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2007/04/20

楽しい仲間たちだ

4/19

新年度の事務仕事が堪りつつある。まずい。研究室が広くなったので、片づけなくてもなんとかなるので、他の仕事を優先していたらそうなってしまったのだ。ふむ。

            ◆

いくつかの文章を書き、日曜日の仕事の準備をして過ごす。すると、学生がやってきた。新入生キャンプのオリターのT君である。作品が仕上がったので持ってきてくれた。入学式から新入生キャンプまでに撮り貯めた写真を元に、ムービーに仕上げて持ってきてくれたのである。

研究室のPCに接続してみた。
いやあ、力作である。

これ、新入生が見たら泣くな。
保護者が見たら大泣きだな。
高校生が見たら入学希望者増加だな。

来週の火曜日の昼休に、清心館で上映会を行うとか。
見に行こう。

            ◆

夕方からは三条に繰り出す。学科の教員の親睦会である。一年先に来ている私が会場をセットして、みなさんをお迎えする形となる。

三条近辺にある歴史的な遺跡をちょこっとだけ観光案内して、夕暮れの街に足を進める。先斗町にある鴨川の見えるちょっとしたお店。料理もなかなか美味しい。そこで楽しくお食事。三時間半も居続けた。

楽しい仲間たちだ。
これからの児童教育学科の夢を多いに語る。
今日も良い夜だった。

流石、専門家だ

4/18 夜は生協の主催する教職対策講座の講師を務めていらっしゃるK先生と食事をする。もの凄い力を持っている方だ。年齢が近いこととコミュニケーション教育に関して問題意識が近いということから、時間があれば一緒に食事をする。

私も教職対策講座のガイダンスで、ガイダンスのまとめのスピーチをしたのだが、これがまあ、見事に分析されてしまったf(^^;。もちろん、良い意味で驚いているのだ。

食事には講座に出ている学生も連れて行ったのだが、残念ながら学生たちは私のスピーチがどのような仕組みで行われているのかは、説明を受けるまでは分からなかったようだ。もちろん、説明を受けたら分かるのだから下地はできているんだけどねえ。

私なりに考えたスピーチの構成と、駆使した技術をきちんと見て取ってくれているというのは、嬉しいものである。流石、専門家だなあ。

終電で帰宅。

2007/04/19

メールマガジンの紹介

私が、ベースキャンプにしている研究団体のメールマガジンを紹介します。
豪華執筆陣が、刺激的な原稿を載せ続けております。研究会等の情報もあります。
良かったらご購読の登録してください。もちろん、無料です。

最新号を載せておきます。

引用開始 ーーーーーーーーーー


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★目次★

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1 「授業成立プロジェクト」続投の弁
         授業成立プロジェクトリーダー   上條 晴夫
2 これからの「授業成立プロジェクト」について
         授業成立プロジェクトリーダー   上條 晴夫
3 教師力UPセミナーのお知らせ          編集部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 お待たせしました!!メールマガジン「授業成立プロジェクト」、リニ
ューアル第1号です。
 土作彰さん(奈良・小学校)、石川晋さん(北海道・中学校)、田中光
夫さん(東京・小学校)という豪華メンバーと、私、中村健一(山口・小
学校)がワイワイガヤガヤ話し合ったことをお伝えしていきたいと考えて
います。
 毎週水曜日に発行します。よろしくご愛読ください。

 さて、リニューアル第1号では、授業成立プロジェクトリーダーである
上條晴夫さんが、授業成立プロジェクトを2年延長した理由と、これから
の活動について書いてくださいました。「授業成立プロジェクト」第2幕
のスタートです。

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1 「授業成立プロジェクト」続投の弁
         授業成立プロジェクトリーダー   上條 晴夫
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「授業成立プロジェクト」読者の皆さま、こんにちは。
 プロジェクトリーダーの上條晴夫です。

 おかげさまで2005・2006年の2年限定の「授業成立プロジェク
ト」が無事に終了しました。授業成立のむずかしくなった状況の中、その
基礎技術の集積と研究の枠組みを考えるという取り組みでしたが、予想を
超える成果を得ることが出来たように思います。
 以下、本プロジェクトの成果について、少し具体的に説明をさせてくだ
さい。

 まず、プロジェクトの母胎である教育研究集団「授業づくりネットワー
ク」が編集する教育雑誌「授業づくりネットワーク」について。2年間ず
っと「授業成立の基礎技術の集積・研究」をコンセプトに特集づくりをし
てきましたが、読者の方から一定の評価をいただけたようです。読者が漸
増し、いわゆる「V字回復」を達成することができました。
 
 次に「授業成立の基礎技術」をメインテーマにした「授業づくりネット
ワーク」の春・夏の集会の参加者数です。それ以前の「学力低下」をテー
マにした集会をはるかに超える200〜250の参加者がありました。近
年にない参加数になっています。また、隔月で実施のる連続ワークショッ
プも30〜50名の参加数です。ご支持の現れと思います。

 この動向を受けて、昨年暮れの編集会議で鈴木宣昭編集長より「200
7年度以降も、ぜひこのコンセプトで雑誌特集を継続したい!」という提
案を受けました。当然、「授業成立プロジェクト」の動きとリンクする話
です。提案文書を作って、授業成立プロジェクト40名委員会に諮って、
およそ以下のような方針を決定することとなりました。

 本MMの皆様にも、ぜひ引き続き、ご購読を賜りたく、お願い申し上げ
ます。

                授業成立プロジェクトリーダー
                          上條晴夫

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2 これからの「授業成立プロジェクト」について
         授業成立プロジェクトリーダー   上條 晴夫
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■大きな方針

 1)「授業成立」プロジェクトを2年間延長します。
 2)次の「授業成立」プロジェクトは基礎的・実践的な活動に重点をお
   きます。
   *2005〜2006年度はプロジェクトの問題意識を広げるため
    「数にこだわる」作戦をとりました。2007〜2008年度は
    プロジェクトの問題意識を深めるために「異質を交流する」作戦
    をとります。

■2007・2008年度活動見通し

 ●1・「活動中心の授業」の実践的研究を進めていきます。

   *そもそも「ワークショップ型授業(=活動中心の授業)」とはな
    にか?従来の「体験・活動を中心とした授業」とどう違うのかと
    いう議論があります。そうした議論も積極的に取りあげて、授業
    づくりを進めたいと思います。
   *とくに「表現系の授業」に力を注いでいきます。「遊び系の授業」
    を前提に「表現系の授業」を進めることが授業成立を左右する大
    事な分岐点になると考えるからです。学習者の学びをどう作り出
    していくかを考察します。
   *「話し合い系」については従来の「討論・話し合い」との違いに
    ついて積極的に吟味を加えていきます。「ランキング」「部屋の
    四隅」「ディベート」などのワークショップ型学習の意味・意義
    を検討します。
   *できる限り「表現(演劇・音楽・舞踏)のプロ」に学ぶ場を多く
    作り出すようにしたいです。「話し合いのプロ(?)」からも学
    ぶ場を作りたいです。

 ●2・「教師養成教育」の中核となるメソッド開発を考えます。

   *学級崩壊で一番多いのは1年目〜5年目の教師です。この事実に
    こだわりたいと思います。従来の大学教育・現場教育(新採用研
    修・3年目研修)に欠けていたものは何であったのかを具体的に
    考えます。
   *東京青年塾・関西青年塾に続き、すぐに東北青年塾も立ち上げで
    す。若い教師に必要な実践的な力量を考えたいです。当然、大学
    の教師養成との関連も考えます。この作業を通して「授業成立の
    基礎」を考えたいです。
   *「省察(リフレクション)」概念をヒントに本研究会が開発して
    きた「ストップモーション方式」や「あすの授業」(実践記録の
    文体)を中心とした教師トレーニングの方法について再検討をし
    ます。
   *大学教師を中心に「教師養成教育」の中核となるメソッドについ
    て現場教師も学べるような場を作っていきます。(本誌「授業づ
    くりネットワーク」2007年度のリレー連載として「教師教育
    物語」を企画しました)

  ●3・「授業成立の基礎技術」の実践アイデアを募集します。

   *過去2年間の「授業成立の基礎技術のアイデアは拙著「子どもの
    やる気と集中力を引き出す授業30のコツ」(学事出版)を中心
    に提出されていました。これからは拙著以外のところから積極的
    にアイデアを募ります。       
   *たとえば、木附隆三氏の「心地よいくり返し」という考え方。ま
    た古川光弘氏から「オープンエンドアプローチ」の考え方が授業
    成立の基礎技術になるはずだというご提案をいただいています。
    検討を進めたいです。
   *本誌・メールマガジン・ホームページなどを中心に「授業成立の
    基礎技術」の実践アイデアを募集します。「授業成立の基礎技術」
    という問題領域に絞った実践アイデアの交流ができたらいいなあ
    と思います。
   *主に現場の教師を中心に「導入の工夫」「3分間の雑談タイム」
    や「ヒマそうに歩く机間指導(=子どもが声をかけやすい)」の
    ようなちょっとしたアイデアを出し合う場を作っていきます。

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3 教師力UPセミナーのお知らせ    編集部
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☆ 教師力UPセミナー(今週末開催! お待ちしています)

 ■ 日時:2007年4月21日(土)13:00〜17:00

 ■ 場所:成蹊大学9号館302教室(武蔵野市吉祥寺北町)
   *JR中央・総武線、井の頭線、地下鉄「吉祥寺駅」下車
    吉祥寺駅前より関東バスで成蹊学園前下車(約10分)

 ■ テーマ
  「子どものやる気と集中力を引き出す授業の原則&コツ」
  

 ■ 内容
 (1) 著書『子どものやる気と集中力を引き出す授業30のコツ』の
    第2章「授業成立の10の原則・30のコツ」を熱く語る
                        (1時間)
 (2)「つかみ」と「フォロー」についてのワークショップを行う
                         (2時間)
 (3)「授業成立の基礎技術」Q&A(1時間)

 ●講師:上條晴夫氏(東北福祉大学准教授)
   特定非営利活動法人「授業づくりネットワーク」理事長。
   学習ゲーム研究会代表。
   実践!作文研究会代表。お笑い教師同盟代表。
   著書
   『ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す』(学事出版)
   『子どものやる気と集中力を引き出す授業30のコツ』(学事出版)
   『図解 よくわかる授業上達法』(学陽書房)
   『教師のためのキャラクタートーク術』(たんぽぽ出版)
                           など多数。

 ■ 定員:50名(定員になり次第締め切ります)

 ■ 参加費:2500円(授業づくりネットワーク会員:2000円)
  *当日お支払いください。

 ★ 申込・問い合せ先
  1)氏名、2)会員・一般の別、3)〒・住所、4)電話・FAX番号、
  5)勤務先、6)メールアドレスを明記の上、下記あてにFAX、Eメール
  またはハガキでお申し込み下さい。

 授業づくりネットワーク事務局 担当:鈴木宣昭
 〒162-0814 新宿区新小川町6-12 TEL/FAX:03-3269-3715
 Eメール:yoyaku@jugyo.jp

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【編集後記】
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 「授業成立プロジェクト」のHPにもお越しください。
 http://www.jugyo.jp/js-pro/

  次号は4月25日発行です。中村が「授業成立プロジェクト」に対す
 る熱い思いを書かせていただく予定です。どうぞお楽しみに。

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メールマガジン「授業成立プロジェクト」
第76号(読者数1080)  2007年4月18日発行
授業成立プロジェクトリーダー 上條晴夫  haruo.kamijo@nifty.ne.jp
【本プロジェクトに関心を持った方は、ぜひメールを下さい】

編集責任者 中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
【ご意見・ご感想をお待ちしています。→中村健一 kenek728@yahoo.co.jp
校内研でワークショップをしたい等の問い合わせもお待ちしています。】

登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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◎メールマガジン「授業成立プロジェクト」のバックナンバー
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000158144/


◎メールマガジン「授業成立プロジェクト」
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000158144/

引用終了 ーーーーーーーーーー

では。

明日の教室 次回は5/19

ということで、今後のご案内を。4/19現在のご案内でして、講師のスケジュールの関係で変わることもあります。よろしくお願いいたします。

5月19日(土)  講師    岩井成昭さん@美術家
1962年東京生。東京在住。1990年より音声やノイズなどを収集し、ギャラリー空間に再構成したサウンド・インスタレーションを連続して発表する。 90年代後半からは人と社会の関係性にテーマを求め、主に欧州・豪州・日本における多文化状況の調査を通してビデオや音声による作品を制作。近年では、以前からの手法に加えて、インスタレーション・テキスト・パフォーマンスなど、使用メディアや作品形態の幅をさらに広げると共に、世界各地の都市や地方に滞在し、地域のコミュニティや伝統を現代の文脈の中で再構築する試みを続けている。
 内容    「幣のフィールドプロジェクト」
岩井さんによるワークショップと、陶芸作品作り。皆さんの作品が実際に北海道の「十勝千年の森」に送られ、オブジェとして設置されます。

6月23日(土)  講師    土作彰さん@奈良県広陵町立広陵西小学校教諭
著書には、『ミニネタで愉快な学級を創ろうよ』 土作彰編著、『ミニネタ&ゲームで面白い授業を創ろうよ』 土作彰編著、『ミニネタ&ワークショップで楽しい道徳授業を創ろうよ』 土作彰著、『基礎学力がつくワークショップ型授業』 土作彰著などがあり、日本教育ミニネタ研究会代表も務められています。
内容    「明日から使えるミニネタ授業(仮題)」
土作先生による、明日から使えるミニネタを可能な限り、楽しく、多く紹介してもらう予定です。

8月25日(土)  講師   野中信行さん@横浜市立大池小学校教諭
著書には、「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」「学級経営力を高める3・7・30の法則」「新卒教師時代を生き抜く心得術60・やんちゃを味方にする日々の戦略」があり、学級経営に力を注ぎ、数多くのクラスを鍛えてきたベテラン教師、いや、スーパーベテラン教師です。
 内容    「新卒教師時代を生き抜く心得(仮題)」
著書の中にある、野中先生による学級経営の心得の全てを伝授していただく予定です。

2007/04/18

正統的周辺参加という理論

正統的周辺参加(Legitimate Peripheral Partcipation 通称LLP)という学習の考え方がある。詳しくは教育原理等の授業でやると思うが、簡単に言うと、

学習をある「文化的実践(cultural practice)」への「参加」ととらえる*1

というものである。徒弟制度をモデルとして発見された学習の方法である。私は、このところこの正統的周辺参加のことを、君たちの姿を見ながら改めて思っている。なんのことだか分かるかな。

            ◆

当たり前だが一期生の君たちは、先輩が居ない。だから、のびのびとやれるということも言える、

だが、逆に言えば大学の一年生として、その学科の先輩たちから、なんとなしに教えられる大学生としての振る舞いというものが、抜けてしまっているのではないかと思えるのである。

以下の二つの例は、C組のメンバーで見たものではない。が、同じようなことがあるのではないかと思って、老婆心ながら書いておく。


その1 研究室への入り方

所用があって私の研究室に質問をしにきた新入生を見て、私は驚いた。
コートを着たまま、大きな鞄を肩からぶらさげたまま私のところに質問に来るのだ。しかも、どこの誰だかも名乗らない。通常なら
『出直しなさい』
と言うところだが、
(あ、習っていないな)
と思い直して一つ一つ教えた。通常なら、先輩たちの動きを見て、自然と身に付けるところだが、それができていないのだと思ったのだ。

ただ、指導すればきちんと従うのが諸君の良いところ。そこで、基本的な心得を書いておいた。理解するように。

引用開始 ーーーーーーーーーー

池田研究室に入る際の心得

1)研究室に入る時は、脱帽、脱コートをして身だしなみを整える。
2)ノックをする。
3)『どうぞ』の声があったら、「失礼します」と入室する。
4)入室後、研究室の左側にある椅子に荷物を置く。
5)所属、学年、名前、用件を端的に述べる。

なお、当然であるが、勝手に研究室内のものに触れない。

引用終了 ーーーーーーーーーー

分かったかな? これは、私が学生時代に恩師に指導された内容である。

その2 挨拶

「こんにちは、先生」という諸君が増えてきて、これは良いことだと思っている。だが、戴けない言い方もある。おそらく本人はおかしいと思っていないだろう。それは「お疲れさまです」である。

この言葉は、仕事をしている仲間同士で、目下の者が目上の人に対して言う言葉である。(逆は、ご苦労さん)
このところ私が帰ろう歩いていると、「お疲れさまです!」と言う者がある。「君はいつから私の同僚になったのだ?」と突っ込みを入れたくなる。また、すれ違い様に「お疲れさまです」と言われると、「疲れてないぞ」と言い返したくなる。

こういう時は、「失礼します」とか「さようなら」とか言うのである。場合によっては「こんにちは」「ありがとうございます」のこともある。なんでもかんでも「お疲れさまです」と一つの言葉で済ますのではない。適切な言葉を適切に使うことが大事である。

社会で自分のやりたいことをやれるようになるには、まず、正しい言葉を身につけることだ。これが社会へのパスポートの一つになるのだ。

*1 レイヴとウェンガー著/佐伯胖訳『状況に埋め込まれた学習——正統的周辺参加』産業図書, 1993.に詳しい。

平成19年度 京都橘大学文学部
児童教育学科Cクラス 研究入門ゼミ通信「起筆」NO.2より

意識を持った4年間であれば

いやあ、疲れた。

授業は研究入門ゼミと教職ガイダンスだけだったのだが、会議が二つ。
学科会議と学部教授会であった。学科会議はパワーランチであったし。それぞれの間が10分ぐらいしかなく、一気に流れて行ったのであった。ある意味、中学校のこの時期よりも濃かったなあ。

            ◆

それにしても、新入生の諸君とする授業は楽しい。

教員養成のための学科であるからして、教師・保育士を目指している。私の授業では、4年間と言う「短い」時間なので、その短い時間に教師の、授業の仕組みとタネを明らかにしながら進めることにしている。

今まで彼らは、10年以上学校教育で「学ぶ」主体であったのだが、4年後には学ぶ主体でありつつ、教えることを仕事にしなければならない。だが、当たり前だが今はまだ、彼らが学ぶためにどういう仕組み、方法が行われていたのかは、ほとんど意識されていない。

その彼らに、意識付けをして学ぶための学び方を教えるのが、新入生に向けての授業である。児童教育学科の研究入門ゼミではこれを行っている。

            ◆

私は楽しいが、ひょっとすると新入生は、不安かもしれないf(^^;。

(そんなこと聞いてねーよ)
(そんなに学ばなければならないの?)

とか思っているかもしれない。
だけど、そんなことをしらないで教師になるなんてことは、もっと恐ろしいことである。意識を持った4年間であれば、それはかなりのことが学べる。しかっかり学んでほしいなあ。

2007/04/17

娘を嫁に出すってのは

引っ越しをしてから、朝の時間がゆったりできるようになった。駅からは遠くなったのだが、その分、湖西線の音はしなくなり、静かに過ごすことができるようになったからであろう。田舎がいいなあ。このゆったり感が、飛んで行く日中の時間であっても大丈夫にしてくれるのだろう。

            ◆

会議から始まる一日である。立ち上げのための会議が続く。大変だけど面白い。午前中はこれをして過ごす。

            ◆

今日の授業は国語科教育法1である。授業で必要な「発声」と「板書」を予定した。実際は、発声の部分の途中で終わってしまったので、「板書」は来週に持ち越し。

兎に角、教師の仕事は声だと思っている。
今日のシラバスです。

引用開始 ーーーーーーーーーー

発声の基礎
 教師の仕事と声
 発声は目的、状況に応じて変わる。
 声の出し方の実際
  正しい発声とは
  どんな声を教室では使うのか
  どうやって声を出すのか
  どうやって話すのか
   声の大きさの加減
   声の向かう方向
 立ち位置
 滑舌調音の練習
 アクセントの確認

引用終了 ーーーーーーーーーー

ワークショップを入れながらやりたいのだけど、時間が足りないなあ。声だけで15回の授業があっても良いと私は思いますね。そうすれば、結構ワークショップができると思うのだけどね。

            ◆

教育実習が迫ってきているので、学生たちに実習直前指導も行った。学校教育現場できちんと指導して頂けるように、細かく厳しく行う。

昨年度、国語科教育法1と2で指導した学生たちが、教育実習に行くのかと思うと、
(娘を嫁に出すってのはこんな気持ちかな)
とも思う。
そんな父親の気持ちになった私は、最後にいくつかの教育実習サバイバルアドヴァイスを行った。
がんばれよ〜〜〜〜〜〜。


4/22(日) 業務連絡

業務連絡
関係しているみなさんへ。
4/22(日)の撮影の件です

08:30 正門前集合
09:30 撮影開始
17:00 片付け完了〜撤収〜解散

昼ご飯は出ます。
服装は、スーツとは言いませんが割とかっちり系の服装がいいかな。
午前中が、たほいや。午後が句会の予定です。
句会の兼題は午前中に発表します。

分からないことがあれば、池田にメールを下さい。

授業の感想に答える1〜5

一回目の授業で、みなさんが掲示板に書いた感想についてコメントをしましょう。

S1 先輩からいろいろ噂を聞いてました。とてもびびっています。
しなければいけないことは多いけれど確実に自分の為になるものだと思うので精一杯がんばります。

S4 去年の後期に実際に課題に追われている先輩に話を聞いていて、覚悟はしていたのですが、予想以上でした。
でも、クリアしていくことは、確実に自分の力になるということが実感できました。板書のようにまとめることだったり、模擬授業をすることだったり、いろんな魔法のかけ方を学べたり、と。学習意欲がわきました。

T まあそんなに緊張するなって。先輩たちは、先輩たちがいないなかで毎週必死に新しい課題に取り組んで行ったわけだ。諸君は先輩がいるんだから多少楽だと思うよ.その分、授業のレベルを去年より上げるかもしれないがね。大学生なんだから授業のレベルが高いなんて泣き言を言うんじゃないよ。

S2 今日の授業をうけて、「湯船の法則」が印象に残りました。
生徒の学習量を湯に例えていてわかりやすく、なるほどと思いました。
いつ湯があふれるか分からないということを楽しみにできたらいいと思いました。

S3 今日の授業を受けて、<指導力>や<生徒にやる気を出させるために>という先生の話が印象に残りました。どうせできないと思ってやる気を無くしてしまう気持ちは、私自身も持ったことがあるので、その頃の気持ちを思い出して、<湯舟の法則>がとても自身のつく話だと思いました。これから、この法則を思い出しながら頑張っていきたいと思います。

S10 90分が早く感じました。噂の通りハードな授業になりそうだ、と思いました。しかし、エスカレータ逆走は本当にその通り!!だと思いました。
メモの取り方も段々上手くなっていくような気がします。この一年、自分自身が成長できるよう頑張ります!! 

T 湯船の法則にしても、エレベーター逆走の法則にしても、子どもの実感に訴えることのできる例えを見つけることが大事なんです。それが見つかれば、説明はかなり生徒に届きます。自分の経験と子どもの実感の両方にリンクする「例え」を説明のためにたくさん探してください。

S5 今日の授業で印象に残っていることは、「生徒に魔法をかける」といったところでした。私は中学校の頃からクラブでバレーボールをしているのですが(現在も…)、必ず子供ができることをやらせ、そしてそれができたらいっぱい褒める。それによって子供は自信がつく。こういった指導方法はクラブのような勉強以外の面でも共通していることなんだなぁと思いました。
今まで自分が経験してきたことなどを重ね合わせながらこの授業に取り組んでいけたらいいなぁと思いました。

S9 授業が始まった瞬間とても緊張しました。印象に残ったことは“湯舟の法則”です。勉強はやってもやってもできないのは、まだ閾値に達していないということと聞いたとき、高校時代の自分と重ねてしまいました。とても納得してしまいました。
もう一つ印象に残ったことは、“子供たちに誤解を解く魔法をかける”ということです。そんな素晴らしい魔法が自分にもかけれるような先生になりたいと思いました。

T 子どもは、良くなりたいんです。成長したいんです。だから、そのように方向を向けてあげれば良いんです。それが、私の言う「魔法をかける」というものの正体の一部です。魔法は先生の数だけ、子どもの数だけあると思います。あなたたちにとって一番良い魔法を探してください。

S6 説明能力は大事だと改めて感じました。
現場に行けば、多くの『何故?どうして?』に対して納得のいく答えを返せなければならないと思うと、自分の知っていることはまだまだ少ないと痛感しました。本当に膨大な知識がなければいけないと感じました。

T もう少し言えば、膨大な知識は最低の条件です。今は、インターネットで簡単に膨大な知識の簡単にアクセスすることができ、さらにそこから必要な情報を簡単に検索することができるようになっています。これは相手が中学生でも高校生でも同じです。
教師を目指すのであれば、または教師であれば、その膨大な知識を自分の言葉で説明できるようになっていなければなりません。
「勉強」ってなんですか? それを小学校4年生が納得するように説明できますか? これができるようになるのが大事です。

S7 とうとうこの時が来たな…と緊張しています。しかし、本当に教師を目指しているのであれば、これからの教職関係への取り組みは真剣に向き合っていかないといけないと思っています。
今日の授業では、とにかくメモを取ることに精一杯で、授業の内容が頭に入っていないかもしれません。要点をつかんで、メモを上手にまとめることも国語力のひとつではないかと感じました。次回からは、もう少し肩の力を抜いて、授業を楽しく満喫できたらいいなぁと思っています。
池田先生、そして受講している皆さん。これからの1年間よろしくお願いします。

S8 池田先生の夏季集中を受けて、池田先生の授業形態は分かっていたつもりでしたが、正直第一回目の授業は辛かったです。しかし池田先生の一言ひとことを見逃さずにメモを取ることは、「ことば」という魔法を使う第一歩だと思っています。池田先生が使えるその魔法をいち早く取得する為にも、次回も頑張りたいと思います。
余談ですが、授業の後、池田先生が研究室に居られて助かりました。有難う御座いました。

S15 今日の授業はメモをとるのが追いつかなくてとても苦労しました。多分まだメモのとりかたが下手なのだと思います。次からはメモのとりかたをいろいろと工夫して少しは余裕をもって授業を聞けるよう頑張りたいです。90分という時間の長さを感じさせない、内容の濃い授業だったと思います。

S19 今日の授業は春休みで呆けていた私のいい目覚ましとなってくれました。いや、実際は目覚し以上。ガツンと殴られた感じです。
国語科教育法1でなんとなく察してやってきたことの説明を今ようやく聞いて、ああ!と納得。すっきりしました。
「湯舟の法則」は今日お風呂を入れながら、しみじみ「確かにそうだな…」と思い返していました。英語を勉強しているときに長い間成果がでなかったのに、ふっと突然分かる様になった経験があります。
しかし今日の授業は情報量が多かったです。焦りました。これは国語科教育法1の時からですが、要領よくメモすることが苦手で、聞きながら書く、ということがなかなかできずに困っています。国語科教育法1ではそれを克服する努力をしつつ、授業に臨んでいきたいと思っています。

T メモの取り方ですが、慣れないうちは次のことに心掛けましょう。

1) メモを取りながら意味を考えることは、あまりしない。ただ、記録に専念する。
2) 記録したものを時間を置いて見直し、意味を考える。

慣れてくるとこの1)と2)を同時にできるのですが、慣れないうちにこれをやると混乱します。子どもを指導する時も、教師が一つのことをさせていると思っていても、子どもから見たら二つのことを同時にさせているというときに混乱していることが多くあります。内容を分解して一つずつやるようにすると、混乱は減ります。

S11 いよいよ専門的な分野になってきたなと感じた。前年度の集中授業は半分お遊びだったのか!と思えてしまうほどだった。そして前年度の授業でも感じたことだが、先生の授業の世界に入り込んでしまい、授業が短かったように感じた。

T ま、学問は最高の遊びだという人も居ますから、それはそうなのかもしれませんが。この授業でも大いに言葉と頭を使って遊んでもらいます。楽しみにしていてください。

S12 90分間メモを取るのに必死で大変だったけれど、ことばは超能力だと思うという話や、湯舟の法則など印象に残る話が多く聞き入っていて、時間が経つのをすごく早く感じた。奈良の大仏の授業をするときの二種類の進め方のインパクトの違いや、最初の授業で子供に魔法をかけることなど本当に勉強になる話ばかりで、この一年大変だろうと思うけれど頑張ろうと思った。

T コンパクトに今日の授業の内容をまとめていますね。上手い上手い。

S13 「何故勉強するのか」考えなければいけない。強く心に残りました。自分の一言で子供の人生に影響を与えてしまう。教師と言うひとは、私にとって一番身近で、とても影響力のあるひとです。未熟な私は、まず考えること。それが一番大切なのだと、今の時点では思っています。

T 参考図書は『なぜ勉強させるのか』(諏訪哲二 光文社新書)です。理論としてはこの本が分かりやすいし、納得するものだと思います。ですが、その理論を自分の言葉で子どもたちに語れるかどうかというのは、別の話です。ここができるかどうかが大事なポイントです。

S14 2回生夏の「特別活動論」以来、久しぶりの池田先生の授業です。早速課題も出ましたが、一つひとつ自分なりの考えとことばでまとめあげて消化していきたいと思います。
 ただ、掲示板の課題や、メールでの課題は、ネットを介するのでいつもちゃんと出来ているか不安になります。
 また、私はメモを取りながら講義を聴くことが苦手なので、今日はいきなりハードでした。
 でも、これも自分なりの工夫でまとめて、この授業が終わる頃には得意と言えるくらいになりたいです。
 正直言うと、私はあまり教師にいい思い入れがないので、この授業を通して、まずはどんな教師が自分の理想とする教師か見つけられればいいなあと思います。

T 教師に良い思い入れがない。良いじゃないですか。あなたがよい教師になれば良い。今まで習ったよくはない教師を分析し、どうしたらよくなれるのかを考えればよい。これを反面教師と言いますね。

S16 国語科教育法は他の授業にない刺激を感じた。良い緊張感のまま授業を続けていたので終わったときはちょっと疲れてました。教師になればこれが毎回続くと考えたら、少しずつでも慣れていかなければいけないなと感じました。
また、池田先生の授業はパフォーマンスも多いので授業の内容が印象にすごく残りやすいです。先生が最後におっしゃっていた勉強の苦手な子にかける魔法術、ぜひトライしてみようと思います。

T ということは諸君は「魔法使いの弟子」ですな(笑)。

S17 「わかりやすい」素直にそう思いました。だらだら話をするのではなく、要点がはっきりしているのでメモもとりやすく、あっという間の90分でした。
また、「ことば=超能力」には感動しました。私ですらそうなのですから、これから国語を学ぼうとする子供たちにとって、普段自分たちが何気なく使っている言葉が実は超能力のようなものだったなんて、魅力を感じずにはいられないだろうなんて思いました。

T ありがとう。わかりやすくするために、私は実はいろいろな工夫をしています。これから授業を進めて行く中でその工夫について君たちに説明をし、君たちが工夫をできるようになることを求めて行きます。がんばってね。

S18 教育はビジネスではない、という言葉が印象的でした。教育で重要なのは、能率の良さや利便性ではないということ。生徒ひとりひとりとじっくり向き合う、教師というのはいわばアナログな職業なのかもしれない、と感じました。

T はい。人間はデジタルでもアナログでもなく、人間なんですね。そして、「ビジネスを戦争で語るな、教育をビジネスで語るな」という言葉があるのですが、私もそう感じています。
授業で触れた「学習権宣言」(1985年 UNESCO 国連教育科学文化機関)をもう一度載せておきましょう。

引用開始 ----------

学習権とは、
読み書きの能力であり、
質問し、分析する権利であり、
想像し、創造する権利であり、
自分自身の権利を読み取り、歴史をつづる権利であり、
あらゆる教育の手立てを得る権利であり、
個人および集団の力量を発達させる権利である。

中略

学習権は、経済的発展の手段ではない。それは基本的権利の一つとして認められなければならない。学習行為は、あらゆる教育活動の中心に位置づけられ、人びとを出来事のなすがままにされる客体から、自分自身の歴史を創造する主体に変えていくものである。

引用終了 ----------

是非、全文を読んでみてください。

S20 授業中、あんなに必死にメモをとったのは久しぶりでした。90分の授業がとても充実していたと思います。どの授業ももっとメモをとり、真剣に授業に取り組まなければならないなと反省しました。
池田先生の授業はみんなをひきつけます。授業の内容も勉強になりますが、先生の授業を身を持って受けているので授業自体がすごく勉強になります。
予習復習が大切なのはよくわかっているのですが、自分ではなかなかできません。でも課題がだされるのでとてもありがたいです。 他の授業も自分のために予習復習をしようと思います。

T 授業中に自分で自分の課題や疑問を見つけることが、大学での予習復習に繋がります。例えば上記の「学習権宣言」ですが、「中略」の所には何が書かれているのだろうか。ユネスコの宣言には他にどんなものがあるのだろうか。なんて考えると良いわけです。それを授業に入る前に、授業後に調べておくだけで授業の理解は随分違うのです。

S21 湯舟やエスカレーター逆走など例えがおもしろく、とても分かりやすかったです。
ただ、今日はノートを取るのに必死で、話を聞き逃してしまった部分もあるので、次からはそうならないよう頑張ります。

S22 内容の濃い90分でした。
一瞬たりとも気が抜けない授業だったので、後半トイレに行きたくなり、きつかったのですが、なんとか大丈夫でした。
授業内容について行けるかどうか、いまから不安ですが、必死に喰らいついて行きたいと思います。
よろしくお願いします。

S23 講義中に感じることはありませんでしたが、終わったときに少し頭が痛みました。
それだけ集中して講義を聞くことが出来たのだと思います。
90分はあっという間で今回の授業では板書が追いつかない所があったので、次からはもう少し自分の頭の中で整理して書けるようにしたいと思います。

S24 講義の内容がとても充実していて、頭で整理しているうちに話題は次へと進んでいき、メモを取るスピードが追いつきませんでした。要点だけは逃さずメモを取れるよう頑張ります。
「国語が好きで、国語ができるから、国語の先生になる」という先生の言葉に、はっとしました。国語が嫌い、できないと感じている生徒にどう魔法をかけるのか。大切なことだなと感じました。

S25 去年この授業を受けているときは楽しいのと同時にとても大変でいつも課題が終わると何よりもほっとしていた記憶があります。でも、授業を受けながらいつも勉強不足を実感していました。これから教育実習、採用試験とたくさんの山場がありますがこの授業を受けていれば意識が高いまま臨めそうです。今年年もよろしくお願いします。

T S25君は去年格闘して単位を取っていますから、今年は別の視点から授業を見ることができるでしょう。それは、私がどうやって授業を構成しているか、演出しているかということです。去年と比べながら下回生の反応等を見ながら授業を受けると面白いと思います。また、下回生からの相談にも適切に乗ってあげてください。やらせないと力は付かないなと判断したところは、突き放すということです(笑)。

S26 とても熱のこもった授業で、長い90分が短く感じました。が、内容がとても濃くて国語の授業のことだけではなく、教育活動の全般について学べたのでよかったと思います。私は、メモはあまり取らないほうなので、今日聞いたことを自分なりにまとめて書く作業に戸惑いました。これも、一つの国語の勉強だとおもいました。

T 大学は学問をするところです。学問となれば、専門的力量を高めることになります。ですから、対象とする領域は狭くならざるを得ないものです。ところが、学校教育現場にでると子どもというのものは、丸ごとということが分かると思います。それぞれの専門的な力量を束ねて実践に取り組む主体といのが、私は「担任」だと思っています。この授業は来年度児童教育学科の「学級担任論」で扱う予定ですが、この授業でもいくつかのポイントは行うつもりです。

S27 緊張あり、笑いありの楽しい90分でした。
教育は本当は長い、という話が一番心に留まりました。学問は一生続くもの、人は成長し続けるもの。一定期間で子どもの良し悪しを図るような人間にはなりたくないなと思います。
火曜四限は教育の基礎を一から学ばせていただく楽しい一時になりそうです。張り切ってついて行くので、どうぞよろしくお願いします。

T 確かに担任の先生が変わると子どもたちの様子が急に良くなるということがあるのも、教育の特徴です。しかし、人間の性質、脳の特徴から言えば人間は習慣の動物でありますから、急に変わるのは急に悪くなるというのがあるのではないでしょうか。じっくりと時間をかけて指導することの方が、大事だと考えています。ただ、誤解の内容に言えば「じっくりと時間をかける=一回一回は手を抜いても良い」と思っている教育者が居ますが、これは違います。一回一回ちゃんと指導していても、教育には時間がかかるということです。

S28 とても長くて短い90分でした。他の授業とはまた違う緊張感があり、疲れたけれど、楽しかったです。それと同時に「話を聞きながらまとめる」という行為の難しさを改めて実感しました。早くコツを見つけて、要点をきちんとまとめられるようになりたいと思います。
そして、先生のお話を聞きながら、生半可な気持ちのまま教職を続けてはならないとつくづく感じました。挫けそうになることも多いのですが、頑張りたいと思います。

T 私は教師以外の仕事をした経験がないので良くは分からないのですが、どんな仕事でも生半可な気持ちでやるのは良くないと思っています。人生の多くの時間を閉める仕事の時間。個々を手を抜くということは、その人の人生がいい加減なものになりがちと言っていいのではないかと思います。ただ、先生と呼ばれる仕事は基本的にはなりたくてなる仕事です。そうだとすれば、やらざるを得ないで仕事についている人たちよりは、もっと懸命に仕事をすることを求められているのではないかと思います。

◆◆◆

とまあ、最初なので全員分書きましたが、今後全員分になるかどうかは、わかりません。
(あ、これはどうしてもコメントしたいな)
と思わされる文章にはコメントするという方向に向かって行くと思います。

私とクラスの仲間を意識して、読みたいと思わせる文章、返事を書かなければと思わせる文章を書いてください。

国語の教師にそれができなければ、子どもたちに力を付けることなんてできません。

さあ、しっかりね。

                        国語科教育法1、2通信『修学』NO2~NO6より

2007/04/16

春は忙しい。

春は忙しい。
京都のことを理解しておかねば、新入生に説明が出来ないので市内を走り回っている。こういうときカーナビは本当にありがたい。

朝から松尾大社に出かけてきた。松尾様といえば、お酒の神様である。いや、お酒を勉強するために行ったのではない。夏休みの集中講義の準備である。ただ、今の時期は山吹が非常に美しい。本学の山吹も相当美しいが、松尾大社にある山吹は小さな川の両側に咲いており、これは本学にはない。

さすがに平日の朝は、最新号の「サライ」の表紙になった松尾大社と言えども、人は少ない。天気予報では午後から雨ということであったが、曇り時々晴。川面に映る山吹が美しい。Matuo


            ◆

「ほそかわ」なるラーメン屋で昼ご飯を食べる。京都の醤油豚骨ラーメンは薄味なのだが、ここのは東京のそれに近くて美味。

道を挟んで「小川珈琲 本店」がある。京都の珈琲の老舗である。滅多に来ることもないだろうと思って入る。珈琲も美味だが、フレジェがめちゃくちゃ美味しかった。

            ◆

月曜日は研究日にしてあるので、大学に行かないでもっとあちこち見て回りたいのだが、授業の準備もしなければならないので、午後から大学に向かう。

学生の対応をしながら、準備を重ねる。
ああ、他にもしなければならない仕事が・・・。

気分転換に窓の外を見る。

  窓あけて見ゆるかぎりの春惜しむ 高田蝶衣

こんな句を思い出した。そして、肩の力を抜いてもう少し頑張ろうと思う。ルーティーンワークではない仕事をする楽しさが、教育の仕事には多い。これが楽しいのだ。

さあ、やっていきましょう。

仏は何回まで許すのか?

昼に、大津の名残の桜を楽しみに出かけた。
長良公園というところが、桜の名所の一つであり、新居からも旧居からも見えていたので気になっていたのだ。

車でひょいと5分走る。
すると、谷間に広がる桜の公園があった。芝生の上ではバーベキュウらしきものをやっているグループが居た。名残の桜ということもあるのだろうが、混みきっているという感じはなくバトミントン等も出来るぐらいであった。

私達は車で山頂までゆく。
そこに車を止めて、買ってきたパンを食す。
駐車場は山の斜面にあり、その斜面沿いに桜並木があり、この並木が我が家から見えていたのだ。

車の上には、桜吹雪。
切ない、切ない。
明日は雨だと言うから、これが今シーズン最後だろうなあと思いつつ、こんな近くに名所のあることを喜びつつ、桜吹雪を浴びる。

            ◆

12時の時報がなった頃だろうか、眼下の町から「千の風になって」のメロディーが聞こえてきた。トランペットである。それほど上手と言うものではなかったが、確かにこの曲である。

(なんだ?)
と思ってきょろきょろ探すと、どうもお寺辺りから聞こえる。黒服の人たちも見える。おそらく出棺かなにかなのだろう。そのときの合図の曲として、この曲を使っていたのだ。なるほど。

            ◆

その後、大学に向かう。
研究室の中の資料の整理である。
奥さんに手伝ってもらうf(^^;。

私は遅れていた学研の原稿書きを進める。

            ◆

書きながらわからなくなってしまった言葉がある。
「仏の顔も三度まで」
である。これは、「仏の顔も三度」という言い方もある。

疑問1

どちらが正しいのか?

ま、ここでは取りあえず「仏の顔も三度まで」で進めることとする。

疑問2

仏は何回まで許すのか?

私は、2回は大丈夫だが3回目は許されないという感じで使っている。が、よく考えるとこれはおかしくないか? 三度までというのであれば、4回目からは許されないということになる。しかし、私の実感としては違う。私は3回目からだ。みなさんは、どうであろうか。

んじゃあ、なんで3回目からと思うのか? おそらく「二度あることは三度ある」「三度目の正直」などのことわざが、3回目から変化を示していることからこれらに影響されているのではないかと思う。

これを受けてあちこちの辞書を確認したが、辞書には明確な答えは示されていなかった。
うーん、どうなっているんだろう。

            ◆

夕方は、船の居なくなった琵琶湖を見ながら原稿下記。
無線LANにしてあるので、テラスでの作業も快適。
ライトアップされた噴水が奇麗であった。

2007/04/15

若手教員のお悩み

「明日の教室」の第一回目が終わった。私が初めて事務局をすることになる研究会だ。定員を上回る参加者に来て頂くことができた。感想を見る限りではみなさん、喜んで頂けたようである。良かった良かった。

            ◆

研究会の最初に、「お悩み相談カード」なるものに今困っていることを書いてもらうことにした。参加者の困っていることに少しでもアクセスできればと思って用意したのだが、これが驚いた。

教員を目指す学生、非常勤講師、新卒5年以内の方々を主な対象にしようということで始めた研究会である。どんなお悩みがでてくるのかと思っていたのだが、これが実に多様で、深い問題を呈していた。このお悩み相談に答える時間を60分用意していたのだが、とてもじゃないが足りないとカードを見た瞬間に思った。

「多様で、深い問題」ではあるが、共通していた部分もある。それは、授業に関する相談がなかったということである。逆に言えば、すべて学級経営、学級担任仕事に関する問題だったということだ。

これには糸井先生も私も驚いた。

            ◆

これは授業に関しては大丈夫ということではない。授業を作ることも大変だが、それ以上に学級のことが大変なのだと言うことである。

教師になるための単位を取って、免許を手に入れて、教員採用試験に合格して、担任を持って。それでいきなり抱える問題の山。
(こんなはずじゃなかった)
と思う先生が多いと思う。

担任が抱える問題は、個別的で具体的である。だから、その問題を解決できるのは担任以外に居ない。もちろん、学年の先生や先輩から、またこうやって研究会に参加して学んだり相談したりして身につけて行くのだが、実際にやるのは担任なのだ。

            ◆

来年度は、学級担任論という授業を持つことになる。おそらく、教員養成系の大学ではほとんど開かれていない講座だろう。(グーグルで探すと、富山大学にあるぐらいである)なんで、この講座が開かれないのか、実に不思議である。担任をしない教師はいないのに。

実際のところ、90分×15回の講義で学級担任のなんぞやから始まってその仕事について教えきれるかと言えば、それはNOである。しかし、90分×15回であっても何もやらないのと比べれば、全然違うだろう。

私もこの研究会で、教師がどのようなことに困っているのかを具体的に知ることできる。そして、そのことを元に、学生の教育に活かして行くことができるのではないかと思っている。

いろいろな人がかかわり合って、いい教育を作る。
そういうことだ。

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