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2008/07/08

「伝える極意」三回目出演

今日は、「伝える極意」三回目出演の放映があった。番組自体は七回目。今回のテーマは「話し合い」だ。ほんの数週間前の収録だったが、テレビを通してみる子どもたちを懐かしく思った。

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この伝える極意という番組は、番組の構成としてテーマに即した極意を三つ提示することになっている。「話し合いの極意はなんですか?」と問われたら、みなさんならどう説明するであろうか。

通常この極意は技術にまとめることが多いのだが、私は今回はこれをやめた。何のために話し合うのかということを中心に、話し合いを考えていくことが大事だと判断したからである。

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話し合いは、バズセッション、討論、討議とさまざまなものがある。もちろん、事前にディレクターさんと打ち合わせをして、この方向で行こうというものは決めてある。

しかし、相手は初対面の子どもである。思った通りに行かないというのが普通だろう。だから、授業案も番組案も作ってあるが、多くは現場判断である。

収録は一泊二日であったので、私は初日にクラスの様子を確認してどのように授業を焦点化するかに最大の力を注いだ。そして、授業案を事前のものとは別に二つ作った。そしてそのうちの一つが採用された。

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話し合いは、様々な価値観や体験があるほうが豊かになる。しかし、それだと話し合いがバラバラになることもある。これをコントロールするのが、話し合いの目的であり、司会者である。

話し合いの目的について、学級活動に関わって授業を作ろうかとも思った。しかし、学級のルールについて私が入ってしまうと、収録が終わってからの学級経営が面倒くさいことになるかもしれないので、ここに触れないようにしなければと思った。

そうだとすれば、どこかにフィクションの世界を設定して、フィクションの世界をコントロールするための話し合いという場面設定を考えてみた。

司会は、学級を見ていて彼が出てくるであろうと判断していたのだが、その通りになった。司会が出ないときには、私がやるつもりでいたが、
『私がやる? それとも誰かがやる?』
と聞いたところ、彼が僕がやりますと言ってくれたので、私は
『じゃあ、3分間ね。私は下がってみていますから』
と下がっていた。番組ではキッチンタイマーが鳴っているのが映っていたが、そういう事情であった。

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話し合いは、民主主義の社会を選択している私たちには、非常に大切な活動である。多数決で世の中を決めるのが民主主義ではない。話し合いで利害や条件を調整して、今よりも少し良い社会を作る。その権利の主体が民にあることを定めているのが民主主義であると私は理解している。

社会は、居心地の良い人と悪い人がいて、良い人は悪い人がいないかちょっと気を使う。悪い人はちょっと勇気を出して、居心地が悪いことを伝える。

もちろんさらに、話すのが得意な人もいれば苦手な人もいる。得意な人は一歩下がって苦手な人がいないかを確認してみる。苦手な人は勇気を出して一歩前に出て話してみる。そうして、今よりも少し良い社会を作ろうとする営みを続けることが大事なんだと思う。

その経験を学校で、少しずつでもできればいいなと思っている。

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さ、次回の収録は何だf(^^;。
あと、二回収録がある予定です。

あ、それからこの回の再放送は、7/15(木)の10:00から10:15でNHK教育テレビであります。

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コメント

番組拝見いたしました。私の学級は5年生14名なので、番組の学級よりも少し多かったのですが、大変参考になることばかりでした。
ありがとうございました。

はじめまして。わざわざコメントをありがとうございます。単学級だといままでの子どもたちの歴史がすべて教室に継続されるわけで、それが良かったり大変だったりすると思います。番組が多少お役に立てたようで、何よりです。熊本まで出かけて行った甲斐がありました。

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