« 2007年8月19日 - 2007年8月25日 | トップページ | 2007年9月2日 - 2007年9月8日 »

2007/09/01

鴨川は流石に秋の気配

オフ。

折角の、久しぶりのオフなので琵琶湖で泳いでやろうかと思ったのが、朝から雷雨。悲しい。天気予報では降ったりやんだり晴れたりの一日とのこと。

気分転換に部屋の掃除をすることにした。台所のレンジ周りを外して磨く。床の水拭きなどに勤しむ。ふう。気持ちがよい。そうこうしているうちに、外は青空が見えてきた。

            ◆

午後からは、食事の後近くのイングリッシュガーデンに向かう。そこで寛いでからプールに行く予定とした。しかし、寛ぎすぎてガーデンのベンチで寝てしまった。にわか雨で目が覚める。いかん。これではプールに行けない。

予定を変更して自宅の隣にある天然温泉施設に行き、寛ぐことにする。本当に今日は寛ぐことばかりである。会員価格は500円。これで2時間たっぷりと温泉に入る。ふやけては甲羅干し、ふやけては甲羅干しの繰り返し。読書をしながら過ごす。

ふう。

            ◆

夜は京都市内へ繰り出す。生協の教員採用試験講座のK先生と食事。K先生の教え子で枚方で小学校の先生をしているO先生も一緒。あれやこれやと教育のことを話す。

鴨川は流石に秋の気配。
涼しい風が吹いていた。
でも、あつく教育の話。
私の本も誉めて頂いて、ありがたや。

(明日は、大学の仕事が朝からあるんだよなあ)
と思いながらも、京都の夜は熱く更けていくのであった。

オフであった。

2007/08/30

「人生初の模擬授業」

キャリア開発演習1の名物(と本人は思っている)、「人生初の模擬授業」を集中講義の最終日に行う。去年は受講生が多かったので一人三分。一回きりの模擬授業であったが、今年は少人数なため、一人五分。リハーサルと本番の二回。リハーサルの様子、本番の様子は録画して後から見直すことが可能というお得な授業構成になっている。

リハーサルの後、当然私から指導が入る。授業を作ると言うことに関して舐めている学生がいる。今年の学生たちは舐めるまではいっていないが、それでも軽く見ている学生はいる。
やらせてみる。
当たり前であるが、できない。
そんな簡単にできないのである。

            ◆

1)挨拶
2)出欠席の確認
3)季節の話題・時事問題(板書)
4)本時の授業のテーマ紹介(板書)

これだけの内容を五分間でするように指示するのだが、できない。授業を行う学年も教科も設定も基本的に自分で行って良いとしているのだが、できないのである。

板書の字がめちゃくちゃ。漢字の書き順が違う。声が出ない。声が出過ぎる。活舌が悪い。早口。姿勢が悪い。説明が何を言っているか分からない。何を説明したいのか分からない。細かい説明過ぎて授業に付いていく気がしない。

まあ、見るも無惨である。それらについて、一つ一つ解説を加え改善のための勉強方法等を指示して、リハーサルは終わる。その後、準備の時間をもう少し取って、本番である。

            ◆

大学の一、二年生のうちにまずこういう経験をしておくのは、大事だと思ってやっている。授業を受けている時は
(なんであの先生、あんな授業なのかなあ)
と思い
(オレの方が上手いだろう。ちょろいちょろい)
と思うのだが、やらせてみればできない。当たり前だが、授業を受けると授業を行うは別のことである。それがわからないんだなあ。多くのことをやってもらってきた学生には、自分で一から作り上げるという経験が少ないんだろうなあ。

本番は各自がそれぞれレベルをアップさせた。これがうちの学生たちの良いところ。指導したことをきちんと守ろうと努める。指導し甲斐があるってもんだ。

            ◆

授業の最後に口頭で感想を一人一人に求めた。分かっていることができないことに苛立ちを感じたり、落込んだりという学生もいた。ではあるが、自分ができないことを具体的に知ることができた、さらにこれから何を勉強すれば良いのかが見えてきたという意見が圧倒的であり、それは実に頼もしい答えであった。

たとえば、こんな感想がある。

引用開始 ーーーーーーーーーー

1) 今日の授業を受けて

 落ち込んでいます。自分のあまりにもの出来なさに、愕然としています。授業中はだいぶ落ち込んでいましたが、落ち込んでばかりいられないので、自分の教職への意識の甘さに向き合おうと思いました。「教職しかなりたい職業がない。」と私は言いました。何をふざけたこと言っていたんでしょうか。今私にまず必要なのは「どうしても教師になりたい。」と言い切れる気持ちです。最初は中途半端な気持ちで、教職以外考えられないし、教職の授業を受けていればそのうち意欲も沸いてくるだろうなんて思っていました。なめていました、完全に。しかし、このキャリア開発演習1を受けて、しっかり意欲が沸いてきているのが事実です。これは全体を通しての感想になるので、これ以上は次の項目で書きます。

 本日の模擬授業の感想ですが、はっきり言って5分という授業を軽く見すぎていました。このへんから、いかに教職の授業をなめていたのかが分かります。なんとかなるだろう、と思って頭の中でイメージトレーニングしかしていませんでした。実際に声に出して、通して練習をしていれば、もう少しましな授業ができていたかもしれません。まず構成力が欠けていることと、無駄な発言が多いこと、全体的に準備が全然足りていないことが目立ちました。これでは生徒に伝えたいことも、ちゃんと伝わらないとわかり、今後の課題も具体的に見えてきました。模擬授業、本当に良い経験になりました。リハーサルの重要さも身を持ってわかりました。私が学生として、できなかったことができるようになった(今回はできるようにはなりませんでしたが)ということの大切さも、文字ではなく体験で分かることができました。加えて、何度も言いますが、知識の乏しさです。知識、四年でどれだけ蓄えられるかが勝負です。これから、研究会、講座に積極的に参加しようと思いました。勉強と遊びのバランスを整えます。

2) この授業全体を振り返って

 このキャリア開発演習の授業を受ける前と今とで、はっきり変わっていることが一つあります。意識です。中途半端な気持ちが、少し明確になりました。とても遅いのですが、私は教師として私自身が子供に何をしてあげられるか考えました。私は本当に最初から最後まで自分のことばかりで、まるで子供です。私は小学校から高校生まで、劣等生でした。ルールを守りたくない子供でした。食べてはいけないときにパンを食べてしまったり、授業中に内職をしていたり、宿題をしてこなかったり、真面目になることが恥ずかしいと思う子供でした。そういう子供たちに、そのまま大きくなると私みたいになってしまうよ、と伝えたいです。そして子供たちの可能性を伸ばしたい、そう思います。そのためには、まず私がそこから脱し、大人にならなければいけないと学ぶことが出来ました。四日間で大人にはなれないけれど、多くのことを学び、自分を知ることができ、やっとスタートラインに立てたかな、と思っています。

 池田先生と、共に授業を受けたみなさんに、感謝しています。四日間ありがとうございました。これからもご指導の程、宜しくお願いいたします。

引用終了 ーーーーーーーーーー

『教育は、自分の人生をすべて注ぎ込むに値する営みである。そんな、簡単にできる分けない。今から始めろ。多くの先生は、採用試験に合格してから、(しまった、何か変だぞ)と思って慌てるのである。諸君は今それに気がついたのだ。後は、努力すれば良いのだ。ま、がんばれ』

そんなことを話した。

最終課題を確認し、受講生の記念写真を撮ってキャリア開発演習1は終了。私の集中講義の集中もあと一つ、特別活動論を残すのみとなった。

            ◆

ああ、夏が終わる。
夏休みはとっくに終わっているがf(^^;。

だけど、今晩はひさしぶりにのんびりと、いいビールを飲むことができそうだ。
そういう夏の終わりも良いかもしれない。

11月24日(土) 「ぜひおこしやす,京都セミナーへ!!」

土作先生から、ご案内を戴きました。凄い講師陣です。
私もなんとか都合を付けていきたいなあと思っています。

引用開始 ーーーーーーーーーー

「ぜひおこしやす,京都セミナーへ!!」

 今年も古都・京都で「とっておきの授業&学級づくりセミナー」を開催いたします。京都セミナーも第5回目をむかえることとなりました。初心を忘れず,学びの喜びを皆様と共有できる熱い一日にしたいと思っています。
11月24日(土)(午前9:30〜午後4:30),紅葉に彩られた京都で,深まる秋とともに学びの深まりを実感しあいましょう。
 鍛える国語教育主宰『国語教育の大家』野口芳宏先生,道徳教育改革集団代表の深澤久先生,道徳教育改革集団団長の佐藤幸司先生,教育の鉄人こと杉渕鉄良先生,ミニネタの土作彰先生,と,すばらしい講師の先生方をお招きして,研究授業を通して,授業づくりの技・神髄をじっくり学ばせていただきたいと思います。研究授業は京都教育大学附属京都小学校6年生児童を対象に豪華4本立です。有意義で中味の濃い1日をともに過ごしましょう。
 晩秋の3日連休は,ぜひ,古都京都でお過ごしください。ともに学ぶ幸せを味わわせてください。心よりお待ちしております。                 古都サークル主催
 
1.日 時   2007年11月24日(土)午前9時30分〜午後5時00分

日 程   午前9:00~   受 付
9:25~   あいさつ
           9:30~10:20  研究授業1 「鉄人・杉渕先生の音読指導」
                          杉渕 鉄良先生
          10:25~11:10 研究授業2 「とっておきの道徳授業」
                          佐藤 幸司先生
          11:15~12:10 第1講座  パネルディスカッション 1  
              研究授業を通して・・・ 子どもの見方,のばし方
          12:10~13:00  昼   食
          13:00~13:30 研究授業3 「ミニネタ活用の実際,理科授業」
                          土作 彰先生    
          13:30~14:15 研究授業4 「命の授業'07 in京都」
                          深澤 久先生
          14:25~15:10 研究授業4 「国語授業の神髄」
                          野口 芳宏先生
          15:20~16:00 第2講座  パネルディスカッション 2  
              研究授業を通して・・・ 授業をつくる,クラスをつくる
16:10~16:55 第3講座   野口先生から・・・ (総括)
                       教師修行の道づくり
16:55~17:00 あいさつ  
 
2.会 場   京都教育大学附属京都小学校 体育館
(京都市北区紫野東御所田町37 {(075)−441−4166}
FAX(075)−431−1827
3.講 師   野口芳宏氏・深澤 久氏・杉渕鉄良氏・佐藤幸司氏・土作彰氏

4.定 員   200名

5.参加費   5000円

6.申し込み方法
 ①志賀宛てに申し込みの連絡を入れてください。
  *連絡方法は,FAX・メールのいずれかでお願いいたします。
      ★FAX:(075)431−1827 京都教育大学附属京都小学校 志賀宛 ☆E-mail miyako@kyokyo-u.ac.jp
  *参 加 申 込 として
    ・お名前             
    ・ご住所      ℡     FAX
    ・お勤め先      ℡     FAX
    ・メールアドレス      @
    ・備 考  (1日だけ参加の場合は,メモしてください。)
  
 ②「申し込み受け付けました。」とお返事をしますので,参加費をお振り込みください。
  *振込先は,次のとおりです。
   京都銀行  紫野支店
   普通口座  3190395   古都サークル  志賀 都子
 
  ※必ず,参加者のお名前でお振り込み下さい。
  ※振り込み手数料は,各自でご負担ください。
  ※振り込みは,11月20日(火)までにお願いいたします。
  ※現金書留でお送りいただいてもかまいません。ご都合の良い方をお選び下さい。
その際の住所は,京都教育大学附属京都小学校(住所は上記の通り)志賀宛でお願いいたします。
 ③確認次第,「参加費受領確認書」をお送りします。

7. 会場へは
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&time=&date=&ttype=&q=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%95%99%E8%82%B2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E3%80%80%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1&sll=36.5626,136.362305&sspn=29.091695,42.1875&ie=UTF8&ll=35.040837,135.75516&spn=0.007273,0.0103&z=16&om=1

です。

引用終了 ーーーーーーーーーー

秋の京都。美味しいものがありまっせ(^^)。

紙ベースでのメーリングリスト

もの凄い音がして起きてしまった。明け方の5時前である。雷雨である。いやあ、凄かった。夏も終わるなあとか思いながら、琵琶湖の上空で光る雷を見ていた。そしたら、お腹がごろごろ言い出した。共鳴というのであろうか。

            ◆

もう一度寝直して、起きた。
外の雷は大丈夫なのだが、私のお腹はごろごろ。うーん。疲れか?

            ◆

昨日はインタビューを通して、先生を経験した人から情報を得ると言うワークをした。今日は、本から情報を得ると言うワークである。自分の考えにヒットしたものを書き抜きながら、コメントを付ける。そして、そのコメントをもとに学習者同士で意見を交流するのである。紙ベースでのメーリングリスト状態である。

自分の意見を他人にぶつけることで磨き上げると言う経験は、学校教育では重視される必要があると私は考えている。小学生は小学生なりに、大学生は大学生なりにである。そのための方法は複数指導者が持っている必要がある。

一度、意見のぶつかり合うこと、磨き合うことの楽しさを知ってしまえばあとは、大学生ぐらいにもなれば自分たちで行うことができる。そのきっかけとやり方を示してあげれば良いはずだ。

学生の感想を見ても、この学習形態は非常に面白いと言う。なかなか他の授業ではないという。折角学習集団がいるのであるから、それを活用しないのはもったいないと私等は思うのである。

            ◆

他にスピーチの授業、和綴じ本の作り方を教え、明日の5分間の模擬授業のやり方を説明し、生活指導の例題を一つ考えさせて本日はお仕舞い。

学ぶための体力がまだ付いていない一回生にはなかなか厳しい集中講義であろう。だが、面白いと言って前向きに取り組む姿を大事にしてあげたい。

明日は、5分間の模擬授業である。

2007/08/29

第六回 明日の教室のご案内

明日の教室の第6回は、9月15日(土)13:30~17:00。劇団衛星・蓮行さんをお招きします。

今、小学校現場では、子ども達の表現力、コミュニケーション能力の低下が、深刻な問題となっています。
それらを学びの中で向上させていこうとする時、演劇を活用することは、効果的な方法の一つだと考えています。
事実、フィンランドに代表されるEUの小国では、コミュニケーション教育においては、演劇や、その他の身体パフォーマンスが、大きな役割を果たしているそうです。

今回、講師としてお招きする、蓮行さんは、関西を中心に活動されている小劇団「劇団衛星」の代表を務められていらっしゃいます。
劇団衛星は、2003年より、演劇的手法を教科指導に用いた実験的授業を、宇治市立平盛小学校、藤川大祐先生(千葉大学教育学部准教授)との合同で進めてきました。
子ども達が、演劇に取り組むということは、自然に相談しながら、一つの作品を創り上げるという活動を体験することになります。
また、演劇ワークショップには、コミュニケーション能力を向上させる様々なスキルが組み込まれています。
今回、蓮行さんには、今年、全国展開されている「演劇で環境」のお話や、様々な演劇ワークショップを紹介していただく予定です。
参加者の皆さんには、是非、この機会に、演劇ワークショップを体験し、コミュニケーション能力向上の新たな展開を体感してたいただきたいと思っております。

日時:9月15日(土)  13:30~17:00

会場:京都橘大学児優館 
http://www.tachibana-u.ac.jp/official/information/access.html

講師:蓮行さん@劇団衛星代表

内容:演劇ワークショップなど

会費:一般2000円、学生1500円
なお、会の後、蓮行先生を囲んで懇親会を予定しています。自由参加で3000円程度です。

昼食:大学の生協食堂が開いております。安くて美味しい本学の生協の食堂をご利用ください。

講師紹介
劇団衛星代表。脚本家・演出家・俳優。
京都中学校演劇研究会主催「ドラマスクール」講師。(財)京都市ユースサービス協会主催「Teens Stage」講師など中高生向けの演劇の指導や、コミュニケーションティーチャーとしてのワークショップなども多く手がける。
文化庁「平成18年度新進芸術家国内研修制度研修員」

*劇団衛星HP  

*申し込みは、こちらからお願いします。

二日目も完了

二日目も完了。これで集中講義の集中の半分が終わったことになる。前半は、授業以外にもいろいろとあったので、ペースを掴むのが大変だったが、これでペースが掴める。というのは、甘い。

            ◆

今日の授業は、教員免許の取得方法、採用試験までの勉強の道筋、採用試験の受け方等の概説。私を学校教育現場の先生に見立てて、インタビューのレッスンなどを行った。途中に細かいワークを入れながら、今日もたっぷりと6時間であった。

少人数は良いなあ。丁寧に説明しても、学生に届いたか届かなかったかの確認がすぐできるので、時間をたっぷりと使える。大学は小規模の方が良い。

授業後、指示もしないのに、一生懸命黒板に書かれている字を消している学生たちを見ると、
(うーん、もう一工夫して授業するか)
と思う。
良い学生たちだ。

            ◆

集中講義の後、出張。来年の新入生キャンプの打ち合わせである。
授業が終わってから、
『私は、これから出張なのだが、どこに行くか分かるかな?』
と学生たちに聞いたところ、全く分からない。当たり前である。そこで、
『新入生キャンプの打ち合わせだぞ』
と話すと、びっくりしていた。

一年生には分からないだろうが、こういう話をすることで学校と言うところは半年先、一年先、三年先などのことを見通して動いているということがちょっと分かっただろうか。

打ち合わせは、無事完了。来年度も良い新入生キャンプにしたいものだ。

            ◆

皆既月食は残念ながら見ることができなかったが、雲間の月もまた乙なものであった。

2007/08/28

キャリア開発演習1

キャリア開発演習1が始まった。今回は少人数での集中講義である。じっくりと教師という仕事の入り口を考えてさせてゆきたい。

入門期の指導で私が考えた方が良いと思っているのは、現実を知ると言うことである。教育と言う世界の良い面ばかりを知らせるのは違うと考えている。

こんな適当な私が言うのもなんだが、最近私は、教育は人間がやっていいのかなあと思う時がある。これは人ごとではなく、神ごとではないかと思う時がある。私は神はいないと思っているので、人間を越えたものが行う営みということではあるが、誰がこんなシナリオを書いたのだと思うような子どもの成長に出会うことがあるたびに、そう思う。

しかし、その一方で救いきれない子どもたち、伸ばしきれない子どもたち。指導を妨げるさまざまな環境。これらがあることをきちんと教師と言う仕事を選ぼうとしている学生たちに伝える必要があると私は考えている。

さらに、自分は学ぶ側の人間にいつつも、指導する側の人間になるのだということを実感させる必要もある。
「自分が理解すると言うことは、ゴールではなく大前提であり、ゴールは子どもの成長を導く指導ができるようになるということなのである」
ということを理解させたいのである。

そんなことを思いながら集中講義の第二弾に突入したのである。

2007/08/27

体と環境の調整

流石に今日は午前中ダウン。集中講義と明日の教室を行ってやったので、気持ちは晴れ晴れしているが、体が疲れていて、そのバランスを取るためにお休み。

            ◆

昼過ぎに修理が終わった自転車を受け取りにいく。にらんだ通り、パンクではなく空気が漏れないようにしているムシゴムの劣化であった。これで気持ちよく自転車に乗れる。

その後、我が家の対岸まで出掛ける。ミニのメインテナンスである。本当は日曜日には行きたくはない。いやあ、対岸は混んでいるからねえ。でも、仕方がない。

作業そのものは30分で終わった。うむ。調子がいいぞ。

            ◆

そして、大学に向かう。集中講義の第二弾の準備である。授業のプランの練り込みと、授業で使う資料の整理としていた。何のことはない、18日から毎日研究室にいる。

集中講義は、一気に進むため途中で授業の大幅な変更はおろか、小幅な修正も難しい。事前に細かいところまで作り込んでいかないと、授業にならない。だからして、確認を行う。大雑把な性格の私にしては、びっくりするぐらい作っていく。ま、これが授業だなあ。

            ◆

夜は、久しぶりに休肝日。
さんま、酢橘、大根おろし、みそ汁、ご飯。
いやあ、極めてナチュラルなお食事である。

隣の旅館から打ち上がる花火も、今年は今日で打ち止め。
夏が終わっていくなあ。

体と環境の調整をして、次に進む。

2007/08/26

怒濤の180分

怒濤の180分であった。

野中教育哲学とその哲学を具体化する指導技術の実際を、余すところなく語って頂いた。第五回の「明日の教室」は、定員ギリギリの49名で行った。教室は40人定員だが、急遽椅子を持ち込み49人のメンバーで行った。

野中先生の三冊のご著書を支える実践とさまざまなデータを、あのお話ぶりで語られるのである。そりゃあ、凄いに決まっている。もうすぐ学校が再開されるというお忙しいところにもかかわらず、若い教師たちのために語って頂いた。困難な学校教育現場を立て直しつつ、さらに少しでも高みに登ろうとされている先生の姿を拝見して、自分のふがいなさを感じ、
(おーし、やったろうじゃん)
と思った方がほとんどであろう。

先生の姿は、まさに王之渙の登鸛鵲楼(かんじゃくろうにのぼる)であった。

引用開始 ーーーーーーーーーー

白日依山尽
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼

白日山に依って尽き、
黄河海に入って流る。
千里の目を窮めんと欲っし、
更に上る一層の楼。

引用終了 ーーーーーーーーーー

参加者は大満足である。
私は事務局を引き受けていて、良かったなあと思う。

            ◆

で、私にも新たな発見があった。野中先生の推奨される3・7・30の法則である。これは、それぞれ、「興味関心」「知識理解」「技術技能」に対応するのではないかと言うことである。野中先生はこのうち30が一番大事だと言われる。つまり、できるようにする事が大事だと言う。

講座の中でも
「分かるよりは、できることが大事なのです。できるようになってから、分かれば良いんです」
と言われていたが、ここに同じものを感じる。

私は、「興味関心」は、つまらないを面白いへ。「知識理解」は、分からないを分かったへ。「技術技能」は、できないをできたへという説明の仕方で授業を行っている。授業に置ける指導力というのはこの三つをきちんと行える力のことを示しているのだと思うのだ。

いろいろな言い方で、いろいろな角度からこのことは説明されているのだと思う。多くの学びと課題を戴き、大満足で講座は修了した。

            ◆

講座の前に、野中先生の本が大学に届いているはずなので受付に取りにいった。ご著書三冊を販売するためである。5冊ずつお願いしたのだが、あっという間に完売であった。もっとお願いすれば良かった。

その本を取りに行ったときに、私にも荷物が届いていた。いやあ、うれしい。今年の一冊目ができた。それの見本である。6冊届いた。

本のタイトルは『教師になるということ』(ひまわり社)である。私の初めての新書である。インターネットで探したところまだヒットしないが、来月の頭には書店にも並ぶであろう。主に大学の生協に並ぶようだ。

            ◆

講座後、または懇親会の席で「明日の教室」に通ってくる何人かの非常勤講師の先生がたから、声を掛けて頂く。

「先生、ご報告が遅れましたが、○○の一次試験に合格しました」
『をを! そうか。それはおめでとう!』

なんか素直に嬉しい。勝手に教え子状態にしているなあ。やはり努力している人が報われる社会って大事だ。もちろん、残念だった先生もいるが、大丈夫だ。まだまだ応援するさ。

6冊あった新しい本、『教師になるということ』はあっという間に私の手元から消えた。もちろん、野中先生、糸井先生に謹呈したのであるが、その他にうちの大学で一次試験を突破した学生たちにお祝いであげてしまった。明日の教室でこれから二次試験を受ける先生にあげてしまった。少しでも役に立つと良いなあ。

            ◆

親睦会では、大いに教育について語りあった。ちょっと飲み過ぎたか、いつも以上に話してしまい、ちょっと暴走気味だったかもしれない。ご迷惑をかけてた方がいたとしたらごめんなさい。だけど、なんとかなってほしいんだよなあ。

充実した時間を持てることに感謝。
野中先生、ありがとうございました。

さ、明日は集中講義第二弾の準備だ。

野中信行先生に講義をお願いする

8/24

大人論のまとめを私がして、私の講義は終える。
さて、そこから野中信行先生に講義をお願いする。

学生たちの顔が途端に柔らかくなる。
これである。これが、家本芳郎先生のおっしゃる、三つの教育力の一つ、人格の力である。野中先生から学びたいという顔になるのである。

            ◆

講座では、今の小学校の抱える問題を丁寧に率直に語ってくださった。将来養護教諭を目指す学生たちには、少々衝撃的な事実だったかもしれない。しかし、その学校教育現場で起きている事実を受け止め、養護教諭として何ができるのかを考えてほしい。

幸いにして野中先生からは、学校に置ける養護教諭の重要性をきちんと話して頂けたので、学生たちも、厳しい現実の中で自分が養護教諭として働くことの意味を前向きに捉える感想が多くあった。よし、がんばれ。

最終課題を課して、この集中講義は修了。
次回は月曜日から。

            ◆

午後から参加した糸井先生らと研究室で、クールダウンをして頂く。あれやこれやとさらにヘビーな話を続ける。
『明るい話題にしましょうよ』
とつい、突っ込むf(^^;。

若い教師が大量に学校教育現場に入るのは、私は明るいことだと思っている。時代は変わります。

            ◆

夜は、先斗町の川床にご招待。明日の教室にあした来ることができない先生で、今日参加された先生も一緒に。生憎川側ではなかったので、川風を少ししか感じることができず、ちょっと暑かった。もうしわけない。

そこで先斗町を四条まで歩き、Rimg0140
鴨川を三条から四条へと上る。ふう、気持ちがよい。Rimg0142

明日も学ぶぞと思い、ホテルまでお送りする。

« 2007年8月19日 - 2007年8月25日 | トップページ | 2007年9月2日 - 2007年9月8日 »