若い教師の必読漫画
若い教師の必読漫画
あちらこちらで、若い教師への推薦図書が紹介されている。私はへそ曲がりなので、本だけではなく、漫画でいきたい。三冊紹介したい。
1)「寄席芸人伝 全11巻」(古谷三敏 小学館 1986/08)
教師は語りが大事である。教師は職人であり、芸術家であり、文化の継承者でもある。教師の仕事は、OJTで学んだり、正統的周辺参加で学んだりすることもある。そういう意味で、この「寄席芸人伝」は教師修行のmetaphorとして読むには、非常に興味深く、勉強になる漫画である。
噺に合わせて着る和服の生地や帯を変える。出囃子に合わせて登場するときの表情はどうするか。長い落語を語るときはマラソンの流れで、身体的に噺の構成を考えることが良いなどの物語がある。
新刊本では売っていないので、中古で買うかデジタルデータで読むことになるだろうが、ふっと入った古本屋にあれば、一巻でも買ってほしい。
2)「万歳ハイウェイ 全13巻」(守村大、オサム 講談社 1985/10)
私がオンロードバイクにで楽しんでいた頃に、楽しんでいた漫画である。
私はYAMAHAのSRXという今は生産中止になってしまった名車に乗っていた。バイクごとにさまざまなストーリーが出てくる。YAMAHAのSRXの巻は、ビートルズの名曲Let' it beにもストーリーは絡んでいて、とても泣ける。
でなんでこの漫画が、若い教師になのか。
人生はこんな風にも生きられるかもしれないと思うにはいい。
3)「課長 島耕作 全8巻」(弘兼憲史 講談社 1994/12)
とうとうリアルタイム進行では、島耕作は社長になるらしい。だが、最初は課長島耕作なのである。これは今の日本の漫画で、続編という考え方で言うと、相当長く続いている漫画である。
教師は、一般企業のことを良く理解していない。私は一般企業のことを良く理解するよりも、子どもや教育のことを良く理解するための勉強をする方が大事だと考えている。しかし、この「課長 島耕作」レベルのことであれば、教師も読んで理解しておくのもいいだろう。(会社ってこうなっているのか)を知っておくのは大事だろう。
また、社会を知るということでは「ナニワ金融道」も捨てがたい。
◆
ということで、このブログの読者のみなさんにも、コメントで紹介していただけないかなと思います。
« 起筆 1 | トップページ | 打ち合わせをしていないのに »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント