一歳児、恐るべしである
月曜日は仕事の日である。抱えている原稿や、授業の準備をいっきに片付けるのであるが、これがなかなか進まない。
水曜日締め切りの原稿を一つ仕上げたのは良いが、もう一本水曜日締め切りの原稿の、原稿依頼を大学においてきてあり、これは明日以降頑張るしかない。
そこで授業の用意をしようと思ったら、あれ、参考図書がこれまた研究室である。何をしているのだ。
えーい、天気がいいからベランダに寝転んでしまえ。
ふて寝をしばし。
それにしても空が青い。
比叡颪はマンションが防いでくれるので、我が家の南側はほとんど風がない。十月上旬ぐらいの天候と思われる。日差しだけだったら暑いくらい。
太陽は湖面に反射し、我が家の天井に反射している。天然の水盤である。贅沢だなあ。
◆
昼ご飯の後、気分転換にマンションの中を娘と散歩。
お出かけのためにちょっと服を着替えさせると、もう、出かけるのが分かるのかニコニコ。私もちょっと着替える。そしたら、お母さんにバイバイする。着替えていないお母さんは、出かけないものと判断しているのか。
玄関で靴を履くのも覚えた。娘専用の小さな椅子にちょこんと腰掛ける。家に入る時は逆にここに腰掛けて靴を脱ごうとする。一歳児、恐るべしである。
◆
一階のロビーで嬉しそうに歩く娘。私は本を読もうとしているのだが、まあ、飾りのようなものだ。娘を見ている方が楽しい。
それを知ってか知らぬか娘は、私の本を取り上げて別のテーブルに持って行く。
ではあるが、そんなところに
『お〜い、それを持ってきて』
と言うと、娘は持ってきてくれる。
中庭に出ると何やら石を拾っている。楽しんだのを見届けて
『はい、それはポイしようね』
と言うと、元に有った場所まで持って行って置いている。
『かしこいなあ〜』
と頭を撫でる私。
娘も満足そうである。
一歳児、恐るべしである。
◆
そうこうしていると、おとといの明日の教室の仲里先生から、私が出したお礼へのお礼のメールが届く。教育へのほとばしる思いが、メールから溢れている。活字であろうが手書きであろうが、手紙であろうがメールであろうが、伝えることのできる人はいるのである。
改めて思う。
◆
さ、今晩は飲まないで仕事の続きである。
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