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2008/11/04

だって、担任なのですから

学級担任論は、同窓会での印象的だったシーンを話した後、引き続き学校内における集団について。公的集団から私的集団へと話は続く。

公的集団のあれこれを説明した後、私的集団のあれこれについて話をして行く。担任をしているると
(あれ、あの子とあの子はなんで仲がいいんだろう)
ということに出くわすことがある。それは学校の集団ではなく、私的なことで関係が出来上がっていて、それが学校で見られるということなのだが、最初のうちは分からない。授業では、生徒の私的な関係がどのあたりで出来ているのかを話す。

学生たちは、私が解説をすると
「そーそー、そーだった」
と思い出した顔になる。自分が体験してきていることであっても、もう忘れてしまっている。思い出させることも大事。

後半では、学級集団を分析する目的とその方法をあれこれ伝える。分析の目的を彼らの学生生活の中の具体的な事象に関連して説明した後、Q-Uの見本を見せたり、子どもウォッチング関連の書籍を見せたりもしつつ方法を説明。だが、学生たちが一番インパクトがあったのが、私がやっていた方法。○○を使うものだ。簡単でありながら分析の仕方を分かってくると恐ろしい威力を発揮する。その方法を知った学生たちは、感想に
「鳥肌がたった」
「恐怖を覚えた」
「少し生々しい」
とまで書いている。

ではあるが、これは残念ながらここには書けない。書いてしまうと、どこで誰が読んでいるか分からないので、要らぬ誤解を生む可能性がある。道具や方法は、使い方を間違えるととんでもないことになる場合がある。だから、そのような方法は誤解の生まれにくい環境で、きちんと注意事項を示して伝えるのである。

このように、授業等の口伝で伝えて行く類いの方法も、教育にはあるのだと思っている。

その他にもこの集団を分析するために、私が学んであれこれやっていた方法を紹介する。
「そこまでするの!」
と学生たちはびっくりしていたが、そこまでするんです。だって、担任なのですから。全ての担任がしているとは思わないが、実力のある担任ならばほとんどの先生がやっているんじゃないかなあと思うことをあれこれ。

なんか、最近あれこれが多いなあ。
いや、隠すつもりはないんですよ。ただ、誤解が生じてもなんなのであれこれ。明日の教室等の懇親会で聞いて頂ければ話しますよf(^^;。

同窓会の余韻がまだ残ったままの学級担任論の授業は、私は、ちょっとしみじみしてしまった。

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コメント

ぜひ、今度、その「あれこれ」 教えてください。

なんか、あれこれだらけで、どのあれこれか分からなくなて来ていますf(^^;。どのあれこれか教えてくださいね。

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