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2008/03/31

授業づくりネットワークの春の集会

東京に二泊して、一つのお仕事を終えた。授業づくりネットワークの春の集会である。250人以上の人が参加ということでかなり盛り上がった会となった。

東京は満開の桜。会場の成蹊大学もきれいな桜であった。こうして、東京の桜、京都の桜と二都の桜を愛でることができるなんて、実に贅沢だなあと思う。私、こういう贅沢は大好きである。

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私の講座は三つ目だったので、その前に二つの講座に出る。一つは桂先生の国語。もう一つは佐々木先生のお笑い教育講座である。

当たり前だが、どちらも面白い。面白いだけでなく勉強になる。授業の運び方で、私と違うなあと思う展開がいくつかあり、これはこれで勉強になる。

こういう講座に出ると、どうも私は笑いの壷の位置が他の方と違うらしくで、他の方が笑ってないところでおかしくなってしまう。なもんで、全体のムードを壊さないように押さえ気味に笑い続けるのであった。

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私の講座は、『こんな時どう言い返す』の講座だ。事前の申し込みで30人を突破していたのだが、実際の講座は50人近くいらっしゃって、驚きであった。

参加者のみなさんに、『こんな時どう言い返す』の形式で事例を書いてもらうのであるが、最初にこの講座をやったときからずっと同じような内容の事例もある。私の本に取り上げてある事例もある。しかし、その一方でもう少し複雑になってきている事例もあるなあと、その事例を読みながら感じていた。

通常は、その事例を一つ一つ参加者のみなさんとどう解決するか考えながら行うのだが、今回は参加者が多すぎて無理と判断。私の事例でワークをしつつ、少しだけ事例検討を行った。

そして、事例検討を少なくしたことで時間を作り出し、今までは講座であまり触れなかったことに触れた。それは、指導の哲学の問題である。

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なんで、私はすぐに言い返せるようになったのか。それは、いくつかの要因がある。言葉の教師なので、言葉に敏感であるということはあるが、それだけではない。実は言い返しのための、規準と基準を持てるようになったからなのである。

一つの発言に対して、どこに目を付けて、どの程度の力加減で言い返したらいいのかがわかってきたからという言い方ができるかもしれない。

このことを指摘して、先生方が自分の規準と基準を持てるようになることが大事ではないだろうかという話をした。

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講座後、重たい課題を抱えている先生方から個人的に相談を受ける。つらさ、しんどさがわかる。できる限りのアドヴァイスをした。乗り越えていただければなあと思う。

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その後、成蹊大学の校舎の最上階にある懇親会会場に移動。会場に入ると、
「先生!」
と聞き慣れた声。きときと君が既にスタンバイしていた。きときと君の同僚の先生とさらに四月から教壇に立つ今年の卒業生のT君もいる。

「研究会に行くならば、懇親会まで出るべきである。いや、懇親会に出ないのであれば研究会にいくべきではない」

と私は教わってきた。お酒が飲めるとか飲めないとかの問題ではない。自分よりすごい人、自分とは価値観が違いながら同じ目的を持っている人が、こんなにすぐそばにいる。ここと交わることをしないのはとてももったいない。

さらに言えば、自分が参加した講座の先生の人となりも感じることができる。
(へ〜、あの実践はこういう先生のところで生まれたのか)
と感じることができる。こういう部分がとても大切だと思うのだ。

講座というのは、言ってみれば花とか実の部分である。そこだけ味わうのもありなのかもしれないが、実践者として授業を行うには花とか実だけを鑑賞してもだめなのである。枝、幹、根がどのようになっているのかを確認していかないと、とてもじゃないけど授業は作れない。

そういう意味で私は学生たちに、懇親会まででよ。出るためには、名刺を用意せよと口酸っぱくいっている。

今回の懇親会で四月から教師になるT君は新しい名刺を自分で作ってきていたし、書道コースのS君の名刺を持ちながら、私のところに挨拶に来た成蹊大学の学生もいた。とてもいいことだと思う。

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そして、懇親会の後、石川晋さんやきときと君、さらにはお久しぶりのいけち先生と店に繰り出し、あれやこれやと話す。これからの日本の教育についてあれやこれやと話すのであった。夏は、8/11,12に仙台で開催である。

春の雨が降り始めた吉祥寺は、大会とお酒に酔った私には心地よいものであった。

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コメント

残念ながら参加できませんでしたが、4月から同僚となる教え子のNが講座に出て、「すごく勉強になった」と報告してくれました。

事前に「池田さんはお笑いの中でも落語系だから」とレクチャー?しておきましが、そういう感じだったとも言ってました。

ともあれ、また新たな学年が始まります。

気力を充実させて、新たな出会い、新たな生徒たちとの時間を紡いでいきます。

春の関東甲信越大会おつかれさまでした。

Nさんは、講座修了後にすぐに挨拶に来てくれました。すごくいい表情をしている先生ですね。彼女がイクトスさんの下で修行を重ねていけば、これは将来ものすごい有望だなあと思いました。

何かお役に立っていれば幸いです。落語系のお笑いが伝わっていればなお、幸いですf(^^;。

きときとです。
講座全体はもちろんのこと、懇親会+αも最高でした!
というかわたしは、+αの会の方が、
「?」をぶつけることができて、ウキウキワクワクしてしまいました。

先に帰った同僚のねぇさんとともに、明日からもまた現場でもがきながらがんばりまーす(^^)

ね、最後までいると面白いでしょ(^^)。もちろん、体調や経済状態や家庭の事情、職場の事情などもあると思いますから無理強いはしませんが、諸々のことが許せば最後まで参加するのがいいですねえ。

さ、うちらも明日からスタートです。新学期はオリエンテーションが先にあってその翌日が入学式ですが、明日はオリエンテーションで新入生に会います。

体調に気をつけてやっていきましょうね。

佐々木(JJ)です。
きちんと挨拶するタイミングを失ってしまい、ぐだぐだな感じでお話ししてしまった失礼をお許しください。
私の講座に池田さんがいたのでびっくり!しました。ありがとうございました。盛り上げていただいたことを感謝しております。
今後ともよろしくお願いします。

最後までいられず、残念でした。
岐阜に帰り、お酒をフリーに飲めなくなっているのがうらめしいですが、懇親会の席でいろいろと話を聞けるのは、やはりすばらしいです。名刺もぜんぶなくなってしまいました。よい会でした。

違う価値観を持ちながら、同じ目的の仲間たちが集う。これがいいんですよね。岐阜に仲間が増えるといいですねえ。

今回、大会に参加できず、また先生にお会いできずに残念でした。
また会えることを楽しみにしています。

公務でこられなかったとか。
仙台でお会いできますように。

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