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2009/04/29

みなさん、窓の外の空を見てください

4/28

国語科教育法の授業では、先週の「板書」に引き続いて、「教師の声」について講義と演習を行った。

授業は、声で行う。声を使っている時間が長いか短いかは別として、声を使って授業をしている。書くこと、話すことがしっかりできるようにならねばならなぬ。もちろん、読むこと、聞くこともそうであるが、まずこの二つだ。

1)発声は目的、状況に応じて変わる
2)声の出し方の実際

について90分行った。

2)では、

・正しい発声とは?
・どんな声を教育では使うのか?
・どうやって声を出すのか?
・どうやって話すのか?

をいろいろな本を引きながら扱った。

最近出た本で良いなあと思ったのは、以下の本である。

『先生にこそ磨いてほしい 「ことばの伝達力」ー教室で役立つ30のヒント』(加藤昌男著 NHK出版)

私は話し方については音訳をやっていた奥さんに教えてもらったり、独学でやって身につけてきた。それなりに話せるようになったが、教師はこの部分をきちんと身につけねばならないと本当に思っている。これだけで半期の授業があっても良いと思う。

話の中で、竹中直人さんの芸についても触れる。そう、「笑いながら怒る」である。

http://www.youtube.com/watch?v=Y-OGcBZU66E

この芸は、実はとても難しい。私も一ヶ月ぐらい練習をしてやっとできるようになった。笑っていた先生がそのままで突然怒りだす。子どもたちから見たら相当怖い。

こんな技を持っていたところで、教室で使うチャンスはあるかどうか分からないが、親睦会の一発芸ぐらいにはなるだろう。身につけることを勧めた。

1)については、何を話すのか、という項目も扱った。授業の中と授業の外に分けて、授業の中では指導言について説明。

・指示
・説明
・発問

である。指示の大切さを具体例を使いながらあれこれと話す。学生たちは、発問が大事だと思っているのだが、指示が通らなければ発問なんかできないことが分かっていない。

『今から、端的にこの三つを実演してみましょう』

と言い、やってみた。

『みなさん、窓の外の空を見てください。空は、青いです。では、なぜ青いのでしょうか?』

つまり、

・指示:みなさん、窓の外の空を見てください。
・説明:空は、青いです。
・発問:では、なぜ青いのでしょうか?

という構造になっているのである。指示が通らなければ、説明も、発問も意味をなさないのである。

また、雑談の大事さもあれこれ語った。

教室で、授業中に、職員室で、保護者と。雑談と言うか、余談と言うか、この部分が出来る先生と出来ない先生では、ずいぶん教育のゆとりが違ってくると思っている。

話す、も実に奥が深い。

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