父は長嶋茂雄さんと同じ年
いつの頃からか、父親が面白くなった。
いつもむくれている父親のイメージであったが、私が高校生ぐらいになった時に父が、父ではなく男の顔を見せるようになった。というか、私が感じる事が出来るようになったのかもしれない。
しかし、最近の父親の暴走は凄い。
◆
父の語録である。
1)Aはいない。
父と私と弟は、声が同じである。電話では、間違えられる。そこで、電話の時には最初に名前を名乗る。私なら、
『おさむ。おさむです』
のようにである。
弟が家に電話をかけたときのこと。父が出た。
弟「A。Aです」
父「A? Aはうちにはいない」
弟「え? だからA。A!」
父「だから、Aはいないと言っているだろ!!」
と言って電話を切ってしまった。それも二回も。
本人が電話をしているんだから、家にいるわけないじゃん。
2)祇園にて
祇園の辺りを車で流していた。
そしたら、一足早い成人式の準備なのか、看板が出ており、その辺りに晴れ着の娘さんたちが歩いていた。
母「成人式かね?」
父「ん? 西部劇?」
どうして祇園で西部劇なのか分からない。
3)オレも厄年だ
弟は、今年大厄である。三十三間堂に行った時に、弓付きの破魔矢が売っていたので、厄払いにと私が弟に買ってあげた。すると、父が、
父「オレも今年厄年だぞ」
私「え? そんな年まで厄年なんてあったっけ?」
父「あるある。オレがそうだ」
弟「?」
私「あ、もしかして年男じゃないの?」
父「それだ、それ」
◆
次に会う時も、語録を期待している私である。
ちなみに、父は長嶋茂雄さんと同じ年である。
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