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2008/11/23

新卒の国語の先生の授業を拝見

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美しい朝焼けだった。
一週間が始まる感じだ。

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学級担任論では、先週の続きで学級環境整備について講じる。
給食指導、清掃指導、美化活動などについてである。

学生たちは、毎週の課題で学んだ事をA4一枚で学級通信風に纏めて来る事を求められている。
毎週一枚というのは、実際の担任で書き慣れている先生にしてみれば、大した事のない量である。
しかし、書いていない先生にとっては、結構辛い量であろう。

これを学生たちに求めている。最初のころは、かなり時間が掛かった事であろうが、いまでは
一時間以内で出来るようになってきている学生も増えてきているのではないかと思う。

で、先週は「給食指導について、準備、食べ方、片付け方」のルールを示すための学級通信を書いてくることが課題であった。
学生たちは、感想で一様に
「いただきますと、ごちそうさまのタイミングを考えていてなかった」
と書いていた。自分で文章にしてみて、私の講義を聴いてみてその違いに気がつくのである。予習である。
これをきっかけにして、教育実習などでできるようになることを願う。

午後から大阪に出張。国道一号線は混んでいる。
中学校の研究授業の講師としてお招きを受けている。
学校の近くをぐるぐる15分ぐらい回ってしまい、到着が遅れてしまった。すみません。

新卒の国語の先生の授業を拝見して、その授業について指導をするというものであった。
研究授業には、多くの先生が参観に来ていた。その後の、検討会でも。
これは良い学校だなあと思った。先輩たちが後輩を育てようとしている。

しかし、若手の先生も多かったなあ。校長先生に伺うと毎年2~3人の新人が配属されるという。
これは、大変だ。

私は自分が実際に扱ったことのない教材だったので、内容にはあまり触れる事なく、
授業の進め方についてあれこれ話す。特に話したのは、指導言における「指示」についてである。

授業を拝見していると、先生の指導言が曖昧であったり、途中からぶれたりするために子供たちが
学習をしようと思っているそのエネルギーが萎えて行くのが感じられた。猛烈内勢いで白煙を吐いて
ホイルスピーンをしている子供たちというイメージがあった。

教師は、的確な指示をしなければならない。子供たちはぶれてしまう。国語の授業であれば
教師の指示がぶれても生徒の命に直接関わる事はないが、体育のプールなのでは直接問題になることすらある。

さらに、一度出した指示をあれこれ変えるようでは、子供たちは指示を聞かなくなる。
なんとなれば、変えても良いのだからである。そして、教師を信用しなくなる。
ここからクラスは崩れて行く。

全体を動かす時の基本は

1)聞く姿勢を作る
2)説明をする
3)説明のあと、まとめて質問を受ける
4)質問に答える
5)「はいどうぞ」と一斉に作業を始めさせる

である。もちろん、これと一緒に「一時一事」の原則もふまえていなければならない。

このようなことは、理解した上で意識して、相当やらないと普通は出来ない。
私は大学で学生たちに教えているつもりだが、彼ら彼女らが出来ているかどうかは分からない。
子供の前に立ち、一つ一つ意識してやって行く時に本当に身に付くものであるからだ。

授業後校長室で、さらに振り返りを行う。指導主事の先生や研究主任の先生も一緒に。
あれこれ指導を受けていた先生は、必死にメモを取っていた。
そりゃあそうだ「鉛筆の先から煙が出るぐらいにメモを取れと学生に言っている」と
言ってしまったからなあ。

家に帰って、風呂に飛び込む。
あれ、おかしい。
熱い風呂に入っているのに、身体の震えが止まらない。
それに、この私が食欲がない。
トイレにいくと、とんでもない事に。
食事もせず、そのまま、寝る。

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