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2008/01/11

それは良い事としよう

午前中は、来年度の新入生キャンプの下見に雄琴まで出掛ける。
宿のチェックである。
山の稜線にあるホテルは、琵琶湖を見下ろす事が出来て気持ちがよい。

2時間程度の下見。そして、あれこれ研究のネタになりそうな事も話す。いやあ、これも実現したらいいなあ。2年後ぐらいかな?

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ディベートの授業は、アフターディベートに入った。ディベートで論じた内容を、小論文にまとめ、さらにそれを和綴じ本に製本することをアフターディベートとしている。今日は、和綴じ本づくりである。

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今ディベートの授業を受けている学生たちに、前期に和綴じ本づくりを指導した学生たちが数人いる。その数人を小先生に任命し、グループ学習でやらせた。

これが面白い。

小先生は、教師を目指すわけだから説明が出来ないとだめである。一回生なので指導方法についての基本的な事は説明を受けていないし、学習もしていない。その素のままの小先生がどのように教えるのかを見ていた。

私に質問していいのは、一人2回までという条件を付けたら、小先生同士で何を質問するか確認しているし、それぞれの教え方の確認をしたりしながら、あれこれやっていた。

そして、教える事の大変さや学び合う事の面白さを実感していた。

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キャリア開発演習では、実践記録を読みつつ近代後期の学校のあり方、生徒の姿等を考えていた。農業社会、工業社会、消費社会の三つの社会が近代にあるが、今は消費社会の中で近代を育て支えようとしてきた学校のあり方が、問われているのではないかと話を進めていた。

これからの学校の役割は、近代を成立させたい、近代的市民を成立させたいと考える人たちと、そんなもん大きなお世話だと考える人たちとの間でしばらく揺れるだろうと思う。後者が勝った場合、社会は不全状態に陥るだろう。

だが、現在の学校はこの状態に向かっている。学校は個人を育てるだけでなく、社会の形成者も育てる必要がある。だから、子どものいない人から徴収した税金を学校教育に使えるのだ。ここに関してきちんと説明する事が出来なければならない。

思っている事は『学校のモンスター』(諏訪哲二)が描いている世界に近いが、あの本をじっくりと読むということをするのも大事だろうなあと思う。

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授業後、集中して事務仕事やらなんやらをしようと思っていた。しかし、そういうことは学生にばれるのだろうか、妙に研究室に来る学生が多い。教職サークルを作りたいと言う学生たちから
「先生、春休みに読んでおくと良い本を教えてくださいませんか」
という相談があり、あれこれ1時間以上話す。顧問をお願いされたので、あれこれ話す。

どこからスタートさせれば良いかなあと思いながら、家本先生の御著書や白川先生の御著書、さらには蘇行慈墓誌銘にピタゴラスイッチとブックトークを続けた。

最短距離で良い本に出会おうとするのもいいが、あれこれ読むのもいいのだからあまり限定する事なく、出会ってほしいなあと思う。お薦めした本はどれもこれも面白いはずで、その面白さを将来で会う子どもたちに味合わせてほしいなと思う。

ま、努力を重ねて力を付けようとする学生たちに振り舞わせれるのであれば、それは良い事としよう。仕事は、明日からの三日間でなんとかするぞ。おー。

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