8/10 初日 二日目
8/10
初日のジャッジは中学校の一試合のみだった。
さあ、始まるぞという心地よい緊張感に満ちた試合だった。
主審を務める。
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試合後、各地の関係者、スタッフたちと懇親会。ビックサイトのときは、デックス東京。神田外語大学のときはニュー東京となんとなく集まる場所が決まっていたが、東洋大学に移っても水道橋の某所と、集合場所が決まりつつある。
水道橋のお店に、何となく流れて行く。そして、そこから後から合流するスタッフにも連絡する。なんだかんだ言って30人ぐらいは集まったかな。
ディベート甲子園も第十三回になれば、ディベート甲子園卒業生たちも立派に成長する。大会運営スタッフだったり、ジャッジだったりあれこれしている。
学校教育現場以外で教育活動に携わることは、それなりに負担だったりするが、こうしてここでも彼ら彼女らの成長の跡を見ることができるのは、本当にうれしい。
中には父親が私と同じ年というような大学生もいたりするので、複雑な思いもするが、やはり、うれしい。彼らがこの全国教室ディベート連盟を支えて大いに活躍することができる環境を、もう一度整備したいなと思う。
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この食事の時間に電話が鳴る。
嘗ての瑞雲中学校時代の教え子からの電話だ。
進路の相談について。
『そりゃあ、やるのがいいだろ』
と前向きに進む事を話す。
実は昼間も、瑞雲中学校時代の教え子が顔を出してくれた。軽音楽部で面倒を見ていた彼は、今では東大の大学院生。みんな立派になっている。いいぞ。
だけど、もがいている卒業生がいるのも、私は知っている。風の噂でいろいろとあるのは知っている。おい、もがいている諸君。頑張れよ。
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で、翌日。二日目である。
いい試合が多かった。
ではあるが、ジャッジの投票が割れる試合も多かった。
ジャッジが判定の規準にするポイントは一致するのだが、その評価が割れるのである。これは、ディベーターが自分たちの議論をきちんと伝えきれていないときに起こる現象である。
後一押しが、どちらのチームにもないため、ジャッジが割れるのである。丁寧な議論が大事なわけである。
この場合、丁寧な議論と言うのはディベートの場合、伝えようとして伝わらなかった場合、
(あのジャッジのやろう、言っているのになんでわからないんだ?)
とジャッジのせいにすることはできない。ディベートではジャッジに議論が伝わらない場合、ディベーターに伝える力がなかったからという立場を取る。一見非道な考え方だが、この考え方があるためディベートは伝える技術を磨くことができるとも言えるのである。
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一度ホテルに戻る。今回のホテルは結構居心地が良い。駅に近くて都会のど真ん中、各国大使館の間にあって静かだ。
ホテルの窓をたたくような音。どこかで花火だなあ。ネットで検索したら、今日は東京湾の花火大会だ。いいねえ、日本の夏。
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その後、再び出かけて行って食事。
さあ、明日は最終日だ。
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