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2008/11/09

第五回関西青年塾

今日は、第五回関西青年塾であった。

私はここの顧問をしている。代表は土作彰先生。
土作先生曰く、
「ま、探偵ナイトスクープのキダタローさんのようなものをやってください。ははは」
と言われて、引き受けている。

明日の教室、関西青年塾と、主に若手の先生、教師を目指す学生たちに向けて研究会を開いているが、実に楽しいなあ。

『ブラックジャックによろしく』を読み直している。研修医の話だ。大学病院で研修を続ける中で、医療とは、医者とは、病とはというものを問い続ける。

その中で、一人の患者の命を救おうとしている研修医を、指導する立場の大学教授が
「医者は一人しか救えないが、私は研究で何万人も救ってきた」
のような台詞を言う。

大学の教員になり、今まで以上に研究に足場を移すものだと思っていた。が、どうも私はそうでもないなと感じている。

論文で自分の研究成果を世の中に問うことも大事だが、思った以上に授業や研究会などで直接後進を育てることの重要性を感じている。

ま、私ごときが自分で後進を育てるなんて言い方をするのも、おこがましい気持ちもするが、外側から見ればそういう役割を求められていることは、明白である。

研究会で学び、懇親会でも学び続ける後進のためにも、今私が直接関わっている二つの研究会には、出来る限りのことはして行きたいと、改めて思う。

懇親会で飲んでいるだけじゃないの?と言う噂も、我が家から聞こえてきそうではあるがf(^^;。

私がこの日扱った内容は「たほいや」である。学習ゲームのある意味王様と言ってもいいと思う。学習ゲームとは、「ゲームの中に、学習内容が内包されているゲーム」であるということができるだろう。

講座では、学習ゲームとは何ぞや、特徴、注意点を説明した後、実際に二試合を体験してもらう。二試合目は、各グループに任せたので、私はほとんど何もしない。そして、たほいやをしたあとに、たほいやでつけていた力は何だったのか。その他の国語科の学習ゲームなどについて解説をして、私の担当はおしまい。休憩時間に第三試合を続けているグループもあった。

この日の関西青年塾の後半戦を担当した中村健一先生からは、

「省エネタイプの授業ですね」
「昔、修さんが国語科を実技教科にしたいといっていたのを実感しました」

と言われた。

そうなのである。
教師が頑張るほど、子どもは力をつけない。教師は力をつけるが、子どもは楽をしてしまうのである。だから子どもたちを動かさなければならない。しかし、うまく動かすことの出来ない先生や動かない子どもたちがいる。

学習ゲームでは、ゲームが内包するルールが子どもたちをコントロールする。だから、教師がコントロールすることは非常に少なくなる。勝敗がつくことも、学習者を動かす要因になっている。

教師は、このゲームのルールの調整をすることで、学習者である子どもたちの学習状況をコントロールする。いわゆるゲームバランスである。ここが見えてくると、学習ゲームのみならず多くの授業で、このコントロールの要を体得することができるようになるのではないかと考えている。

多くのみなさんが、知的興奮を味わってくれたようであった。

ちなみに、「たほいや」であるがDVD教材になっている。

中村健一さんの講座は、フォローの技術と、帰りの学活で行うレク。中村さんといえば、お笑いの部分が強調されるし、その通りなのである。が、その一方で単に子どもたちを笑わせている先生というだけではないことも、参加者は理解したのではないかと思う。

教師は、子どもを伸ばすために指導をする。
その指導のやり方は、子ども、子どもたち、教師の力量やキャラクター、職員室などのさまざまな環境によって違ってくる。だから、一つのやり方だけを身につけることはあまり意味がない。

基本的な考え方を身につけようとし、さまざまな方法を手に入れようと学び続けるしかないのである。

そして、お待ちかねの懇親会(^^)。
あれこれ相談を受け、あれこれ話をした。やっと20歳になった学生とお祝いの乾杯をし、説教をし、仲間たちと夢を語り合った。その後、中村先生は例の秘技ご開帳された。めでたしめでたし。

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コメント

 修さん、こんにちは。
 山口県の中村健一です。

 関西青年塾では、大変お世話になりました。

 それにしても、「たほいや」の威力に驚きました。
 実は、私は「たほいや」を簡略化したものを実践してきました。それなりに子どもたちも喜ぶし、満足していたのですが・・・本物の「たほいや」は、すごいですね!面白さの次元が違います。

 私の講座が控えているにも関わらず、休み時間、夢中で3試合目を楽しんでしまいました。「たほいや」の魅力にメロメロになってしまった私です。

 お聞きすると、小学校4年生でも追試可能とのこと。
 時間を見つけて、ぜひ、追試しようと目論んでいます。

 いや~、伝説のゲーム「たほいや」を体験できて、ほんっとよかったです。ありがとうございました。

                            中村 健一

「たほいや」面白いでしょ。これを授業にしようと思った若い頃の私は、無謀であったかもしれませんが、ちょっとセンスがあったなあと今は思っています。

この「たほいや」をやることで、私はいくつも授業の法則、観点を手に入れることができました。

遊びながら、いや遊ぶことで子どもたちが力をつけるというのは、子どもに寄り添う大事な学習方法だと思います。実践の報告をお待ちします。

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