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2008/01/29

児童教育学科の一年間の終業式

昨日で、2007年度の授業が全て終わった。

これからたっぷりと彼らのレポートや小論文や和綴じ本を読まなければならないが、授業は終わった。いつものように充実感ともうちょっと出来たのではないかという思いが交錯する。もう一歩彼ら彼女等に迫る事が出来れば、彼ら彼女等を高みに導く事が出来たのではないかという思いである。
(うーん、まあ、いいか)
と緩めてしまった場面がなかったとは言いきれない。これは私の人間性の弱さである。

緩めて学生が伸びる事はほとんどない。
反省点である。

            ◆

FDというものがあり、大学も授業の改革改善をすることになっている。授業を改善して行く事はとても大事だと思うが、私も宇佐美先生のようにFDについては批判的である。学生たちに授業の種や仕掛けが理解できるのか、教師が目指そうとしている到達点が授業を受けている彼ら彼女等に正当に理解できるのかと言うのは、甚だ疑問である。

10年後20年後に
(ああ、そうか)
と分かる内容を授業で展開されていると言う事を理解して評価できるのであろうか。分かりやすく授業をする事は大事である。しかし、分かる授業をするのは違うだろう。ここは大学である。分かった途端に学ばなくなることが多いのではないだろうか。

分からない私が分かるようになるのが、大事である。そのことで、学ばなければと思うようになるのではないだろうか。

            ◆

学生たちのアンケートにどんなことが書かれているのか、ちらっと読んでみても
(うーん、届いていないなあ)
という部分もある。しかし、匿名なので返答のしようがない。コミュニケーションとしては非常に居心地が悪い。

匿名の感想は、授業という場面では教育的ではないなあと思う。

            ◆

で、大人とは何かの授業を終えた。20年ぐらい考え続けているテーマであり、授業をしているテーマである。今年はこのテーマで2回授業をしたが、その2回の間にも授業の内容が深まっているのを私は感じている。

授業の時に使う資料や、展開、私のまとめの文言などに変化がある。これはテーマが面白いということもあるが、この授業のためにあれこれと準備をした結果であるとも思っている。今まで自分が行ってきた「大人とは何か」の授業を自分で批判的に見直し、さらにそこに新たな展開を加えて行く。これは大変だが面白く必要な作業。これがFDだろうと思っている。

            ◆

18:00からは児童教育学科の一年間の終業式を行う。栽培委員会というのがあり、野菜を育てていたのだが、この野菜にいろいろなものを足して鍋パーティを学科の学生と教員とで行う。生協を借りて行う。

いやあ、これが盛り上がった。
アルコールもなくこれだけ盛り上がれるのは、いい。これは、一年間が充実していた証拠であろう。ジュースで乾杯したあと、食事。そして、腕相撲大会をしてさらに「空も飛べるはず」をみんなで歌う。最後は、フォトストーリー3で作ったこの一年間のムービーを見る。

三日前に私が新入生キャンプ用にオリターたちに教えたところ、その技術を使ってあっというまにこの一年間の写真から振り返りようの作品を作ってしまった。

この行動力は素晴らしい。
(ああ、いろいろと必死に準備して良かったなあ)
と思えた。

『いやあ、いい一年でしたね。学生たち良い顔をしてる』
とある先生に私が言ったところ、
「池田さんの、あの新入生キャンプが良かったから、ここまで来れたんですよ」
と嬉しいことを言われた。半分お世辞だと分かっていても嬉しい。あのキャンプをそんな風に思ってくれる教員仲間がいてくれて幸せだ。

最後の最後に、集合写真を一枚。
28mmカメラはこういう時に役立つ。

Ikkisei


来年度も頑張れ。
来年度も頑張ろう。

            ◆

さあ、採点だ。

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コメント

すごいですね。ここまでやってくれる大学(教育学科)もないと思います。10年、20年後には京都橘の時代になるんじゃないかと心配です。同期の佛大教育OB会で10年、20年後、京都橘の時代にならないように佛大を盛り上げていかなくてはいけないと話し合っていました。いやはや、怖いです。

凄いですよ(^^)。
私が言うのもなんですが、学科の同僚の先生たちがすごいのです。現場経験者の勘所がぴたっと合っているので、行事を指導しても、ずれないんです。また、ずれるところは小学校出身と中学校出身などの違いで、この違いは良い方向に影響していると思っています。

まだまだ佛教大学さんと比べられるところにあるとは、私は思っていませんが、学生たちは気合いが入っています(^^)。

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