仁和寺にある法師、年よるまで
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小浜の疲れが出たので、午前中は体を休める。
午後からは高校で模擬授業である。
今日は50分×2で一つの講座なので、比較的ゆっくりとできる。具体的な例も多く出せるので、やりやすい。
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模擬授業が終わって外に出たら、虹である。
奇麗だったなあ。
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この高校の近くには石清水八幡宮がある。例の
「仁和寺にある法師、年よるまで石清水を拝まざりければ、・・・」
の石清水八幡宮である。
嘗て中学校の教師をしていたとき、京都の修学旅行の実踏で仁和寺から石清水八幡宮までタクシーで移動したことがあった。もちろん、徒然草52段のこのことを意識して、どのぐらいで到着するのかを確認してみたかったのだ。
タクシーで一時間ぐらいはかかる距離である。
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「極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。」
の極楽寺と高良神社がどうなっていたのかを確認したかったのと、
「そも参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん。ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」
の山の上にある本殿がどのようになっているのかを確認したかったのだ。
教科書にある挿絵をもとに、高良神社の場所をあれこれ探すのだが、見つからなかった。そして、あることに気がついたのであった。高良神社は、今は・・・。
ま、これは行ってみてのお楽しみである。
ちなみに、『奥の細道』は平泉の中尊寺でも「夏草や兵どもが夢の跡」の跡がどのようになったのかを調べようと、あちこち歩いたのだが、高良神社と同じ結果であったとは記しておこう。
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さて、これで怒濤の一週間が取りあえず終わり、週末はやっと原稿に取りかかることができる。
さすがにちょっと疲れたな。
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