春の天使は、階段を下りて
昼過ぎから会議。教職課程に関する会議である。
会議室に向かう時、何人かの学生に会う。幼児教育コースの学生である。保育実習のあとの指導を受けてきたとのこと。
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実習が終わると、学生たちの顔が少し締まる。疲れがさせるのか、不安がさせるのか、勉強不足と感じた心がさせるのか。充実感で締まる学生もいるだろうが、多くの場合は前者であろう。
それでも、いい。
彼ら彼女らが現場に行って、多くのものを丸ごと受けとめてヒーヒー言うことが良い。現場と理論を行ったり来たりしながら、多くの学びをつくり出せば良い。
君らは四大生だ。あと二年間ある。
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「明日の教室」の書籍発行に向けて、あれこれしている。書いていただいた原稿を確認し、私の担当の原稿を書くと言う作業である。
頂いた原稿を拝見して、素直に思ったことは
(この執筆者の先生方で学校を作ったら、楽しいだろうなあ)
ということである。とんでもないのである。
・実践が豊か
・現場に根ざした理論が分かりやすい
・参考文献がバラエティに富んでいる
学校を一つ作るのにいくら掛かるのだろうか。1000億円あれば、可能かなあ。だれか寄付してくださいませんか。え、無理?
それであれば、まずはこの本で我慢することにします。
ご期待ください。
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自分のことばかり書くのもなんなので、ちょっと別の話題。
RSSなどであちこちの仲間の記事を読むのだが、ちょっと気がついたことがある。
もうすでに、新学期なのだ。
いや、今年度を終えたということではなく、同時進行で新学期の準備を始めているのだ。
旧暦の暦は、新暦に比べて一ヶ月ほど遅れる。
この例えから考えると、学校歴は、新暦よりも一ヶ月早く動き出していると言えるだろう。
校長は、三年先を見る。
教頭(副校長)は、二年先を見る。
主任は一年先を見る。
担任は、一ヶ月先、三ヶ月先を見る。
そんな話を聞いたことがある。
今年の桜は早く咲きそうだ。
もう、春は動いている。
春の天使は、階段を下りて琵琶湖に降りてきている。
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