のお腹の中に居る頃から充分に気をつけてくれていたし、私もそんなに悪さをした覚えはないのだが、歯は悪い。これを徹底的に治したい。

            ◆

昨日は歯医者で治療のした準備をしたり、方針を聞いたりしていた。学会発表で使ったスライド等を見せながら、どのように治療するのが効果的かと説明してくれた。
説明そのものは非常に分かり易く、治療の準備なども丁寧でよかったのだが、問題はそのコストである。MINIがもう一台楽勝で買えてしまうぐらいの金額を言われた。

これはどうしようかと思っていたら、もう私が納得したと思って次の予約を入れようとしている。これは勘弁。私は最低三カ所の歯科医を回って、1)コスト、2)期間、3)治療方針などを聞くつもりである。

一般的には、あれですぐに治療に入る人が多いのだろうか? そうだとすれば信じられない。

            ◆

それから困るのが、先生とばれるとすぐに先生と呼ばれてしまうことだ。
「先生、ここはどうですか?」
とか
「池田先生、どうぞ」
とか言われてしまう。患者なんだから池田さんでいいじゃないですか。先生と呼ぶことも個人情報保護の観点からするといかがなものか?と思うんですけど。

            ◆

んでもって、締切を三日間過ぎてしまった原稿を書き上げて、メールで送る。
はあ、一息ついた。

あと三つだな。
書くことは考えること。
課題に挑んで行こう。

2007/04/13

季節的には今が一番よい

午前中は夏の集中講義の準備で岡崎公演へ。
いやあ、桜が奇麗でした。
琵琶湖疎水際には桜並木が続くのですが、これが見事。

ここを小舟に乗って川面から見上げるという趣向のお遊びが、この時期だけある。
岡崎桜回廊十石船めぐりである。
去年これを知ったのだが、大学になれるのに精一杯で乗るなんて余裕はなかった。
(来年にしよう)
と思っていたので、今回は頑張って乗った。

Okazaki

いやあ、25分ぐらいの乗船だが、気持ちがよい。実はこの琵琶湖疎水を巡る船を、琵琶湖から京都までというルートで復活させようと言う話が大津側である。トンネルの老朽化などから問題はあるのだが、これを実現してほしいなあと思う。すんごい企画だと思う。岡崎桜回廊十石船めぐりが1000円だから、3000円ぐらいでやってくれれば嬉しいなあ。

            ◆

で、施設を見学して歩く。京都国立美術館、府立美術館、市立動物園、市立図書館、平安神宮、南禅寺、都メッセなどなど非常に多くの施設がある場所だ。休憩にはもってこいの場所がある。とっておきの場所だが、お知らせしてしまおう。ここの美術館のカフェである。

季節的には今が一番よい。
テラスでは、満開の桜の花かげに埋もれながら、琵琶湖疎水を行き交う十石船を眺めることが出来る。有機栽培豆の珈琲が350円。お値打ちである。

            ◆

早めの食事をして大学に向かう。
原稿を書かねばならない。締め切りを過ぎている。来週の月曜日まで締め切りを延ばしてもらったので、頑張らなければならない。

と、そこにノックの音が。
去年国語科教育法1、2で鍛えていた学生たちがやってきた。預かっている和綴じ本を受け取るという名目で、新しい研究室を覗きにきたというところであろうか。久しぶりに見る娘たちの表情は、一回り成長した感じがあった。

教育実習を控えつつ、就職活動もするということで多忙な時期に入る。
「実習が心配です」
というが
『大丈夫。そんじょそこらの実習生では太刀打ちできないほどの私の授業を乗り越えてきているんだから、謙虚にかつ小さく自信を持って行きなさい』
と話す。本当だよ。頑張れよ。

            ◆

会議の時間まであと1時間。
(ちょっと体でも動かすか)
と大学の中を探検。そんなに広くない大学だが、それでもいつも行くところは決まっているので、そうではないところを見て歩く。特に桜の場所を見て歩く。

いやあ、すごいところを発見。誰も来ないだろう。桜の花びらの絨毯があった。P4120085

ソフトクリームのような、質感。
私は両手で掬って思わず青空に向かって投げ出した。
人には見せることの出来ない姿であるf(^^;。

            ◆

で、原稿が進まないまま、会議に突入する。
学科立ち上げのために、いろいろな確認をする必要がある。今日は5時から9時まで二つの会議である。

一つのものを協同で作り出すために、あれこれと考えを述べ合い、それを調整して具現化するためのプラに仕上げて行く。しんどいが楽しい作業である。一週間後、半月後、一年後、四年後の学生の成長を考えて、じっくりと練り込むのであった。


2007/04/12

負けへん!

昨日の研究入門ゼミは合同で行った。つまり、一期生が全員集まって行ったのである。
この研究入門ゼミの目的は二つ。学び方を学ぶと、学びを通して仲間を作るである。

去年からいたということで、私がこの授業の受け方心得を話すことになる。内容についてはメモ書きではあるが、事前に学科の先生方に
「こんなことを話しますが、いいですか?」
と確認を取っておいた。

学科の会議がまだじっくりと取れないので、学科の方向性を細かいところまで煮詰めていない。もちろん、これらのことは進めながら煮詰めて行くしかないのだが、学生を一カ所に集めて話すということは、きちんと伝わる可能性が高まる一方、私だけがやりやすい方法、考え方を提示してはならないことになる。

だから、メールで学科全員の先生に送って確認してもらうことにした。

            ◆

新入生キャンプの感想を読んでの、私の感想から話を進めた。
学生たちは「団結」が好きである。感想にも多く、この言葉があった。団結できたとあった。だが、私は団結がいじめを生むことも知っている。

『教師になるのであれば、団結のベクトルがそのようにも動くことを理解しなければならないし、団結を求めた時に、そこには居られない子どものことも考えられるようにならなければならない。

勝ち負けにこだわるのは、子どもたちでよい。教師は、そこに至るまでの過程で子どもたちが何の力をつけてきたのか、何が足りないのか、今後どうしたらその足りない力を付けられるのかを考えられなければならない。

また、勝ったチームは良いが、負けたチームにどういう言葉掛けができるかで、教師の質が問われるのだ。表面的に当たり障りのないことを言っていれば、子どもたちはそれを見抜くよ』

のような話をした。学生たちは真剣に聞いていた。

            ◆

続けて、授業を受けるルールの話。このルールは場合によっては高校よりも厳しいかもしれない。が、授業規律は大学であって大事なのは同じ。4つ程話す。

さらに、デフォルト課題の説明。この授業では毎週どんな課題であっても、次の二つのことを課題として行う。

1)インターネット上の掲示板に書き込みをする。
2)毎週一冊本を読み、イーサーネット上のデータベースに書き込みをする。

というものである。
1)は、主に授業の感想を書き込む。新入生キャンプの時に使ったクラス掲示板をそのまま活用する。学生たちはもう慣れている。

2)は、私が約15年前から構想を温めてきていたものである。本を読ませたいという発想でいろいろとやってきているが、その中で効果のあるものの一つが「書き抜きエッセイ」である。
これをインターネット上で行いつつ、学生たちの読書データベースを構築しようと言う発想である。毎週一冊の本から一部を書き抜き、該当箇所に関する意見を書き込んで行くものである。

システムそのものは大学のPC担当の職員の方に作ってもらった。おそらくこれは小中学校でも実施は可能なはずで、そのための研究になるのではないかとも思っている。半年後にこのデータベースがどのように成長しているか、非常に楽しみである。

            ◆

学生の感想の一部である。

引用開始 ーーーーーーーーーー

今日のゼミで先生のお話しを聞き、教育者になるには自分が思っている以上に考える事が多く大変な研究がいると思いました。私は今までただ単純に子供が好きで保育士になりたいと思い続けてきました。今まで先生が計画してくれた事を教えてもらってやるのが普通でしたが今度は自分が計画をたてて行く番だと早くもっと自覚しなければならないと思いました。生徒は先生を見て育つと言われていましたが、その通りだと思いました。私も昔の先生の事を鮮明に覚えています。常に見られているという意識を頭のすみにおき、はじのない教育者になりたいです。とっさの判断もあたふたする方なので出来るようにならなければいけないと思いました。この4年間、学ぶ事がたくさんあると思いました。頑張ります。
引用終了 ーーーーーーーーーー

引用開始 ーーーーーーーーーー
今日の研究入門ゼミでは「団結力」という言葉が一番印象に残りました。私はこの言葉は良い意味でしか使ったことがなく、裏の意味を考えたことがありませんでした。今日池田先生の説明を聞いて言葉が持つ裏表を考えるきっかけとなりました。
これから先、生徒の前に立つ人間になり、さまざまな問題に直面したときに的確な判断が出来るか不安に駆られましたが、この4年間でその不安を取り除けるくらい勉強しようと思いました。
引用終了 ーーーーーーーーーー

引用開始 ーーーーーーーーーー
今までは『学校の先生がしいてくれたレールに沿って進めば良い』と思っていたけど、今回の授業を受けて『自分の力で進まないといけない』と自覚しました。教師になるには、知識を沢山持ってるだけじゃいけない。いろんな経験が必要だし、大学生の今だから!!ってことがいっぱいいっぱいあるんだなぁって思いました。勉強も、その他も、いろんな事を経験して、中身を充実させたいです。池田先生の話が『負けへん!自分で積極的にたくさんのこと掴むねん!!』って火をつけてくれました。4年後、大きくなって、橘が大好きで大好きで仕方ないくらいになろうって思いました!!
引用終了 ーーーーーーーーーー

学生たちが、向学心に燃えているのが分かりとても嬉しく思う。
さあ、授業で勝負勝負。

研究入門ゼミ通信「起筆」NO.1

結局通信を書いてしまう私がいます。
今年は、研究入門ゼミと国語科教育法で書くことになるんだろうなあ。教師のスタイルはなかなか変わらないものだなと思う。

お付き合いください。

引用開始 ーーーーーーーーーー


ご入学おめでとうございます。

今年度、君たちのCクラスのクラスアドヴァイザーとなりました、池田 修と申します。
一昨年度まで、東京の杉並区立和田中学校というところで、教鞭を執っていました。昨年度から京都橘大学にお世話になる事になりました。

この授業を受けるみなさんは、将来先生になろうという意志を持っているみなさんです。そのみなさんが将来教育・保育の現場に立った時に十分に力を発揮できるように、大学では基礎学力と専門的力量を鍛えることになります。この授業では、教育・保育の専門的な学びを支える学び方を身につけて行くことになります。じっくりと学びましょう。

さて、以下には新入生キャンプの感想を、文体を変えて載せます。

            ◆

信じられないくらいの一週間が過ぎ、そして、その最後の一泊二日にとんでもない新入生キャンプがあり、これを乗り切った諸君は心地よい疲れと充実感を持っているのではないかな。改めて京都橘大学の一員になったことを、歓迎するよ。

勉強する側から、勉強させる側へ。遊ぶ側から遊ばせる側へ。ルールを守る側から守らせる側へ。教師と言う仕事は、子どもを育て次世代につなげるためにある仕事だ。少しでもよい学びを与える、少しでも良い環境を用意する。そのきっかけをこの新入生キャンプで、オリターたちの活躍から学ぶことができているとすれば、アドヴァイザーとしての私も嬉しい。

            ◆

残念ながら我らがCクラスは、後一つのところでさまざまな賞を手に入れることは出来なかった。これは本当に残念である。
(二つ取ったクラスよ、いいから一つぐらいこっちに寄越せよ)
と思う。

が、実は諸君は他のクラスが絶対に手に入れることの出来ないものを手に入れているのである。

            ◆

教師になる時に必要なもの。それはたくさんある。が、その中でも私がかなり重要だと思っているものがある。それは、努力しても頑張ってもダメだったという経験である。

何もしないので、ダメ。こんなのは何の意味もない。やってもやっても出来なかった経験。これが大事なのである。君たちが将来出会う子どもたちは、やってもやっても出来ないことを繰り返す子どもがほとんどである。それでも、やってもやっても出来なくても、やり続けて行くのが人生なのである。

そんなとき、やったら出来たという人生を繰り返している人には、この「やってもやっても出来ない」という子どもたちの気持ちは分かりにくい。しかし、君たちはこれをやりきっている。これが大事なのである。教師を目指す人間にはとても大事なのである。

そんなことが分かる教師であれば、やってもやっても出来ないことを繰り返している子どもに、
「大丈夫。君がそれを繰り返していれば、やがてなんとかなるさ。先生もそうだったし」
と心からの言葉で言ってあげることができるのだ。君の経験と素直な言葉が子どもに届くものだ。

            ◆

やってもやっても出来ない経験でも、これを繰り返していると、ある日突然出来るようになる。これを閾値というのだが、これについては授業で扱うことにしよう。

とまれ、よくやりきった。
私は、君たちの姿を見ながら、とても嬉しくなったよ。
(やってもやっても出来ないか。なあんだ、オレと同じじゃん)
とね(^^)。

引用終了 ーーーーーーーーーー

研究入門ゼミ通信「起筆」NO.1より

2007/04/11

本日中に、100000アクセスか?

さあ、やって参りましたキリ番です。
100000アクセスの貴方、書き込みをお願いします。
前後の貴方もよろしくお願いいたします。

ボランティアスタッフの募集

ボランティアスタッフの募集

看護学部の先生が関わっている、山科地区の自閉症児をもつ親の自助グループのキャンプスタッフを募集しています。代表の方は京都橘大学の卒業生です。教職を目指す学生にとって障害児教育、特に話題の発達障害児と関わりをもつ事はよい経験になると思います。
回生を問わず、参加してもらえたらと思います。食事付です。

日時:2007.5/3〜4(恐らく日帰りも可能)
場所:やましなの家(山科駅から北へ徒歩約20分)
内容:発達障害児と遊ぶこと 

参加したい諸君は、私のところにメールを下さい。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P2213754
です。

いい日和だ

今日は特別な日だったので、京都市内にでかけていき用事を済ます。いい日和だ。

ひさかたの光のどけき春の日に静心なく花の散るらむ
紀友則

この歌は、一年のうちのたった数日しか存在しない。しかし、確実に存在する。それが今日である。

用事を済ませながら、いい日だったことを感謝する。

ちなみに、いい日は重なっていて、私の両親の結婚記念日である。自分の年齢に一つ加えると結婚の年数が分かる。便利である。

            ◆

京都市内は小学校や幼稚園の入学式入園式の姿があちらこちらで見ることができた。京都という土地のせいか、お母さんの着物姿が目立つ。私の小学校の入学式は母も着物で参加していた。式の時に民族服ってのは、いいなと素直に思う。

滋賀の桜を味わうと決めつつも、やはり市内に入ってしまえばそれは見ないで過ごすのももったいない。平野神社、今宮神社、鴨川、河原町通と桜の名所を見ながら通り過ぎる。

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平野神社

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今宮神社

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鴨川

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昼休のキャンパスの桜

(はんなり、って京言葉の語源は確か、花也だったよな)
なんてことを思ったりしながら時々車を止めて、ぼーっと見たり、写真を撮ったりしていた。

ああ、春も盛りを過ぎようとしている。
切ない、切ない。

            ◆

そんな思いを胸に、でも気持ちは授業モードに切り替えて、今年度一発目の授業の最終準備を研究室で行う。印刷したプリントの確認、授業の流れの確認、リハーサル、時間配分の微調整などをしながら研究室で過ごす。

今日の授業の国語科教育法1は、私の研究室の前の部屋が授業の教室である。臨床教育実践スタジオだ。授業の始まる10分前に研究室をノックするものがある。なんだろうと受け入れると、去年この授業を取っていた学生たちが
「先生、持って行くものはありませんか?」
と来てくれる。今年も授業を受けて去年の復讐を、いや、復習をするというのだ。一回目の授業は荷物が多いので助かる。

            ◆

開始5分前には学生全部が教室に揃っていた。私も5分前に教室にいて資料の最終チェックをしていた。チャイムが鳴るまでの間、シーンとした空気が充満する。いい感じだ。そして、チャイムと同時に
『起立』
である。

今日の授業は、〜「授業開き」について その理論と実際〜という感じで90分を行った。去年よりも受講予定の学生数が多い。倍ぐらいいる感じがする。でも、
『この授業は厳しいので、いい加減な気持ちで国語の教師の免許を取るか、という人にはお勧めしません。特に、後期の国語科教育法2では、授業の前後にアルバイトとかの予定を入れるのは止めた方がいいと思います。な、四回生?』
と彼女らに振ると、大きく
(んだ、んだ)
と首を縦に振っていた。

先輩たちがいるというのは、学生たちに取っては心強いことだろう。

            ◆

授業が終わり、荷物を二回分けて研究室に運ぼうと思って、一個を教室においておいたら三回生の学生が持ってきてくれた。嬉しいねえ。今年もいい学生が多そうだ。

おーし、思い切り指導するぞい。
力を付けるぞ。

            ◆

その後、研究室に残り締め切りになっている原稿の執筆を続ける。
が、研究室にやってくる学生が多い。筆が進まない。
うーむ。
あ、そうか。

私の研究室は、大学の中央にある中庭に面している。そこから見上げると私の研究室が見える。夜になると、研究室に明かりを点けるわけで、それだけで
(を、池田先生まだいるな)
と分かってしまう。これだな。だから来るんだな。

学生が来るのは良いことだが、集中して文章を読んでいる時や書いている時は、ちょっと困る。何か対策を考えないとなあf(^^;。

            ◆

夜はお祝いの食事。
久しぶり「タケノコとホタテのふきのとうホワイトソースグラタン」を食す。下北沢の麦酒専門店で教えてもらったレシピだ。このほろ苦さがいい。甘鯛、つぶ貝の刺身もいい感じであった。

授業を中心に生活が動き出した日であった。

2007/04/10

海津大崎の桜

前期は月曜日をオフの日の一つにするつもりである。後期は授業が満載なのだが、前期は高校での模擬授業が控えているため、週の中に定期的に入る授業は少なく集中講義の集中となっている。休める時に休んでおくことが大事である。

            ◆

なもんで、湖北に出かけてきた。
海津大崎である。
日本の桜100選にもなっているここの桜は、去年知った。琵琶湖の最北端の湖岸に全長4キロ約600本の桜があるのだ。これがそろそろ見頃になってきたというので、出かけてきた。今年は京都ではなく滋賀の桜を攻めている。

近江今津というところから、琵琶湖汽船に乗り湖上から眺めるのである。
久しぶりの船は心地よかった。
まだ、甲板にでると肌寒かったが、エンジン音の響きに耳鳴りが消えるのでこれはこれで心地よい。
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全行程90分の花見は、なかなかなものであった。これで2200円ならまあいいかな。
ではあるが、折角近江今津まで来ているのだからということで、車でも海津大崎に行ってみることにした。Kaizu


シーズンの土日は一方通行であるが、昨日は平日でもありのんびりと車を走らせることが出来た。桜のトンネルが4キロ続くのは見事である。あまりの美しさに、奥琵琶湖パークウェイまで足を伸ばしてしまった。

こんなに美しい道が無料というのだから嬉しい。ここも桜の名所でそのつづら折りの道を登りながら次々に展開する桜の並木の変化を追いかけて行くとかなり山を登り詰めることになる。はあ、ため息。リンクしたHPと同じような景色を見ることが出来た。

            ◆

だが、好事魔多し。
この道。一方通行であった。元に戻ろうと思ったらこれが出来ない。実はこの日15:00から東京から雑誌の編集者さん、17:00から糸井先生を研究室に迎えることになっていた。時間はもうすぐ13:00。

カーナビに相談したら、北陸自動車道から名神高速道路を通って帰れと指示が出た。ひえ〜、琵琶湖一周ダア。

            ◆

車検から帰ってきたMINIを心地よく走らせてなんとか5分遅れで研究室に到着。私が20年取り組んできたテーマについて、雑誌の総力を挙げて形にしてくれるというのである。ありがたい。

今年度本か、論文かにしてまとめたいと思っていたところなので、力を借りてやってみたいと思っている。これについて一時間ぐらい話したところで、糸井先生到着。

4/11の「明日の教室」について、打ち合わせ。糸井先生が学級経営、私が授業、そして二人で参加者からのお悩みに答えるという三部だてを確認する。

それでもって、糸井先生にも今度の雑誌の企画に加わって頂いたりもした。

            ◆

日帰りで東京に戻ると言う編集者さんたちと山科駅前で食事をして、さらにあれこれ話す。糸井先生とは問題意識で共通している部分が多いので、一つのテーマで話していても、まるで打ち合わせをしていたかのように話が進む。4/11がますます楽しみになった。

充実した一日であった。

2007/04/09

三井寺の夜桜

久しぶりに9時半まで熟睡した。目覚めた時の雰囲気はいつもと同じ5時半だったのだが。静かな新居の御陰で心地よく疲れた体も回復の方向に。

奥さんの御陰で朝ご飯は、ホテルの朝食のような感じ。いや、数あるホテルでもこんな贅沢が出来るホテルはあまりないだろう。感謝感謝。

            ◆

新入生キャンプのまとめをしながら、昼過ぎまで過ごす。中学校の特別活動としての行事であればまとめとして作文を書かせるところであるが、新入生キャンプなのでなかなか書かせることは難しい。しかし、オリターたちは、インターネット上に掲示板を設定してくれていた。これも去年授業で活用したことを受けてやってくれたのだ。

新入生たちの書き込みを読みながら、改めてオリターたちに感謝。そして、新入生たちが京都橘大学での一歩目を踏み出したことを確認した。体験の後には振り返りが必要だということを学んでくれたかな。

            ◆

折角の満開の桜を味わいに行かないのはもったいないのだが、昼寝。このもったいない中での昼寝が実に贅沢である。

でも、選挙もあるので夜に出かけて行く.そのついでに三井寺のライトアップされた桜を見に行く。まったく選挙のついでに見に行くなんてこれも実に贅沢である。

            ◆

三井寺の駐車場は、桜の夜間ライトアップの時は無料になる。地元の人間が集まる。日曜日の夜ということあって駐車場はほぼ満車。しかし、それでも境内は人ごみと言う感じはない。

京都の二条城、清水寺などのライトアップの桜は去年見たが、自分のペースで見て歩くというよりは、後ろから押されてみるという感じであった。これがないのだ。流石、滋賀。いい感じだ。

            ◆
三重塔と桜

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境内の夜桜トンネル

P4080035

一番高いところから。実は新居も見えている。

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月見堂と夜桜

P4080108

琵琶湖疎水の取水口と夜桜

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三井寺の夜桜を満喫した夜であった。


2007/04/08

新入生キャンプ2

翌朝は、本当は昨日入り損ねた風呂に入ってから活動をしようと思ったのだが、時間ギリギリまでぐっすりと寝てしまった。私が外に出て風呂に入らないなんて、本当に珍しい。

            ◆

今日のプログラムは、朝食後に琵琶湖のスポーツ施設まで戻り、カヌー体験、よし笛作り体験、水棲生物観察を行った後、初日に行ったドラゴンボートの大会を行った。

前半の体験では、体験後に施設側の作った指導案を元に、自分が教師になったのであれば、この体験をどのように子どもたちに指導するのかという観点から、指導案のようなものを作るという課題を与えた。

大学に入って一週間以内で指導案を書くというプランは、自分で立てていてどうかと思った部分もある。
(んなもん、いいものが書けるわけないじゃん)
と思う一方で、いや今だから書かせたいと思うものもあったのだ。

この新入生キャンプでは、勉強する側から勉強させる側へ、遊ぶ側から遊ばせる側へ、ルールを守る側から守らせる側へと4年間掛けて自分を成長させて行くそのきっけとしたいと考えていた。指導案を書く、それは見本を見ながら改良点を考えるというレベルのものであっても、考えて書くことで、意識の改革のきっかけにしたかったのだ。

新入生たちは、良くその課題に取り組んでいた。新入生の意欲を感じる。

引用開始 ーーーーーーーーーー

ボートやヨシ笛作り体験して、指導案を書くことで、自分では分かっていても、子どもたちに教えるときには注意しないといけないことがたくさんあること学びました

引用終了 ーーーーーーーーーー

同様の感想をたくさん得ている。伝わったようだ。よかった。

            ◆

私は懸命に課題に取り組む姿を見ながらも、これから行う授業での課題をいくつか発見していた。

当たり前であるが、まだこの新入生は高校を卒業して一ヶ月以内であり、姿勢や体、受け答えなどはまだまだ一年坊主。私のことをカメラマンと思い込んでいる学生もいるf(^^;。去年の4回生を中心にした女子学生たちの会話とは違う。大学の教員を捕まえて、いきなり友達感覚から入るのは、苦笑してしまった。ま、これは行事だからいいでしょう。少しずつ授業で「教師としてのそれに」直して行きましょう。鍛えて行きましょう。

            ◆

後半のドラゴンボート大会は、ミニ運動会に続いてちょっと私の担任としての顔が出てしまった。オリターが頑張っているのだから、なるべく後ろに下がっていようと思ったのだが、ちょこっと出てしまった。風邪も治っていないのに大声で叫んでしまったf(^^;。オリター、御免。

結果は、残念だった。演劇でもいいところにいっていたし、ドラゴンボート大会でも漕ぎ終わったところでは、一位だと確信していた。が、演劇も入賞を逃し、ボートでは、ゴールラインを通過してから相手を追い抜いていたということで、決勝には残れず。残念。

ある新入生の感想である。

引用開始 ーーーーーーーーーー

オリターさん楽しい2日間をどうもありがとうo(^▽^)oドラゴンボートはほんまめっちゃ悔しかった!けど成長度ではNO.1やったと思う(^皿^)これからみんなどんどん成長していくんだろうな☆★

引用終了 ーーーーーーーーーー

本当にそうであった。

決勝では、教員+オリターチームも参戦したが、学生チームには惨敗でしたf(^^;。私はすっごい筋肉痛になっていますが、まあそれもいいでしょう。

            ◆

閉校式では、ドラゴンボート大会の表彰、施設の社長さんからのご挨拶、オリターからの一言、学科主任からの一言、オリターへの感謝状、集合写真撮影と感動的に進んだ。来年は、この新入生から新しいオリターが出てくる。そして、今年のオリターたちの凄さを改めて思うのだろう。そして、それをさらに越えてくれるだろう。期待している。

Heikousiki_2


オリターも、新入生も涙、涙であった。
ここから始まるんだと思うと私も、ぐっと来るものがあった。

            ◆

さて、祭りはここまで。ここから勉強と学問が始まる。その準備は着々と進んでいる。新入生諸君、ここからです。

新入生キャンプ1

みなさんは、信じられないかもしれないが、こればっかりはしょうがない。証人が、それも大学の教員の証人が10人もいるんだから、しょうがない。私達はある奇跡を見たのかもしれない。

京都橘大学文学部児童教育学科は、いま、船出をした。
P4060101_do


            ◆

今日は、児童教育学科の新入生キャンプである。そこでは、本学の先輩の学生が、オリターとなって新入生を歓迎し、導いてくれた。この導き方が、とても良かった。いや、本当に良かったのだ。

今回のオリターのほとんどは、私が去年授業で担当した学生たちなのだが、指導した内容をそのまま、またはそれ以上に具現化していた。私はこんな風に言っていた。

『これをやろうか、やるまいか。悩んだら、面倒くさい方を選択しなさい。そして、そのための準備をしておきなさい。で、本番、やってみて(これは必要のないことだ)(これはいまは出来ない)と判断したらバッサリと切り捨てなさい』

と言っていたことが、出来ていたのだ。
オリターの行動の一つ一つが、

「ヨウコソ橘へ」
「待っていたぜ、橘」
「君が主人公」
「仲間になろうよ」
「ここで勉強するなんて羨ましい」

ってな感じで動いていた。
信じにくいだろうけど、そうだったんだなあ。

            ◆

オリターというのは、新入生が大学生活にすんなりと馴染めるように学生生活のガイドをする役目の上回生である。児童教育学科では直接の先輩がいないので、他学科から応援に来てもらっていた。

その彼らが本当に必死に企画を立てて、新入生を動かしてくれていたのだ。今回の新入生キャンプのプランは私が立てたものだが、そのプランを実行して行ったのは、彼ら彼女ら10人なのだ。

            ◆

今日のプランは、琵琶湖の畔のマリンスポーツ学習施設で保育に関する講義と、ドラゴンボート体験。昼に、琵琶湖大橋を越えて琵琶湖博物館に行って見学、その後宿泊地まで移動してミニ運動会、キャンプファイヤー、夕食にクラスの班ごとの劇の出し物という非常に盛りだくさんのもの。

P4060051_fi

このプランに肉付けをして、事前の細かい指導を含めてまさに担任のように動き回ってくれていたのだ。

私は、去年の国語科教育法、キャリア開発演習、特別活動論などで学生たちを鍛えてきたのだが、その中で指導したことが、こういう場面で具体的に使われているのを見ると、とても嬉しかった。それ以上に、教えたことを実行に移せる彼らの力量も凄いと思った。

大学は小さい方がいいなあ。直接指導することができる。学生に深く関わることが出来る。それを改めて思った。

そんなことから夜の反省会では、教員一人一人からコメントをオリターに伝えた。そのどれもが、感謝の言葉であった。

            ◆

その後私は、夜の見回りを自主的に行う。
流石に、こういう部分をオリターに任せるわけにはいかない。
男子学生が男子学生の棟、女子学生が女子学生の棟に全員いることを確認して、長く充実した一日を終えた。

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