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2008/01/08

古畑型でやったら文法は

本日国語科教育法2は、5分間の模擬授業その2。学年も単元も学生が自由にして良い。そして、5分だけの制限を入れて、A4一枚の簡単な指導案をもとに授業である。

これで受講している学生全員の模擬授業が終わったが、正直な感想を言えば
(ああ、やっておいてよかった)
である。

去年はこの一人五分間の模擬授業をさせる時間が取れなかったが、その必要性は感じていた。教育実習に行く前に、一人五分でも三分でも模擬授業をさせたいと思ったのだ。

            ◆

頭の中で分かる事と、実際にやることは違う。
今日はできなくても、いい。いや、簡単にできるわけがない。実際に昨年のうちに模擬授業をやった学生は、その経験を生かしてできるようになった部分のある学生もいる。しかし、集団を前にして説明する、語る、伝えるということが、そう簡単には出来ない。

自分が理解し、自信を持って(または自信のある振りを演じて)、声に載せて、身振り手振りを加え、読みやすい字で、教材を活用して、時には笑いを取りながら、感動させながら、納得させながら授業を展開するってのは、簡単ではない。

(うーん、あと半年か、実習まで。頑張れよ)

と思い、あれこれ指導するしかない。
でも、五分でも指導する事が出来て良かった。

            ◆

その後さらに、自主ゼミでは四月から教壇に立つ四回生もいての、模擬授業である。授業のレッスンである。本日は、文法。

さあ、面倒くさくて正確さが要求されて、子どもたちが理解しにくいところだ。これをどう授業にするかである。

            ◆

残念ながら、難しかったようだ。

指導案もほぼ書けるようになり、教科書も読み込んでいる。しかし、それだけでは教えられない。なぜ文法を学ぶのか、学ぶとどんな良い事があるのかを語る事が出来なかったり、教科書には(これ、おかしいんじゃないの?)という例文があるのをそのまま使っていたりの授業になってしまった。また、何の授業なの?と思う授業になってしまったりしていた。

ま、文法はほとんどの子どもたちにとって、難しく、面白くない。そして、全体を理解しないと、単語、文節、自立語、付属語、活用なんて言葉を言われても分からない。でも、そうやって順番に教える。そう、「コナン型」で教えてしまっているのだ。

あれだけ教え込んでも子どもたちは、文法は理解しにくい。そして、入試に出るのは都立高校の場合5〜10点。なんだかなあと思う。また、入試に関係なくても言葉そのものの面白さを理解するための文法を教えられないかなあとも思っていた。

文法を「古畑型」で教えられれば面白いだろうなあと、中学校現場にいたとき思っていた。思っていただけで授業の形に仕上げるところまでは出来ていなかった。文法に関するおもしろエピソードを話して、興味を持たせて、コナン型で指導していた。

でもこれを古畑型にできないかなあと思うのだ。

            ◆

『「象は鼻が長い」という文がありますが、主語はどれですか?』

『家に帰った時、「ただいま」と言うよね。そしたら、お母さんはなんていう?「お帰りなさい」だよね。これおかしくない? わからない? じゃあ、寝る時にお母さんに君はなんて言う? 「おやすみなさい」でしょ。おかしくない? 分からない? じゃあ、「お」を取ってみて。ね、おかしいでしょ。なんでなの?』

『「明日、富士山が大噴火するんだけど」って言ったら「んなことあるわけないだろ。嘘付け!」て言われたんだけど。「だから嘘付いたよ」って言ったら「ちがう。嘘付くな!!!」と言われたよ。「嘘付け!」って「嘘付くな」の意味だけど。どうして?』

こんな話をして、これをコナン型ではなく、古畑型でやったら文法は面白くなるだろうなあ。

            ◆

卒業生の四月からの授業に期待したい。
頑張れ。
学校現場は厳しく、楽しいぞ。
もっともっと授業できるようになれ。
期待している。

Hinode_2

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