« デンマークの事をすこし | トップページ | 授業後の最終コメント »

2008/09/06

さあこい、夏休み!!

ふう。集中講義が終わった。主に二回生を対象にした特別活動論である。

学生には関係ない事であるが、去年の今頃を思うとなんとも不思議な感じがする。去年は、娘の誕生(というか、このときは娘かどうか分からなかったが)の期待と不安に包まれて、東京に向かっていたのだ。そして去年の今日命を授かったのだと思うと、あっという間の一年であった。

また、今年の集中講義は、デンマークから帰国した翌日から始まったということで時差ぼけとの戦いでもあった。寝る時間、起きる時間をコントロールして乗り越えることができた。

『この授業は、本気で教師になりたい人に向けて行う授業なので、ライセンスだけ欲しいと言う人には向いていません。大変なので、受講を見合わせた方がいいと思います』

と宣言してから授業に入る。もちろん、ライセンスだけ欲しい学生もいるだろうが、授業をする側の立場としては、本気で教師になりたい諸君に焦点を当てて授業をするのだと言う事を宣言しているのである。

体調が悪くなったり、パソコンがトラブルを起こしたりといろいろな障害を抱える学生もいたが、ほとんどが乗り越えてきたと思う。しっかりした教師になってほしい。

この集中講義では、毎年一流の先生をお招きして授業をお願いしている。昨年は青山新吾先生であった。今年は、村林新吾先生である。偶然であるが、名前が同じ。新吾つながりである。昨日お招きした。

村林先生は、三重県の相可(おうか)高校で食物調理科専門調理師教諭である。私は四月に『高校生レストラン 本日も満席』(伊勢新聞社)を拝読し、すぐに手紙を書いた。

「なんとか、私の学生たちに授業をして頂く事はできないでしょうか?」

と。すると、オッケーの連絡を頂くことができた。本当にびっくりであったが、うれしかった。

高校生の食物調理科の生徒を指導し、クラブ活動でお店を運営し、料理コンテストに優勝し続けというとんでもない実践をされている先生である。お招きできると分かり、とても喜んだ。

学生たちには、本書を購入し読ませて、質問を記入させてから授業に臨ませた。1時間目が講義、2時間目は学生の質問に答えるような形で講義。3時間目は、私の質問から対談へとうつる授業と言う構成である。

この対談形式の授業スタイルは、この特別活動論の外部講師をお招きするときにはずっと、続けている。学生たちに
『何か質問は?』
としても、質問の仕方がわからないような学生が多い。まずは、質問をすると言う事はどういうことなのかを、私が対談形式で行う事を見せることで理解させようと言う狙いもある。

私は料理が趣味なため、個人的にも村林先生伺いたい事がたくさんあり、奥さんは
「あなたが一番喜んでいるんじゃないの?」
と言っていた。図星かもしれない。

授業の内容は、それは予想していた以上のすばらしいものであった。学生たちは満足。私は大満足の大感謝である。

授業後、村林先生には
「あれだけきちんと厳しい授業を受けている学生たちが、教師になって現場に出てきてくれたら、うれしいですねえ」
というありがたい言葉を頂いた。

しかし、いつも思うのだが実力のある方は、腰が低い。そして気さくで懐が広い。学生たちの良いところを見つけて褒めてくださる。そうでない方は、この逆になる事が多い。村林先生はその上、熱く面白く丁寧な先生であった。

実は村林先生は、私が15年ほど前からお世話になっている国語教師のてるりんさんと、仲が良い。私もびっくりだが、この事を対談の冒頭で知らせた時の村林先生の驚きもかなりのものであった。

教育の業界は狭いものである。しかし、こんな風に繋がるのはあまりあることではない。学生たちには
『コネはダメだ。しかし、人脈は大事にしろ』
と言う話をしていたのだが、具体例として話すことができた。

さらに村林先生とは、後で気がついたのであるが、「わくわく授業」つながりでもあった。ご縁である。

とまれ、これでやっと私の夏休みが始まる。学生のレポートの評価や頼まれている仕事などがあるので、とびとびで5日間ぐらいであろうか。
個人的には、もう少し暑さが続いてほしいと思う私であるf(^^;。

さあこい、夏休み!!

« デンマークの事をすこし | トップページ | 授業後の最終コメント »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« デンマークの事をすこし | トップページ | 授業後の最終コメント »