ひな祭りである
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ひな祭りである。
和室に鎮座ましますのが我が家のおひな様である。
朝、
『おひな様にお早うございますを言おうね』
とリビングで言ったところ、娘は和室の扉を開けておひな様の前に行く。びっくりである。
私が正座をしていたら、その上に座ってきてお辞儀をしようとする。
「おひな様、今年も一年間守ってくださいね」
とお願いを一緒にする。
◆
お昼前に、今年も下鴨神社の流し雛に向かう。やはりMINIだと山中越えが気持ちよい。太いトルクと快適なハンドリング。そして、固めのサスペンションである。
寒いと思っていたら、雪が降ってきた。
ひな祭りに雪というのもなんだかなあ。
やっぱり、こういう行事は旧暦でやった方が良いな。
子どもの頃から疑問だったのは、なんで三月三日が桃の節句なのかということであった。だいたいからして、梅しか咲いていない。桃なんてずいぶん後なのになあと思っていたが、これが旧暦を規準にしているということを知ってからは、ずいぶんと納得した。
寒い寒い、流しびなであった。
うちのおひな様は、旧暦の桃の節句まで飾っておこう。
◆
夜はちょっと奥さんが調子が悪かったので、私が料理。
混ぜるだけのちらし寿司を用意し、その反動できちんと昆布からだしを取った蛤の潮汁を誂える。デザートにはイチゴのショートケーキ。
娘は潮汁だけは柚子がお気に召さなかったのか、ダメだった。が、後は「うまうま」と言いながらものすごく食べる。それだけでなく、小躍りする。顔をしわくちゃにして、「うまうま!」と叫びながら小躍りする。
父は嬉しい。
◆
夕食後、you tubeであれこれ懐かしの曲を聴いていた。坂崎幸之助、カルメン・マキOZ、高中正義、ブレッド&バター。
しかし、まあ、you tubeはタイムマシーンだね。あの頃手に入れることの出来なかった音源、見ることの出来なかったコンサートがすぐに手に入る。娘はカルメン・マキOZがお気に入り。渋い。
「傷だらけの天使」を流したところ、これがとてもお気に入りだったようで、踊る踊る。くるくる回って踊る。確かに、萩原健一はこの番組では「修ちゃん」だったが。
父と母は爆笑であった。
◆
ちなみに最初の写真は、我が家のおひな様ではなく、下鴨神社で装束をまとったお二人である。
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