娘と一緒に展覧会に行く
2/22
午前中は原稿書き。
限られた紙幅の中に私の主張と読者の利益をどのように入れ込むか。そして、読みやすさをどのようにつくり出すかということをあれこれ考えながら唸り続ける。
あと5時間もあれば出来上がることが見えてきたので、午後から出かけることにする。
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昼ご飯は、近くのラーメン屋。娘は一回水で洗った麺を食べさせる。
「うまうま!」
と叫んでいる。ラーメン党になるのが楽しみである。
食後、店を出る段になったらなぜか娘はお店の従業員たちに手を振る。お兄さんたち4~5人はみんな手を振ってくれた。娘満足、父母は頭を下げ続ける。
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比叡山の山中越えをして、京都市内へ。京都橘大学の書道コースの学生の卒業展覧会があるのである。このコースに学ぶ学生は、私の国語科教育法で学ぶ学生も多い。
国語科教育法は三回生での授業なので、卒業展覧会ということはもう1年以上前に教えていた学生たちであるが、彼ら彼女らの最後の書きっぷりを見に行くのは、大事なことだと思い三年連続で見に行っている。
本人が努力をした結果を見るということは、教師には大事なことなのだと思う。全部対応できる訳でもないが、その姿勢は大事だと思うのである。
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娘と一緒に展覧会に行く。
娘のことを知っている学生が迎えにきてくれたのだが、娘はびっくりして逃げ出す。10分近く会場に入れずであった。
慣れてきたので一緒に入る。
学生たちの作品を一つずつ見る。
作品を見て、名前を見る。
よし、国語科教育法で1年間やりきった学生たちの書は、まずまずのできであった。別に私が書道を指導した訳ではないのに、関わった学生の作品は気になる。大きなお世話だと思うのだが、この大きなお世話をしてしまうのが、教員の性なのである。はあ。
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声をかけてきた学生たちには、作品にコメントをしながら、卒業後のことをあれこれ聞いて話す。
ここに来て教員の採用が決まったものもいれば、来年度の採用に向けて勉強をし始めていると言う話をする学生もいる。おめでとうを言ったり、あれこれアドヴァイスをしたりもする。
いい結果が出ますように、だ。
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Chet Bakerのあれこれを聴きながら。
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