「エーデルピルス」を気持ちよく頂く
前期の国語科教育法1の授業が終わった。
少人数でみっちりと指導することができたのではないかと思っている。大学に出かける時、
『今日は断酒する』
と言って向かったが、
『すまん。1本だけ飲む』
となってしまった。やっぱり、充実感がある。最近お気に入りの少し冷やした「エーデルピルス」を気持ちよく頂く。
今日から近くのホテルで打ち上げ花火が始まった。これを楽しむ。ああ、夏である。
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国語の授業のなんたるかを、私が教える事が許されている時間は前期後期で合計、30回である。どうやって授業を組み立てるかあれこれ考えている。むろん、30回でなんて教えられるわけがないという声が私の中から聞こえてくるが、それに「んだ」と答えてしまっては敗北である。所与の条件に応じて組み立てる事をしなければならない。
前期は、学校教育現場で子どもたちが国語の授業について不満に思っている指導、または、若い先生がつまづく指導のトピックに絞って、そのレッスン方法をレッスンするということを柱にして行ってきた。国語の場合は、「やれ」という単純な命令になりがちな課題のさせ方について、きちんと指導しようという立場でやってきた。
後期は、学生たちが実際に行う事がメインになる。山場は模擬授業である。毎年学生たちは必死になって授業をつくる。ここができなければ、教育実習なんて片腹痛いわけである。昨日の授業は、この後期への橋渡しをするようなことも行った。
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30回しか授業がないので、大学生といえども夏休みの課題は出す。そのうちの一つは次のようなものである。
引用開始 ーーーーーーーーーー
次の三冊の中から一冊選び、よく読む。その本をネタにした国語の問題のプリントを作る。A4一枚。横置き縦書きとする。授業の導入で10分程で使えるものを想定する。授業学年は各自設定の事。
・『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎ら著 共同通信社 1050円)
・『日本一愉快な国語授業』(佐久 協 祥伝社新書 819円)
・『コーヒー噴いたー2ちゃんねるの笑える話』(2ちゃんねる新書編集部編 ぶんか社 840円)
引用終了 ーーーーーーーーーー
どんなものが出来上がってくるのか、楽しみである。これらの本は、面白い。面白さには、exciting,interesting,funnyの三種類があると思っているが、上記の本は国語に関してこれに対応した面白さがあると思っている。特に、『コーヒー噴いた』では、ユーモアを学ぶ教材がつくれる可能性があるので、楽しみだ。
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私の授業も、あと7/30を残すのみだ。
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