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2008/06/18

ちょっとだけルパン三世

6/17

収録を終えて、伊丹に向かう飛行機の中である。

なんともスリリングでそしていて、充実した収録だった事よ。
眼下に広がる四国の愛媛の街の明かりを見ながら、ほっと一息だ。

            ◆

授業を受けた11人の子どもたちの良さ。スタッフの気持ちよさ。受け入れてくださった学校の気持ちのよい対応。そういうのに恵まれて、ぎりぎりまで完成度を高めるレッスンをすることができたと思う。

子どもたちは、真剣に私のレッスンを受けてくれた。
飛び込みでレッスンをする場合、常に考えていることがある。いつも授業を受けている先生の指導の文脈を壊す事なく、その文脈に乗りつつ私の新しい技や価値観を提示する。そんな授業をしなければならないということである。

たかだか二泊三日ぐらいで、今まで子どもたちが受けてきた指導の流れを変えることができるわけがないし、また変えてしまっては、私がいなくなってから担任の先生の授業がやりにくくなる。

私の授業が終わったときに、子どもたちに授業の目的に応じた力が育ち、さらに去って行くときに、子どもたちや学校関係者に気持ちのよい風が吹いて、その風に乗ってどっかに行ってしまったというような感じを残して去りたいと思うのが、私の理想なのだ。それを目指して飛び込みの授業をしている。

ルパン三世「カリオストロの城」のエンディングのシーンの、おじいさんの、あのつぶやきがでるような去り方が理想なんだなあ。分かる人にしか分からないがf(^^;。

            ◆

今回は、「話し合い」の極意の収録であった。
これからディレクターさんが、編集作業に入るのだが、私も仕上がりは楽しみである。

おそらく、というかほぼ確実にばっさり切り取るシーンは分かっているし、使うシーンも分かる。今回はそれがクリアに出ると思う。

通常話し合いの指導は、国語科で行う事が多いと思うのだが、今回はそこではないところで行ったということぐらいはブログに書いても良いかな。私としては、なぜ話し合い活動をするのかの哲学の部分から問うて授業を作るということに挑戦できたのではないかと思っている。

            ◆

ロケバスにカメラ等を積み込み、小学校を去ろうとしたら三階で音楽の授業をしていた子どもたちが手を振ってくれた。そして、

「先生!いまからみんなで演奏するので、聞いて!」

と一曲合奏をしてくれた。
子どもたちの姿は見えないが、校舎の三階の窓から美しい音楽が流れてきた。
なんてうれしい見送り方をしてくれるんだろう。ちょっとだけルパン三世になれた気がした。

ありがとう11人のみんな。
良い時間をありがとう。

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コメント

すばらしいですね。

情景が目に浮かびます。

林竹二さんの特別授業が思い出されました。


話し合いの極意楽しみです。
私は指導主事に『学び合い』を「話し合い」としか理解してもらえず、苦労しています(^^;)

昨日、区の国語部会に休暇を取って参加しました。G大附属世田谷のK井先生が講師でした。院生時代の池田先生にディベートの資料をもらったとおっしゃっていました。私の研究についてもご指導いただきました。

>ガハハさん
林先生と競べられるのは光栄ですが、恐れ多いものですf(^^;。ですが、11人の子どもたちにこうして授業が出来る幸せと、授業のダイナミズムをしみじみと感じた収録が伝わったようで、うれしく思います。

>SASEさん
用語の概念の定義はなかなか難しいですからねえ。私も学び合いの概念が入りきっているかと言われればちょっと分からないところもありますし。それにしてもK井先生が覚えてくださっているとは。びっくりです。

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