この情勢とは全く違うこと
なんというか、日本の教育情勢は年々というか、日々悪くなっている。
これはあれこれの新聞記事を読んでいてそう思う。
データを見ていてもそう思う。
国立大学の二次試験だって教員養成系の学部は倍率が下がったという。
しかし、私が毎日読んでいるいくつもの教育仲間のブログの上では、この情勢とは全く違うことが起きている。
この悪い情勢を逆手に取ってなのか、活かしてなのか良くわからないが、非常にエキサイティングな教育実践や研究や、さらには研修会や学習会が行われている。手前味噌になるが、「明日の教室」だってその一部だと思う。
◆
二年前までは、自分や自分の仲間と懸命にやってきた。今もそれは変わらないが、その時と違うポジションに立つ事で、違う視点も手に入れる事が出来たと思っている。
(この大きなうねりは、何なんだろうか)
と問うことのできる視点である。
「人生は後ろ向きのジェットコースターに乗っているようなものだ」
と言われる。
何処に行くかは分からない。ただただ起こった事実があっという間に通り過ぎて行くのである。ではあるが、いまこのジェットコースターのうねりの頂点にいることを自覚できるのは、本当に面白い。五年後の自分が今の自分を見ている感覚でもある。
私もジェットコースターに乗っていることを自覚しながら、もう一つ別の視点でジェットコースターを見ているのである。
◆
おもしろがっているだけでは、つまらない。
あまり意味がない。
これを私の授業という具体のレベルに落とし込んで、行こうと思う。
それをすることが、教員養成の現場であり、
今の私の仕事なんだと思う。
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コメント
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学生の動きが活発ですよね。
僕らが大学生の頃でも多少はありましたが、熱心に学ぼうという教員志望の学生が多くなっている気がします。
私は実践の場で情報発信を続けていきます。現場を知っている研究者がそうした現場を見てどう分析し、新しい教育の理論に落とし込んでいってくれるのか、楽しみにしてます。
投稿: イクトス | 2008/02/29 14:19
イクトスさんのレポートを拝見しながら、いろいろと考えています。
私はディベート部の指導を通して、またはいくつかの国語の授業を通して学び合いをしていたんだなあと思っています。ま、実際に『学び合う国語』(東洋館出版社 )に原稿を書いていますがf(^^;。
ですが、それは私がしていたことであり一般化や普遍化ということとはちょっと違っていて、これをそうするにはどうしたらいいのかを考える必要があるなあと。
なおかつ、学び合いとは違う観点で国語をあれこれ考えてみるとどうなるかなと、思っています。さらに、特別活動や生活指導なども。
私にこの答えが出せるのか、私も分かりませんがいくつかの仮説を持ちながら、まずは私の授業で検証して行きたいと思っています。
これからも詳細なレポートよろしくお願いいたします。
投稿: 池田修 | 2008/02/29 15:02