オフであった
オフであった。
兵庫に三泊であった。
去年泊まった神戸のホテルに一泊。
淡路島に二泊である。
のんびりさせてくれるホテルが少しずつこちらでも見つかってきて、嬉しい。
淡路島が兵庫県であるというのは,関東の人間にはちょっと分かりにくいが、神戸ナンバーの車が走っているのである。
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神戸ではポートアイランドでイケアの家具を見て、淡路島では泳ぐことの出来ないこの季節に、ホテルのプールサイドで本を読んでいた。写真は、黄砂の中、瀬戸内海に沈む夕日である。
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魚を食べて、話し始めた娘の相手をして、ビールを飲んで。
過ぎ去った今年度を振り返るつもりで何もせず、来年度のことを考えるつもりで何もせず、ただ、本を読んではごろごろしていた。
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風、太陽、水の音。
これらを浴びて、過ごしていた。
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もちろん、WBCも意識はしていた。途中昼ご飯を食べに入った店では、中継をしていて負けているのを知った。
が、そんなことよりはいまは、家族と同じ時間、同じ場所にいることの幸せの方が大事だ。
この時期に、平日にリゾートホテルに泊まっている客は、いないようでホテル全体が貸し切りのようである。なんという贅沢だ。
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このオフは、結婚記念日の前倒しでもある。来週が結婚記念日であるが、来週が忙しいのでこの週にしている。
予約の際にホテルにその事を告げたら、どのホテルもお祝いということでアップグレードしてくれた。夕ご飯のときには、お祝いのケーキまで出た。なんとも小さなことだが、うれしい。
本当は、一週間ぐらいボーッとしたかったが、それはまあ贅沢。写真は、そのホテルの部屋からの景色。遠景に鳴門大橋が見える。
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結婚記念日ということは、この辺りに嘗て新婚旅行があったわけである。新婚旅行のときに私たちは二つのことをしようと思っていた。
1)新婚旅行は、二人の一番良い旅行にならないようにすること。
2)新婚旅行は、一カ所にとどまり続ける旅行にすること。
1)は、永六輔さんの文章に書いてあったことだ。とても納得したので、これを採用することにした。
2)は、1)を採用することで新婚旅行の目的が観光ではなくなったのである。観光で、毎日スーツケースを開け閉めしながら旅するのは、止めることにしたのである。
折角の一週間である。一カ所にとどまり、のんびりしながら、ちょっとアクティビティをしながら、これからの二人の人生設計と言うか計画と言うか、希望と言うか、そういうのを話し合おうとしたのだ。
もちろん、人生、ここで話し合った結果通りになんて行っていない。しかし、この選択は良かったと思っている。二人が一つの家の中で過ごす時の目指すところや、基本的なルール(というか習慣)の確認を最初にすることは、意味がある。後からやるよりは、誤解が少なくて済むはずである。
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そういえば、結婚式は雨の続く3月だったのにも関わらず、この日だけ大晴れ。
そして、今回の旅行も大晴れ。
奥さんが晴れ女なのである。
良い旅行になった。
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