新入生キャンプが終わった
新入生キャンプが終わった。
これで本格的に三期生の大学での生活がスタートする事になる。
オリター諸君の活躍もあり、天候に恵まれた事もあり、学科教員の見えない部分でのサポートもあり、あれこれが結びついて成功裏に終える事が出来た。良かった良かった。
一泊二日を通して、オリターと新入生が成長して行くのが分かるのがこのプログラムである。キャンプの閉会式では、今年もオリターと新入生が泣いていた。これから始まるのに、泣くのである。いかにこの一泊二日に意味があるのかを物語っている。
♦
オリターと新入生のこと以外で印象的だった事は、
・琵琶湖博物館の学芸員の話し
・ドラゴンボート決勝のトラブルと初の優勝
・流行言葉からみる学生気質
である。
♦
琵琶湖はどのぐらいで回れるのかというテーマで学芸員さんが話しをして下さったのであるが、これが良かった。他のお客さんはほとんどいなくて、数人で聞く。私の場合、歩いている時間は26時間で歩ける事が判明。自転車なら余裕で二日で回れる事も判明。
そして、この話しの後様々な質問をした。琵琶湖で危険な箇所はどこか、その理由はなぜか。これに的確に答えて下さるし、そこは未だ解明されていないなんて話や、琵琶湖にまつわるメディアリテラシーの話まで。10分の予定が40分も話をしてくれた。いやあ、琵琶湖は面白い。
専門家から話を聞くのは楽しい。しかし、専門家の話を引き出すインタビューが出来ないと、この楽しさは半減するのだろうなあ。そんな力も付けさせたいものだ。
♦
決勝にまで進出するのだが、どうも勝てないのがいままでのドラゴンボートの結果であった。今年はクラスが念願の優勝。やっぱりうれしい。
その決勝には、教員とタチバルの混成チームも参戦したのであった。タチパルというのは、橘の学生でオーパルでアルバイトをさせていただいたり、自分たちでアウトドアの学びを作る学生サークルである。児童教育学科の三回生が主で、今回のキャンプでも裏方になってあれこれ手伝ってくれていた。
大学に移った四年前に、この新入生キャンプの青写真を描いていたとき、このタチパルのような組織が新入生キャンプを元に立ち上がる事を思っていたが、実現されるのを見てとても嬉しく思う。
で、タチバルが参戦して、スタートダッシュ良く、レースの途中まではトップであった。しかし、突然船が左に蛇行をするのである。何かをと思えば、舵取りが失敗となって、unable to control になってしまったのだ。この時の舵取りはタチパルのリーダのTくん。笑いの神はこのタイミングで下りてきたのだ。
タチパルの諸君は土下座して、泣きのもう一回をお願いしていたが、さすがにそれはなし。主役は一回生である。
で、そんなこともあって、我がクラスは優勝。
なかなかあり得ない展開であった。
♦
流行言葉からみる学生気質については、項を改めて考えてみたい。
♦
キャンプが終わってから二回生、三回生と話をした。
『このキャンプがなかったら、大学一年の生活は随分違ったものになるだろうね』
「先生、違います」
『なに。どう違うの?』
「四年間が違ってしまいます」
『なるほど』
確かにそうかもしれないなあ。
来年は四期生を迎える。
今年の一回生がオリターになる番だ。
学生部委員の任期を終えたので、私が新入生キャンプを担当するのは、これでしばらくおしまい。新しい担当者の下、さらにバージョンアップして行く事でしょう。
楽しみだ。
« 行ってきます | トップページ | 流行言葉からみる学生気質 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント