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2008/04/17

打ち合わせをしていないのに

キャリア開発演習という授業を担当する。この授業での私の担当は、書くということである。オムニバス形式で三人の教員が担当するので、私の部分は書くである。

一回目の昨日は、書くということはどいういうことなのかについて考えてみた。人はなぜ書くのか、書くの種類にはどんなものがあるのか、読まれる文章はどういうものか、実際に読まれる文章を書いてみる、なんてことをやってみた。

一回の授業でここまでやるのはちょっと内容が濃すぎるが、五回しかないので概論的にやってみた。

            ◆

書く。

私はお習字からこの書くの世界に入ったと思っている。「わくわく授業」で作文の書き方を指導したとき、番組を見たある方から
「え、池田さんって書くの指導もできるの?」
と言われたことがある。ディベートだけだと思われていたようだf(^^;。

私はディベートの教師であったわけではなく、中学校の国語の教師であったので、そりゃあやりますよ、書くだって読むだって、掃除指導だってクラブ指導だって生活指導だって、教務だってf(^^;。

さ、来週は何人が残るかな。少なければ少ないほど、じっくりと指導できる。
お得な授業になりそうである。

            ◆

研究入門ゼミは合同で。一回生のクラス単位の授業である。学び方を学ぶという授業である。京都橘大学の教育の方針、児童教育学科の教育の方針、学び方などを説明。

私は、学科で設置したMM、ML、WEB掲示板の使い方などについて説明。学科ではなんとなくICT担当になっている。

            ◆

で、この合同ゼミでは、そこまで打ち合わせをしていないのに、各教員から「メモをしっかりととるように」という話が続く。「ここは大事だから、テストに出るからメモをとるように」と教えてくれた高校までとは違うのである。自分からメモをして、自分で何が大事かを考えなければならない。

私は
『君たちは、メモをとれと言われればとれるかもしれない。では、メモのとり方の指導方法は理解しているか? メモのとれない小学生に実際にできるように教えることはできるか?』
と問うた。その後、メモの種類の話をし、実際にどのように指導するのかを説明した。

「教わる側から、教える側に回る諸君になる。そのために必死に学べ」これが、私たち児童教育学科が学生に示している考え方である。

学生たちは
「教育を甘く見ていたのを反省した」
「これからの四年間がとても楽しみになった」
「先輩たちを追いかけたいと思った」
などの感想があった。

二期生の学生たちにも、児童教育学科の基本的な考え方は届いたようである。
大学は、いま八重桜が満開だ。
大いに期待しよう。

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