学級レクと電話について考える
本日の学級担任論は、学級レクについて。目的と対象に応じて、いくつかの学級レクを実際に体験してみる。
80人の大学生を相手に、治っていない体でレクを指導するのは、なかなか大変である。その表の目的や隠れた目的を明かしつつ、子どもたちを見て取り、指導するということはどういうことなのかを体験の中で理解させる。
学生の感想の一部である。
引用開始 ーーーーーーーーーー
今日の学級担任論はいろんなレクリエーションをしました。
私は、小学校から今までレクに対するイメージは、
①楽しい
②息抜き
③授業じゃない
④授業一時間つぶれてラッキー
⑤先生も楽やし一石二鳥
というような感じを持っていました。しかし、今日の授業でレクは生徒と教師の関係作りが関わっていると感じたし、教師にとってもレクというのは重要なものなんだ、と感じました。
引用終了 ーーーーーーーーーー
学生諸君は、まさか、担任があんなことやこんなことを思いながらレクリエーションをしているとは、夢にも思っていなかったようである。
◆
ただ、単純に学級担任の先生は、たくさんレクリエーションを知っているのがいい。子どもたちが
「今度は何をして遊んでくれるのだろう」
とわくわくする先生ってのは、とても魅力的である。雨の日、雪の日、晴れの日。教室で、校庭で、体育館で。5分、15分、45分。さまざまなバージョンのレクリエーションを指導できるってのは、教師にとって大事なことだ。
ボランティアなどで彼らなりの教育の実践の場を持っている、本学の児童教育学科の学生たちである。是非、実際に今日自分が体験したレクリエーションを指導してみてほしい。
◆
授業後、小学校の修学旅行にボランティアで付いて行った学生が報告に来た。
「先生、本当に行って良かったです」
とのこと。
先生方が何を考えているのか、どう行動しているのかがよくわかったとのことである。
「先生方は、子どもたちが寝た後も打ち合わせで、ずっと子どもたちの話をされていました」
『面白いだろ、先生って。もう子どもの話なんかやめて、趣味の話とかすればいいのにしないで子どもの話だろ』
「はい」
『それが、先生ってことなんだねえ。良かったね、いい体験ができて』
「はい」
ご指導を頂いた先生がたに感謝申し上げます。
◆
午後からは、例によって事務仕事。うーむ、創造的な仕事をする時間がなかなかないぞ。だが、これをやらないことには創造的な仕事にはたどり着けないからなあ。
久しぶりのコーヒーを飲んで、集中して取り組むことにする。
◆
あと一息で終わると言うところで総務課から内線電話。
「山田様からお電話です」
『ん?』
「どちらの山田様でしょうか、と伺ったのですが、それで分かるとのことなのですが、お分かりになりますか」
(ん? あ、あの山田先生か。でも直通電話をご存知なはずなのになあ)
と思いつつも、脛に傷を持つ私は
『はい、分かりました、繋いでくださいますか?』
と頼む。
「あ、池田先生ですか?」
(あれ、いつもと声が違うぞ)
『はい』
「私、担当が変わりまして、こちらマンション経営のFあqwせdrftgyふじこlp」
『結構です』
ガチャ
であった。
真剣に文章を練っている忙しいときに、そんな姑息な手段で総務をくぐり抜けてくるような輩の電話を聞くわけがないだろうに。いつもならもう少しあれこれお相手をしつつ電話を切るのだが、今回は一言でおしまい。
だいたい、私は買い物については、基本的にこう考えている。
「欲しいもの < 必要なもの」
そして、
「売ってくる < 買いに行く」
である。簡単に言えば、必要なものは自分で買いに行くである。
ったくもう。
◆
大体からして我が家は電話の受け答えは母親に厳しくしつけられた。
電話をとる時、
『はい、池田ですが、どちら様でしょうか?』
と言うようにである。これを言わないと怒られた。
しかし、これが今では危ないのはよくわかっている。誰だか分からない人に、電話番号と池田が直結している情報を伝えるようなことはしない。だから、私は電話に出るときは
『はい』
しか言わない。このぐらい電話には敏感なのである。
さらに我が母親は、
「お宅の修さんが事故を起こしましてね」
と、どこからか漏れた個人情報を元に、振り込め詐欺の電話がかかってきた時に
「うちには、修なんて息子はいません!!」
と言い切って、詐欺師が
「へっ?」
っとなってしまったという実績を持っている。
私は、そういう家系の息子なのである。
◆
いらいらして研究室を出たら、携帯電話を研究室に置き忘れてしまった。
ということで、今晩は携帯電話は繋がりません。
おやすみなさい。
学級レクと電話について考えるであった。
この続きは、あしたのこころだ〜〜〜。
ちゃららっちゃちゃちゃちゃららら〜ん。
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