大学祭二日目
朝から爆笑。
朝ご飯を食べている娘。今朝のご飯は食パン。後半戦はそれにチーズを載せたもの。私が風呂から出てくると、チーズを載せたパンは少し余っていた。お腹がいっぱいになったのかなと思いつつも、手に取って口のところに運んであげた。そしたら、やはり食べない。
じゃあと思い、私が自分の口に運んで
『ああ、美味しい』
と食べてみせた。すると、
「ん!」
と娘は、自分でそのパンを掴んで、私の口のところに差し出すではないか。思わずぱくりと食べる。その後何回も食べさせてもらう。
まさか一歳の娘に食べさせてもらうとは。
老後は安心である。
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昼前に大学に到着。せっかくの大学祭二日目であるが雨となってしまった。ではあるが、お客さんの出足はまずまず。
児童教育学科の学生たちが行う「たちばなちびっこランド」も盛況である。シアターでは人形劇、演劇、音楽会。スライムづくりに落ち葉での仮面づくり。スタンプラリー、輪投げ、お化け屋敷、風船遊びなど盛りだくさんの遊び場を、学生たちは短い準備の時間でよく作ったものである。
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今日の出し物は、昨日遅くまで掛かって準備をしていた。学生たちがあれこれ協力して作って行く姿は、いいなあと思った。
私は関わらずに見守ることに。そこで手を出さないことが大事だということを私は理解している。手を出すと彼らに力はつかないのだ。私は教師だ。一緒にはしないということで彼らが伸びることを知っている、ちょっと寂しい立場なのである。
運営も、昨年よりは良くなったな。一回生と二回生だけでここまで出来れば、四回生まで揃えばかなりのことができるであろう。鍛えて育てて行くことがますます楽しみになる。
ではあるが、今の二回生は来年の今頃は教育実習の真っ盛りであって、来年の大学祭は参加できない。実質は二回生がまわして行くのが児童教育学科の大学祭となる。
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他の大学のことはよくわからないが、本学の児童教育学科にとって大学祭はお祭りの面もあるが、学習発表会の面もある。今まで学科で学んできたこと、ボランティア等で学んできたことを元に、発表を行うのである。
単にお祭りと言うだけではない。
だから、学科の教員も休日であるが出勤している。
何をしているのかと言うと、準備と片付けの見守り。
発表の鑑賞である。
それだけであるが、それだけが大事だと考えている。
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もちろん屋台だって、良い。守るんじゃーの「特製 烏賊焼き」をはじめとして、私の関わっているクラスの軟骨の唐揚げ、パンの耳のスティックなどの出店も順調で、今年は私が関わっているクラスやサークルのものは全て黒字であった。
ま、なんだかんだ言っても黒字で終わらせてあげたいじゃないですか。一安心でした。
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祭りの後は寂しいもので、片付けもあっという間にてきぱきと。段ボールなどを束ねて分別をして、ゴミとして処分する。
私が高校生のときには、中庭でキャンプファイヤーの火と一緒にいろいろなものを燃やした。
あれはなんというか、良かった。
燃える炎を見ながら、後夜祭のステージに立ち、ギターをかき鳴らしながら歌った。
そして、今が終わって行くのを強烈に印象づけられた。
区切りを付けて前に行くしかないと言う感じであった。
いま大学の後夜祭は吉本の芸人によるお笑いライブ。自分たちでやるではなく、やってもらうと言う後夜祭だ。
確かに、敷地のことを考えると段ボールを燃やすと言うのはなかなか難しいと思うが、グラウンドに段ボールを積み上げ、火をつけ、燃える火を見ながら祭りを振り返ると言うのは、いいものだと思うのだがねえ。
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ちょっとだけ懐かしくなって、あの当時の曲をitunesとyou tubeで楽しんだりもする大学祭二日目であった。
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