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2008/02/22

懐かしくその大使館を見ていた

母校の国学院大学の傍に、ペルー大使館がある。
授業の合間に、近所を散歩したり、青山学院大学の食堂に行って食事をしたりするときに見つけた。

竹内先生の最終授業の会で大学に向かう時、懐かしくその大使館を見ていた。

            ◆

その悲劇は、散歩中に突然起こった。
腹痛である。
これは大学のトイレまで持ちそうもない。

目の前に現れたのは、ペルー大使館である。
もう、行くしかない。

『す、すみません。トイレ貸してください』
「は?」
『あの、トイレです』

一国の大使館にトイレを借りようなんてのは大胆にして失礼である。
だが、背に腹は代えられない。

なんとか借りられ、事をなきを得た。

            ◆

それから教師になって5年目に、突然ペルーからやってきた生徒を担任する事になった。最初は思い出さなかったが、指導しながら思い出した。

(そうか、そういうことだったのね)

人生は面白い。

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コメント

荒川出前授業もしかりですね。人生は恩返しをしながら過ぎていくのかもしれませんね。

いよいよ明日、勝負の日です。これから尻をたたいて送り出します。

私は、恩返しが出来る人生になっていて幸せですねえ。
さて、あの生徒さんたちが自分にあった進路を選べますように。

借りはからなず返す・・。
なるほど、これが運命というものですね。

運命はかえらえぬ、しかし、人生はかえられる。

先生の『教師になるということ』を読んであらためて
感じました。

運命は背負わなければ乗り越えられないというのが、恩師の言葉です。語られることのなかった事実をどう背負うか。なかなかしんどい問題ですが、いつの間にか背負っている事もありますからねえ。

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