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2009/03/26

WBC拾遺 その2

3/25-2

WBCネタを続ける。
こんなのも見つけた。

引用開始 ーーーーーーーーーー

お前ら栗原のこと馬鹿にしないでやってくれ、呼ばれたのには理由があるんだから
今回のWBCは急なルール改正で代表選手が33人から28人にしぼられたんだよ
それでそのことが発表された日もWBC代表の33人はみんな練習してた
だけど練習中にコーチたちから28人にしぼられたことと、こぼれおちた5人が発表された
そのとき栗原以外の4人はみんな早々に練習を切り上げて帰っちゃったんだ
だけど栗原だけは「僕は代表選考から外れちゃったけど、今日1日が終わるまでは日本代表選手の1人だから」ってんで他の選手たちと一緒に、最後まで練習に参加してた
それを原監督はちゃんと見てたから、村田が怪我した4分後にはもう栗原を呼ぶ指示を与えてた

引用終了 ーーーーーーーーーー

これも本当かどうかは分からない。
が、実感としてはよくわかる。

劇団四季の関係者の会話を聞いたことがある。
ある大きな役をやっている役者が、なにがしかの理由で急にその役を降りなければならなくなったことがあった。その時、そのステージで踊っている、その他大勢の役者を見回して、監督が
「お前、この役、明日からできるか?」
と聞いたときに、即座に
「はい」
と答えられないようではダメというのである。

そんな簡単に即答ができるのか?と思われるだろうが、
本当に主役を手に入れたい者は、後ろで踊りながら、前の主役のその踊りや歌も一緒に覚えているというのである。確かに、それが分からなければステージにはならない。そして、
(私なら、ここはこう歌う、こう踊る)
とできないとダメのだそうだ。

役が回ってきてから準備ではダメで、役が回ってくる前に準備が終わっていなければならないのである。

ここから得られる教訓は二つ。

1)プレーヤーであろうとするならば、今のためではなく、次のために懸命に準備をする。
2)指導者であろうとするならば、今のためだけでなく、次のために懸命に準備する者を見つけるようにする。

私は、どういう訳かこれについて20代から気がついていた。1)は自分が教師としてプレーヤーである視点で考え、2)は学級担任やクラブの顧問としての視点としてである。

この二つの視点を20代で同時に持てたことは、結構大きな意味を持つことだったと、いま思う。

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