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2008/10/09

あとはお茶でも飲んでいるというような

今日は・・・、と書き始めて
(あれ、何したっけ?)
と一瞬思ってしまう私は、やっぱりまだ頭が通常のように回っていないのだろうなあと思う。

落ち着いて思い出せば、教職総合演習と基礎演習ゼミであった。

基礎演習ゼミでは、児童の書いた詩を読み続けている。教科書の指定された範囲の中にあるいくつかの詩のなかから、本人が気に入った作品を原稿用紙に2Bの鉛筆で書き写し、その詩について解釈文を書き、それを書き込み回覧作文方式で読み合って、特徴的な作品についてディスカッションと言う流れである。これを毎週行う予定である。

であるのであるが、同時に授業の感想を書くネット上の掲示板についてもあれこれしている。感想をかくと同時に授業への疑問と最近の教育問題に付いて疑問に思うことを書き込むように指示してあるのである。

この疑問について、学生同士がお互いにあれこれと書き込みをするのであるが、私が違う観点を示したり、あまりに違っているときには書き込んだりしている。そして、ゼミ全体で考えるのが良いと思われる問題は、ゼミの冒頭で解説をしたり議論をしたりしているのである。

この方式は、90分の時間を有効に使えるのであるが、今日はちょっとこの疑問に答える部分が伸びそうだなあと思っていたらやはり伸びてしまった。

今日の主な争点は3つあったが、そのうちの1つは「学力テストの結果の公開の是非」であった。

なかなか面白い議論となった。

詩の読解と解釈も、なかなかいい感じで学生たちが成長してきている。私が水を与え肥料を与えるような授業ではなく、学生たちがお互いに刺激し合って根を伸ばし合い、葉を広げ合い、成長して行くようなイメージである。

もちろん、まだまだのことはあるが、私はだんだん雑草を取って、あとはお茶でも飲んでいるというようなところに行けないかなあと思っている。

昼休み、研究室にやってきた学生たちとあれこれとこれからのことを話す。おもしろいことになりそうだ。

13:00時過ぎに学食で食事をしていたら、学生に相談を受ける。うーん、ちょっとそれは私には立場上出来ないなあ。なので、他を当たるように指示。

夕方、京都駅前に向かう。新潟から仲間の先生が高校の修学旅行でいらっしゃっているとこのこと。大学を見て頂く予定がスケジュールが合わなかったので、私の方から大学のパンフレットなどを持って出かける。

久しぶりにお会いした先生。元気そうで何より。大学の話や私の近況。さらには宿近辺の美味しいお店等をお伝えして、失礼する。京都はこうしてやってきてくれる仲間がたくさんいる。嬉しいことだ。

最後の部分が抜けない風邪だが、今晩辺りに抜けそうな気もしないでもない。お見舞いのメールを下さったみなさん、ありがとうございます。

写真は今朝の朝焼け。秋は夕暮れなのだが、朝焼けもなかなかである。

Asayake1009

2008/10/08

「自然には理由がある」

ふう、一日を乗り越えた。
風呂から出て、リビングで寛ごうと思ったら、
「ングウウウウウウウウゥウ。ングウウウウウウウワゥウ」
という音が外から響く。
なんだろうと思って外に出てみると、琵琶湖の湖岸にいる渡り鳥の鳴き声のようである。詳しい方、何の鳥だかお分かりでしょうか。

            ◆

ノーベル賞が、賑わっている。特に興味があるわけでもないが、新聞記事を読む。そこで、いくつかのことばに出会う。これがいいんだな。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081008k0000m040193000c.html
から引用開始 ーーーーーーーーーー

研究室の学生がスポーツ大会で身に着けるシャツには、益川さんの「自然には理由がある」という言葉が印刷されている。

引用終了 ーーーーーーーーーー

名古屋大学の研究室である。私はこれを読みながら、「子どもには理由がある。ただ、本人にも、教師にもなかなか理由が分からないだけである。」ということばを思いついた。実際にそうであると思うが、ノーベル賞の先生のことばをもじっているので、ちょっと情けないf(^^;。

他にも、いくつかこれからの研究生活の支えとなるようなことばを手に入れることができた。学校教育現場にいたときであれば、心にヒットしなかったであろう。立つ場所が変わると、見え方も変わるのだと改めて思う。

            ◆

大学の授業では、小論文の書き方を指導。ではあるが、なかなか書かない。
今日は、今まで教えてきた内容を以下の項目に従って復習。

1)日頃の準備
2)案の構想
3)構成
4)執筆
5)見直し
6)提出

下位項目に具体的なものを示しつつ、説明。自分に何が足りないのかを自覚させることが大事だと思ってのこと。来週は、実際の問題の中から特徴的な問題を取り上げて、2)の部分をさらに考察する。

            ◆

午後は、高校での模擬授業。道路が混んでいそうなので早めに出る。30分前に到着。良かった良かった。ではあるが、開始の時間までタオルを取り出し、机の上に突っ伏して寝る。

教室の案内の合図で起きる。そしたら、本学の看護学科の先生に会う。いやあ、それも気がつかないぐらいに寝ていた。体調の悪いのを見て
「赤ちゃんから貰った風邪は強い菌だから気をつけてね」
と言われる。なぜなのかを伺ったが分からないとのこと。誰か詳しい方、お分かりでしょうか。

2コマ授業をしたら、声がかなりまずい状態になってしまった。熱も出てきたので帰りは、安全のために高速道路を使う。ゆっくりと80キロに届くか届かないかのスピードで流す。信号や対向車、さらに飛び出しがないのが楽である。これが功を奏して、家に着いたときにはかなり楽になる。

            ◆

風邪でずっと飲んでいなかったのだが、今日は
(ん、飲もうかな?)
と思えた。
ので、ビールを一本だけ飲む。
ひゃああああ、ビールだ。

少し飲めるようになったのは、復活の兆し。
そろそろ治ってね、私の体。

第18回の「明日(あす)の教室」のご案内 11/15

第18回の「明日(あす)の教室」のご案内をいたします。11/15(土)に開催いたします。

今回は、昨年度に引き続き学級づくりと授業づくりの両分野で、若手教師に力強いメッセージを発信されている野中信行先生を講師にお招きします。そして、明日の教室代表の糸井先生と事務方の私池田の三人で鼎談を考えております。題して、「後輩教師に伝えたい 困難な現場を生き抜くための仕事術」です。

野中先生は、小学校の教諭をご退職され、新人教員の指導に当たられています。教師、教育の世界を目指そうとしている若い人たちに、今までの現場のご経験から、また指導の立場に立たれてから考えられたこと等について、これからの学校教育が目指す方向や、教師が身につけなければならない指導力について、大いに語って頂く予定です。

これから教師になろうとしている学生のみなさん、教師としてスタートを切ったばかりの先生方、是非多くの方に野中信行先生を体験して頂きたいと思います。お待ちしております。

日時:11月15日(土)  13:30~17:00

会場:京都橘大学児優館 
アクセス:http://www.tachibana-u.ac.jp/official/information/access.html

講師:野中信行さん@横浜市初任者指導教諭

内容:「後輩教師に伝えたい 困難な現場を生き抜くための仕事術」

会費:一般2000円、学生1500円
なお、会の後、野中先生を囲んで懇親会を予定しています。自由参加で3000円程度です。事前に分かる方は、メッセージ欄に参加の旨をご記入ください。

申し込み:http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P2213754  *1

昼食:大学の生協食堂が開いております。安くて美味しい本学の生協の食堂をご利用ください。

            ◆

講師略歴  

講師   野中信行さん@元横浜市立大池小学校教諭
著書には、「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」「学級経営力を高める3・7・30の法則」「新卒教師時代を生き抜く心得術60・やんちゃを味方にする日々の戦略」があり、学級経営に力を注ぎ、数多くのクラスを鍛えてきたベテラン教師、いや、スーパーベテラン教師です。今年の運動会でも小学校6年生に50m走で負けませんでした。
野中先生のブログです。http://nonobu.way-nifty.com/blog/

*1 申し込みはすべて、http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P2213754から。なお、グーグルで、「池田修」と検索して頂ければ「国語科・学級経営のページ」というHPが出ます。そこを開いて頂ければ「メールはこちらへ」とあります。そこのことです。

「先生、お返事を頂きました」

本学の児童教育学科児童教育コースでは、教育の研究者を育てるのではなく、教育の実践家を育てようとしている。もちろん、実践家から研究者になってもいいのだが、基本は実践家を育てようとしている。

そこで、二回生の演習では実践記録を丁寧に読むことにしている。前期は、『大人が子どもと出会うとき 子どもが世界を立ち上げるとき』を読み続けた。この本を読む中で、著者の竹内常一先生にお越し頂いて学生全体に講義をして頂いた。

そして、最終課題としてこの本の中で取り上げられている実践について、その実践家に自分たちが学んだことと感想文を送るというものを学生たちに提示しておいた。実践家の連絡先も各自が調べると言うことにしておいた。

そしたら昨日の「学級担任論」の授業の前に、学生たちがやってきて
「先生、お返事を頂きました」
と言うではないか。
何かと思ってその手紙を見ると、ある章の実践家からの手紙であった。
学生たちは非常に嬉しそうにしていた。
とてもありがたいことである。

ただ、私には分かる。
これから教師になろうとしている学生たちが、自分の実践で学び手紙をよこしてくる。もし、私であればとても嬉しく感じて、なんとか学生たちの学びに応えてあげようと思うに違いない。

そして、この本に載っている先生たちもそのような思いを持つ方が多いだろうと判断しての課題である。

今指導している学生たちがやがて教師になり、実践記録を書き、さらにその時の学生たちから手紙をもらったとしたら。
『君たちはどう思う?』
と聞いたら
「とても嬉しい」
との答えであった。
『だろ(^^)。自分が学べて、さらに人を喜ばせることができるなんていいだろ』
「はい」
『私が書けっ!て言わなかったらこの喜びは無かったでしょ』
「はい」
『教育にはそういう面があるのです』

「先生、このお手紙にお返事を書いた方がいいでしょうか」
『もちろん。そして、無理の無い範囲で文通してもらいなさい』
「?」
『コネではなくて、人脈です。大学以外に、または君が教師になったら勤務校以外にいろいろなことを話せる先生がいるというのは、あなたの財産になりますよ』
「はい」

ということで、勝手にこれからも手紙を書くように指導してしまいました。
先生方、よろしくお願いいたします。

2008/10/07

そうだよ、やるんだよ(^^)

なんとか授業の準備が終わり、90分間の授業も終えることができた。
うがいをしたら、喉から血が出てきた。
あ、体弱っているなあ。
この程度で、喉から血が出るなんて。

学級担任論は、授業していて面白い。
ま、私はどの授業も面白いのだが、面白い。
何が面白いのかと言えば、

1)初めての授業なので、作るのが面白い。
2)学生の顔色が変わるのが、面白い。
3)自分がやってきたことを別の視点から振り返ることができて、面白い。

1)これは、人にもよるだろうが、私の場合はこれである。いままでない授業をあれやこれやと作って行くのは、本当に面白い。これをそのまま本にするといいのかもしれないが、どこかでそういう企画ならないかな。

2)教師を目指して授業を受けている学生たちには申し訳ないが、私のこの授業を受けている学生たちの顔色が、どんどん悪くなるのが分かる。簡単に言えば「え、こんなにやるの。→ こんなにやらなければいけないの。→ こんなのできない」というふうに顔色が変わって行くのである。

そうだよ、やるんだよ(^^)。今のうちに分かっていて良かったね。中に入ってから理想と現実の違い、甘っちょろい思いと事実との違いに打ちのめされる前に知っておいて良かったね。今なら勉強する時間がある。この仕事のむこうに、君たちが描いている教師ならではの仕事の喜びが待っているんだからね。

3)自分でも、その渦中にいるときには気がつかなかった学級づくりのあれこれについて、教える立場で見直してみると分かることがあり、これは一つのご褒美である。もちろん、これを授業に活かすこともあれば、そうでないこともある。

今は概説の部分が多いので、学生たちは面食らっていると思うが、これから各論に入ったら、それでは終わらない。それぞれの学生が、担任としてどう振る舞うのかを問われるような課題を設定して、この学級担任論を進めて行く予定である。

研究室に戻ったら電話。
え、私が? そうですか、勉強させて頂きます。
原稿依頼である。
ご縁のなかったところからであるので、びっくり。
勉強させていただきます。

学生の課題のレポートをチェックしていたとろこに、以前教えていた学生がやってきた。
『どうしたの?』
「小論文を見て頂きたいのです」
聞けば小学校資格認定試験の一次試験に合格し、来週二次試験があるとのこと。よくやった。この試験、合格率は15%ほどのものだ。

よーし、そうとなったらしっかりと小論文を読んであげましょう。来週持ってくる? よし、そうしなさい。見ましょう、見ましょう。

しかし、風邪からの熱には勝てず、ちょっと早めに帰宅。
学生たちの授業掲示板にあれこれコメントをできるだけして、お酒も飲まずに、寝ます。

明日は一限だあ。
治すぞ、風邪。

あ、「伝える極意」の再々放送は昨日でしたf(^^;。
次回、次々回は、10/13、11/17の19:40〜19:55 NHK教育テレビです。

いまは朝の五時半。体温は下がった

少し良くなるとまあいいかと思ってしまうのが風邪だが、これは良くない。ではあるが、あれこれ始めてしまう。それで体温がまた上がってしまった。いかんいかん。

             ◆

ということで、昨日はほとんど寝ていた。
起きている時間は、食事ぐらいであった。

いまは朝の五時半。体温は下がった。
まだ喉は痛い。今日の授業は80人を相手。
今日はマイクを使わせてもらうかな。

ふと外を見ると、奇麗な朝焼け。一瞬のことである。

Asayakeカシオペアの「Asayake」を聞こう。

 

さ、授業の最終準備に取りかかろう。

2008/10/06

久しぶりに重い風邪だ

久しぶりに重い風邪だ。後期が始まってあれこれあったので体は疲れていたのであろう。そこに、娘からのウイルスのプレゼントがあって、こんな感じだ。娘は治ったようなので良かった。

風邪で寝込むということは、私はほとんどないのであるが、この風邪はきつい。今日は一日中寝ていた。

琵琶湖は、一日中雨模様。
気温も上がらず、寝て過ごすにはいい一日かもしれない。

途中でメールが届いた音がしたので、確認すると昨日の懇親会に参加された先生からお礼のメールであった。

この会を開いていて良かったなあと、素直に思う。
エネルギーを貰ってさらに、寝る。

娘のお昼寝の時間、私の寝ているそばで娘も寝る。
途中で喉が渇いたので、娘を起こさないようにリビングに向かう。

水を飲み、一息ついていると寝室の方から
「ピ、ピ、ピ・・・」
との音。
(あ!)

しばらくすると、その「ピ、ピ、ピ・・・」の音は近づいてくる。
振り返ると、娘が電話の子機を持ってボタンを押しながら嬉しそうにこちらに向かって歩いてきた。私は喉が痛いのに思わず爆笑。

(ああ、起きちゃった。まだ早いだろう)
しかし、そんな思いは関係なしに、「ピ、ピ、ピ・・・」を押しながら嬉しそうにこちらに向かってくる。

「お掛けになった電話番号は、現在使われておりません・・・」
なんて声も聞こえる。

そのうち、どこかに電話してしまうかもしれないな。
「はい、おしまいね」
と受話器を受け取りながら、思うのであった。

風邪程度では食欲が無くなることなんて無い私だが、今回はダメ。
ひたすら寝て、食事はうどんのあとは梨。
昼間、10時間以上寝ていたなあ。
でもまだ寝られる。
これが風邪と言うことなんだな。

肌がぴりぴりしている。
髪の毛に触れるだけで頭皮が痛い。
体温を測ると38度近い。
ふう、これじゃ辛いわけだ。

朝熱を計ったら37度は下回っていた。
なんとか峠は越えたようだ。今日も寝ていよう。
明日の授業には体調を戻すぞ。

2008/10/05

風邪だ

朝起きると、喉が痛い。
風邪だ。
娘が風邪気味であったのだが、それが移ったのであろう。

寝ている時、娘はHの真ん中の棒ようになって寝る。川の字のはずなのに、Hになってしまう。その時、いつもは足が私の方を向いているのであるが、昨日は頭が私の方を向いていた。これでめでたく移ったわけである。

             ◆

明日の教室ぎりぎりまで寝ていて、大学に向かう。
大学でも体が熱っぽく、肌がぴりぴりする。
関節も痛い。
これはダメだと判断して、昨日の明日の教室では私は見学していた。

しかし、ワークショップを見学すると言うのも面白いものであると気がついた。ワークショップを受けながら、ワークショップで自分以外に何が起きているのかを発見するのは難しいと思う。が、こうして外側から見るといろいろと分かって面白いものであった。

授業をコントロールする教師は、授業の内部にいつつ外部からの視点も持つことが求められる。これはなかなか難しいことである。たまにはこうして外側からだけ見ると言うのもいいなあと思った。

             ◆

見学をしていたのだが、いよいよ体がおかしくなってきて、ワークショップの会場でごろんと寝転がりたくなった。しかし、さすがにそれは失礼なので研究室に戻って机の上に突っ伏して仮眠をとった。これが効いたのか、ワークショップの終わる直前には少し体調が戻った。

今回の明日の教室は、セレノグラフィカによる身体コミュニケーションであったが、私は別の角度から自分の体を確認することになった一日であった。

             ◆

その後、懇親会へ。
たまたま私の周りに座ったみなさんは、国語の先生。明日の教室国語部会となった。四月から本採用になった先生、中間テストの問題が出来上がってないのに参加している先生、新しい授業に挑戦しようとしている先生、学級経営で困っている先生の相談を受けつつ、あれこれと国語の授業の可能性について語り合う。

『もし、私がいま現場にいたら、〜の授業をするけどなあ』

なんてことも話す。
必死にいい授業を作ろうとしている若い先生たちに、少し役に立つと嬉しいなあ。

             ◆

来月の明日の教室は、11/15。野中信行先生、糸井先生と池田で「後輩教師に伝えたい 困難な現場を生き抜くための仕事術」と言うテーマで鼎談&質疑を行う予定です。秋の紅葉の京都にお越し下さい。

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