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2008/12/08

『詰めれば座れます』

12/6

今年最後の明日の教室。第19回だ。
午前中は、あまりの天気のよさにサッシの大掃除を始めてしまった。網戸と窓ガラスをごしごし洗う。

ホースで石けんの泡をどんどん流す。跳ね返って来ても日差しが強いので、冷たさはさほど感じない。窓ガラスの向こう側で娘が嬉しそうに手を振っている。

いい小春日和の一日になりそうである。

明日の教室は懇親会がセットである。だから、車ではなくて電車で行く。今回は、山科駅まで電車で行き、そこから歩くことにした。

というのは、忘年会で山科駅から大学まで歩いているというスピーチをした方がいたのだ。34分でいけるとのこと。
(これは検証しなければならない)
となぜか義務感が湧いてきて、歩いた。

私は40分であった。結構良い汗だ。
よし、飲み会があるときは、なるべく歩いて通うことにしよう。

本日は立命館小学校の仲里靖雄先生。「算数教育が専門」という方だ。私は算数が苦手である。あまりにも苦手なので30歳を過ぎてから小学校の算数の問題集をやり直したことがある。その結果分かったことは二つ。

1)小学校5年の下で躓いている。
2)文章題で出題者が聞いていること以外のことが気なる。

である。五年の下といのは、簡単に言えば比率のところである。そして、聞いていること以外のことが気になるというのは、答える内容ではなく、その問題文の条件設定が気に食わなくてそこにひっかかるのである。

こんな私が虚数に等差数列、微分や積分なんてのをこなし、大学院では統計の授業にも出ていたのだから凄いと我ながら思う。

「長椅子に何人座れるか」という問題で、割り算の確かめ算
の話をされていた。27人が5人がけの長椅子に座るとすると、いくつの長椅子が必要かという問題で、5脚だと2人が余るので、6脚という問題である。

これを元に問題文をあれこれ考えながら解いて行くのであるが、私はここに上記の2)の問題を見たのだ。子どもの頃の私であれば、必ずこう答えていたはずだ。

『5脚です』
「ん? 残りの2人は?」
『詰めれば座れます』
「はい、ま、池田君はね」

と流されていた。で、子どもの頃の私は、私が悪いと思っていた。
通常の算数のできる子どもは、この長椅子は5人しか座れないという暗黙の了解というか約束事を了解している。だから、どうしても二人が余るのである。

だが、私はこの暗黙の了解は受け入れない。そんなこと書いていないからである。だから、詰めれば座れるのである。6人で座る椅子が2つあって、あとは5人なのである。これを「はい、ま、池田君はね」と流されてきたのである。

しかし、仲里先生の話を聞くとどうも私は悪くないのである。そう思ってこのことを質問してみた。すると、あれこれ説明してくれて、私はすっきりした。

おい、小学生のころの私。君は間違っていないぞ。

さらに、算数の話では授業構成の話をしてくださった。ここは非常に面白かった。授業の不易と流行の話から始まり、その不易を考えるために何が必要なのかを、示してくださった。

簡単に言えば、授業構成のための「規準」である。算数ではあるが、国語にも十分に活用できるものである。

子どもから授業を作ろうとする時、この授業構成のための規準はとても重要になる。ここがないと、ぶれるのである。だから、ここは考えなければならないところである。今日は、ここについて重要な示唆を頂いた。

学級経営の話もあった。というより、ここがメインである。算数教育、授業構成ではなく、学級づくりである。

学級をつくり、子どもを育てることがメインであり、その過程に算数教育や授業構成があるのだと言い切る仲里先生。私もそう思う。子どもを大人に育てるのが、教師の仕事なのだから。

仲里先生は、明日の教室の最後に、
「まだ言いたいことがたくさんある!!」
と言って講座を終わられた。

こんな終わり方は初めてである。そして、そこに参加していたみなさんが、
(次が聞きたい!!)
と思った。

もう一度来て頂くことが、その場で決定した。

懇親会は、いつもの会場とは違う焼き鳥屋さんで。
思った以上の参加者で、席が狭い。
幸い、掘りごたつ形式だったので
「詰めれば座れる!」
という私の持論を展開するf(^^;。
座れたのである。
ほーらね。

糸井先生が仲里先生と話している。私もまだまだ質問があったので伺いたかったのだが、さすがにそれはまずいと思い、今回は我慢。次回にしよう。

二次会は「鳥飼」のあるお店で。
大阪で学び合いの考え方を基本にした塾を開こうとしている若者や堺ゆめ塾で私の講座を受けて明日の教室に参加した同志社大学の学生。そして、初めての担任で頑張っている丘さん。みんなそれぞれのところで頑張っているなあ、いいなあと思いながら飲む。

鳥飼が効いたのか、後半は記憶にない。
翌朝、ベッドで寝ていることが不思議だった。

肉体的な疲れに、知的な興奮が加わり、アルコールが解放したんだなあと、良い週末に感謝。

次回の明日の教室は1/24。宇治市立平盛小学校で、野村誠さんのコンサートを楽しみます。(無料)。そして、新年会を京都駅近辺でする予定です。

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コメント

丘です(笑)。
土曜日はありがとうございました。お陰様で、ずいぶん元気になれました。
このブログを拝見して「やっぱり…!」という感じです。先生、地下鉄に乗る頃はふらふらでした。「明らかに覚えてなさそうだね。」と話していたので。
毎回、「明日の教室」では素敵な学びとパワーを頂いています。
今日から、明日からまた頑張ります!
来年もよろしくお願い致します。

そうかあ、ふらふらだったか。
歩いて大学に行ったのを忘れていて、いつも通りに飲んでしまったからなあ。その分酔いが早かったんだなあ。迷惑かけなかったかなf(^^;。

ま、でもみなさんが良い時間を過ごしてくれることが、この研究会で大事にしているところです。

今回は、算数教育でありながら学級経営、人間育成と言う大きなテーマを語って頂けた訳です。他教科の授業を見ると言うのは、実はとっても勉強になるのですねえ。

一月は新年会だなあ。ちゃんと帰れますように。
ぬははは。

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