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2009/02/13

『う、やられた』

来年度のために、動く仕事が午前中に一つ。

これで本学の教職課程で学ぶ学生たちに、新年度から大きなプレゼントをあげることができる。

本気で教職や保育職をめざす学生たちを支援する体制ができる。折角京都橘大学を選んできた学生たちである。何かの縁で出会ってしまった以上、厳しく指導しきちんと支援し、彼らの将来の一歩目を確実なものにしてあげたい。

その土台を作ることができた。
四月からが楽しみである。

午後からは、保育園実習指導に出かける。
学生たちの実習の様子を見て、あれこれ指導するのである。

が、学生たちは必死にやっているので、それを止めて指導することはなかなか難しい。園長先生に学生の様子を伺うと

「実習記録等もとても丁寧に書いていまして、すばらしいですよ」

とお褒めの言葉を頂く。私が見ていてもそれを感じる。良かった。

学生の実習を見ているつもりだったが、二歳児さんのクラスで掴まってしまったf(^^;。

お帰りの準備をしてお迎えを待っている間、遊んでいるのだがその際、一緒に遊んでもらったのだ。積み木で遊んでいるとき、ある子どもがそれをピストルに見立てて私を狙ってきた。

『う、やられた』

と倒れたら、次から次へ銃弾を撃ち込まれることになった。3秒ほど倒れ、

『はい、復活。もう大丈夫』

と起き上がると、再び銃弾の嵐のかけ声
「ばんばんばんばんばん!」
『う〜〜〜〜〜〜〜〜、やられた。          復活!』

これの繰り返しであった。

園長先生に
「遊んでいただきまして、ありがとうございます。先生、才能がおありですね」
と言われてしまった。

実は私、高校3年生の進路適性検査で、男としてはあり得ない数値をたたき出しているのである。それは適性検査の結果、適正な職業は「医者」「弁護士」「教師」「保母さん」と出たのである。

あの時代には保父さんが一般的ではなかったので、男子の進路適性検査では出ないはずの「保母」さんが、私の検査では出ていたのだ。その当時の担任も不思議がっていたが、私も不思議だった。

が、ここにきてそれが生きるとは。
もちろん、保育園の先生方が、私を丁寧に扱ってくださっているので、園児たちはそれを敏感に感じて私と遊んでくれているのだし、私は1時間ぐらいで失礼するのが分かっているから遊べるのであった。

あの仕事を生涯の仕事して選び、子どもたちの最前線で働き続ける保母さんには、私はなれないと思う。改めて、頭が下がる思いだった。

『学生時代にこれだけは身につけておきなさいという保母さんの用件はなんでしょうか?』
と伺ったところ、私がそうではないかと思っていたことと一致した。やはりそうか。

よーし、来年度はそれを研究入門ゼミで課題としてやってみよう。楽しみである。私も勉強になる保育園実習指導である。

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コメント

先生なら
猛獣狩りに行こうよ!も得意そうな気がしました♪

>>セレンディピティさん

家では猛獣になって、娘に狩りをされていますf(^^;。

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